これまで過去を振り返ることといえば、毎月末の「月刊すたの通信」と、年の最後に出す「総まとめ記事」くらいでした。
でも、最近は以前よりもブログを更新する頻度が上がっているし、もっと頻繁に振り返ってもいいんじゃないかと思っています。つまり、月と年の中間の位置を占めるまとめ記事。
定期的に振り返る
数か月前、当ブログに初めて訪れた方向けに「エントリーガイドツアー 〜はじめてのstarnote*〜」というページを作りました。
エントリーガイドツアー|旅とガジェットとアカデミックな個人メディア「starnote*」 – starnote*
このようなまとめは、いわば「このブログのすべての記事から厳選したまとめ」です。だから定期的にアップデートする必要があるのですが、積極的にしてこなかったのも事実です。(ごめんなさい!)
せっかくなら、追加する記事を選ぶついでに、2018年の上半期のまとめをしておこうと思い立ちました。
いろいろなことがありました
2018年上半期。
たったの半年間ですが、僕にとって大きなできごとがたくさんありました。いうなれば、人生を構成する大切なパズルピースたち。
手に入れたピースをいくつかピックアップしつつ、記事を書いたときのエピソードを交えながら振り返っていきましょう。まずはこの話から。
就活してました
僕にとって、2018年上半期におけるいちばん大きなエピソードは、やはり「就活」です。ブログで報告するのは遅くなりましたが、まずはこの話をしないと他のエピソードにつながりません。
薬学系博士課程に通う大学院生の就活のリアル。 – starnote*
博士課程の大学院生の就活って「厳しそう」というのが、世間一般的な認識ではないでしょうか。学位があってもポストがない、博士の学生を積極的に採ってくれる企業がない、など。
しかし分野にもよりますが、少なくとも薬学系の博士課程においては、「厳しそう」というイメージは当てはまりませんでした。
たとえば、製薬企業は博士向けの枠を確保している会社が多い(むしろ確保していない会社が少ない)。先行して博士に内定を出し、残った枠に対して修士の募集をかけているような印象を受けました。
とはいえ、博士号があるから楽して就活できるというわけではありません。
ハードルとしては学部生や修士の大学院生と同じくらいです。スケジュールは違いこともありますが、選考プロセスは共通であることが多いからです。
それを「厳しい」というのであればそうかもしれませんが、「博士課程に限ったものではない」というのが個人的な見解。
僕の就活スタンスは「波長の合う会社を見つける」ことでした。 – starnote*
新しいカメラ、買いました
大きなできごとが、もうひとつ。
僕は、ブログの記事は「ひとつの作品」だと思って書いています。少し大袈裟かもしれませんが、「心を込めて書いた文章」と「丁寧に現像した写真」と「目を引くアイキャッチ」が三位一体となって読み手の心を動かせればいいな、と考えています。
と、先日の記事で書きました。この中で語った3つの要素のうち、「丁寧に現像した写真」と「目を引くアイキャッチ」の2つは写真に関するものです。
だからブログで使う写真はこだわりたいと思っていて、以前からソニーの「NEX-7」というミラーレス一眼を使っていました。
購入したのは、まだこのブログが生まれていない2012年8月のこと。もう6年も前の話なんですね。それからずーっと、他のカメラに浮気することもなく一途に使っていました。
でもそろそろステップアップしないと自分の成長につながらない気がして、次のカメラを検討しはじめていました。そんなとき、ちょうどいいタイミングで発売されたのが「α7 III」というカメラです。
α7 IIIでめぐる、ながさきカメラさんぽ〈昼〉 – starnote*
予約が開始されてすぐに飛びついた、というわけではありませんが、2週間ほど考えて結局買うことにしました。
それが大正解。ちょうど就活の時期と重なったこともあり、2018年前半は遠出することが多かった。そんなときに「α7 III」を携えて散策するのが楽しくて楽しくて。
「就活ついで旅」のススメ。 – starnote*
ズームレンズキットで25万円くらいする高い買い物です。なので、継続して使うように自分にプレッシャーをかけようと思って、12回払いで買いました。
そうすると、毎月引き落としに遭遇することができる。「今月はその額の価値を生み出すことができたかな?」と振り返ることができる。
でも、そんな心配する必要なかったです。ここまで3か月間、ブログで使う写真をたくさん生み出してくれていますが、どれもきれいな写真ばかり。本当に買ってよかった。
ちなみに。
新しいカメラを買ったからといって、NEX-7の出番がなくなったわけではありません。普段持ち歩くのはコンパクトな方がいいので、パンケーキレンズを装着してバックパックに放り込んでいます。
嵐の前の、長崎。 – starnote*
いろんな場所に出没しています
昨年(2017年)は、泊まりがけで行ったのは五島くらいしかありませんでした。
→ 電気自動車で五島列島・福江島を1周ドライブしてきたよ。写真たっぷり詳細レポート!
