「どんなことでも楽しまないと損」というのが、僕がいつも大切にしている価値観です。
経験者ならわかってくれると思いますが、就活はつらいです。意味のわからないエントリーシートのために文章を書き殴り、書類選考が通ったかと思うと面接に呼ばれ、思ってもいない言葉を使って自己アピールをする。そして「やっぱり君いらないや」と言わんばかりに容赦なく落とされる。
このようなことを繰り返していると、精神が疲弊して参ってしまうんですよ。なので、就活だからといって必死になってのめり込むのではなく、適度な息抜きが必要だと思うのです。
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僕の就活スタンスは「波長の合う会社を見つける」ことでした。 – starnote*
会社説明会や面接の際には、その企業(または近辺の別会場)まで足を運ぶことがあります。説明会は自腹なことが多いですが、書類選考が通って一次面接に進む頃から交通費が出ます。
会場は東京や大阪であることが多いので、地方からの参加となると数万円の出費が必要です。決して小さな額ではないので、これは非常にありがたい。
「どんなことでも楽しまないと損」
つまり、せっかく時間とお金を使って遠出するなら、就活という苦しいものだけではなく、旅自体を楽しんだっていい。
それに乗じて、「これまで行ったことのなかった場所」や「改めて訪れてみたい街」に行って気分転換をすることで、心の平穏を保つことができる。このように思います。
僕はブログを書いているということもあり、就活のときにはカメラを持って行ってました。そうやって、ついでにネタを集めることだってできちゃう。
京都・カフェ&ウォーク〈前編〉 – starnote*
ちなみに、企業の中には「領収書を提出し、かかった実費を支給する会社」と「住所地からの距離で計算した定額を支給する会社」に分けられます。
自由に旅ができるのは、後者の場合。
なぜなら、飛行機の領収書には搭乗する便が記載されるので、面接が入っていない日の予約を入れるとすぐわかってしまうから。領収書をもらったあとで復路の便を変更するという技も使えなくはないですが、後ろめたい気がするのでやりませんでした。
一方、定額支給の場合は、その旅程は個人の自由です。だから前泊・後泊して旅に出ても全く問題ないはず。人事の方が「ついでにどこかに行くの?」と聞いてくる企業もあるくらいです。
神戸北野・ショートトリップ – starnote*
京都の歴史的建造物や現代的なカフェに触れ、神戸の近代化の軌跡をたどり、東京で新しいことに挑戦する。僕はこのようなことをやってきました。
もし地方からの就活生でなくても、自分の住んでいない地域に行くことがあるでしょう。東京に住んでいる人が関西に行ったり、その逆も然り。地方に行くことだってあるかもしれません。
旅をすることで、凝り固まった思考に新しい風を吹き付けることができるかもしれないし、エントリーシートに書く文章のアイデアが浮かんでくるかもしれない。
「普段旅行することがない人にも強制力がはたらく」というのも、またいいところ。
一見無駄のように思えることでも、やってみたらメリットがあったりするかもしれません。少なくとも「無駄な経験」にはならないはずです。
交通費が支給されるというのは、自分の経験値を上げる絶好の機会だと思うのです。せっかく遠くに行くのなら、その価値を最大化して自分に還元した方がいいに決まっている。
だから僕は、「できるだけ新しいことをする」ということを心掛けていました。
自己分析をする中で自分を見つめ直すことができ、成長することができる。そこに「楽しむ」という要素をプラスすることで、自らの新たな一面に出会うことができるかもしれません。
地方から東京や大阪に行くのは大変。でもせっかく行ったのなら、新しい自分を見つける旅に出てみませんか?