ときは1858年。
日米修好通商条約をはじめとする諸外国との条約の締結により、それまで鎖国をしていた日本の港が開かれました。このときに開かれた函館・横浜・新潟・神戸・長崎が「開港五港」と呼ばれています。
そこでは外国の文化が流入し、もともとあった日本の文化と相まって、独特な雰囲気が作られていることが多い。
かく言う僕も長崎に住んでいるので、異国の文化が混じり合った風景は見慣れています。そんな光景が、また別の場所にもあるだなんて、これまで考えたこともありませんでした。
この記事には広告が含まれています。
就活の「ついで旅」
就活していたと報告したのは以前の記事ですが、大阪に行く機会があったので、限られた時間で「ショートトリップ」をやってみることに。
ちょうど、スカイマークの「長崎→神戸」便で神戸空港まで飛ぶことにしていたので、せっかくならと神戸の街を散策しました。
長崎から神戸へ
この日は、長崎空港を7:40に出発する「スカイマーク140便」に搭乗しました。梅雨入り直前の快晴で、飛行機の中からの景色もすばらしかった。
特に、先日訪れた阿蘇の全景を望むことができたのが印象に残っています。
真ん中の噴煙を上げている山が阿蘇山。まわりがすり鉢状になっているのがよくわかりますね。
ちなみに、この2枚の写真はiPhone Xのカメラで撮影しましたが、文句のつけどころのない質感です(上が広角、下が望遠カメラ)。
これ以降の写真は、すべてα7 IIIで撮影しました。
で、朝8時半に神戸空港に降り立ち、ポートライナーで三宮駅へ。4泊分の荷物が入ったキャリーケースをコインロッカーにぶち込んで、北野方面に歩きます。
「シティー・ループ」というバスもあるらしいけど、時間もあることだし歩いてみよう。はじめて訪れる場所は、その土地の空気感を味わいたいので、できるだけ歩くことにしています。
北野異人館は山の麓に位置しているので、三宮駅から歩くと上り坂です。その坂の途中に、それはあります。
スターバックス 神戸北野異人館店
阪神淡路大震災の被害を受けた異人館を移設して、1棟まるごとスタバとして生まれ変わった建物です。コーヒーの香りとレトロな雰囲気がうまくマッチしています。
翌日が面接だったので、異人館周辺を散歩する前に1時間ほど作業して思考を整理しました。面接の前日にこんなところで何やってんだよという突っ込みは、ひとまず飲み込んでくださいね。
とはいえ、翌日以降にエネルギーを残しておかなければならなかったので、このショートトリップでは散策する範囲を「北野エリア」だけに限定しました。面接が始まる前に疲れ切っていたら元も子もないよね。
それじゃあ、そろそろ出発しましょうか。
ノープランで北野エリアへ
僕は計画を立てる前にまずは行動してみる派。だから旅に出るときは、ある程度下調べはしますが、回るコースや食べるものなどはそのときの気分で決めます。
というわけで、スタバを出て何も考えずに坂を上ってきました。
そのまま進みます。
何か見えてきたぞ。
上ってきました。目の前に現れたのは「風見鶏の館」です。
「風見鶏の館」へ
せっかくなので中に入ってみましょう。
入場料は500円ですが、となりの「萌黄の館」とのセット券が650円で売っていたので、こちらを購入しました。
洋館の中って写真撮るの難しい。
「グラバー園に似てる」というのは、いかにも長崎市民な感想です。
空がきれいだ。
「萌黄の館」へ
こちらが「萌黄の館」。かわいらしい黄緑色の建物です。
朝ドラの撮影にも使われたみたいです。が、見てないので「あぁ!あのシーンね!」というような感動は発生しませんでした。
北野天満宮から景色を眺める
景色が一望できるという看板があったので、この急な階段を上ります。
洋風な異人館のエリアに神社があるって、よく考えたらすごいことですね。
で、これが北野天満宮からの眺め。
風見鶏の館のバックには神戸市内が一望できました。いい街だ。
さらに奥へ
北野天満宮を出て、さらに奥に進んでみよう。
デンマーク館があったり————
うろこの家があったり————
倒木に押しつぶされた異人館があったり。
路地の雰囲気は長崎に似ています。
通りに出ました
この通りにも異人館がたくさんあります。余裕がなかったので通りを散歩するだけにしましたが、次に訪れたときは立ち寄りたいですね。
ベンの家。
フランス館。
イギリス館。
最後に
上辺だけをなでたような旅になってしまいましたが、面接の前日だったので許してくださいね。短い時間でしたが、神戸の空気を感じ取ることはできたと思います。
神戸の街はおしゃれで雰囲気もよく、住みやすそうな印象を受けました。今回は北野エリアだけの散策となってしまいましたが、次に訪れたときは南京町やベイサイドエリアにも足を伸ばしてみたいです。あと夜景も!
この日は天気もよく、大きな雲が浮かんでいて写真映えする空模様。α7 IIIのポテンシャルを十分に発揮できました。もっと広角なレンズがほしい!と思う場面が多々あったので、ちょっと検討してみよう。