これはこれで、旅記事の新しいまとめ方を模索することができました。他のブログで採り入れてもらえるという嬉しいできごともあったので、この記事を書いてよかったと思っています。
それに対して、今年(2018年)上半期はすでにいろいろな場所に出没しており、「TRAVELカテゴリー」の記事は増える一方。この中から、印象の強いものをピックアップしてみましょう。
まずはこれ。
山の頂上にそびえ立つ巨大な構造物。星鹿城山展望台。(長崎県松浦市) – starnote*
インパクトのあるこの建物、山の上にある展望台なんです。クルマ1台がかろうじて通れるくらいの狭い狭い山道を上っていった先にあります。建設するの大変だっただろうな。
行った日の天気がよかったこともあり、絶景をひとりじめしていました。こういうところ行くと、広角レンズが欲しくなります。
それなのに、レンズの前にカメラ本体を買ってしまう始末です。気分で生きてるなぁ。
次はこちらに行きました。NEX-7をメインで携えた、最後の旅。
阿蘇、くじゅう、ドライブ日和。 – starnote*
五島記事の「手書きでまとめる」というコンセプトをさらに昇華させ、「写真に落書きをする」という次のフェーズへ。嬉しいことに、多くの方から好意的な意見を頂きました。ありがとうございます!
この日もまた快晴で、絶好のドライブ日和。しかも、45分間の短い航海ですが、船旅も味わうことができました。
まさに「大自然」という言葉がピッタリで、自然に対する人間のちっぽけさを実感しました。グランドキャニオンとか行ったら圧倒されるんだろうなぁ。
また、「就活ついで旅」として京都や神戸にも足を運びました。
京都・カフェ&ウォーク〈前編〉 – starnote*
神戸北野・ショートトリップ – starnote*
自己分析をする中で自分を見つめ直すことができ、成長することができる。そこに「楽しむ」という要素をプラスすることで、自らの新たな一面に出会うことができるかもしれません。
京都も神戸も、新しく相棒に迎えた「α7 III」を携えて練り歩きました。ファインダーを覗いて、息を潜め、これだ!と思う構図で、タイミングを見計らってシャッターを切る。
自らの目の中に入ってきた美しい景色を100%に近い形で伝えることができるような写真。そんな写真を使って記事を書ければいいなぁと思っています。
次のステップへ
これまで写真にこだわって記事を書いてきました。だから、次のステップとして動画に挑戦したい。
まずは手始めとして、東京に行ったついでにVlogを作りました。
はじめて作った割には、かっこよく仕上げることができたと自負しています! ぜひ上の記事から見てみてください。
2018年下半期は
僕たち研究者は、自らが立てた仮説を実証し、その結果を論文にして広く知らしめる。このようなミッションがあるはずなのに、「知らしめる」部分を軽視しすぎていないか?
というのは、近日出す予定の記事の冒頭部分。2018年下半期は、そのための方法を模索してみたいと考えています。詳しくはまた今度。