生活に根付かせるしかないよね。
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先日当ブログは8周年を迎えました。
何気なく始めたブログがここまで自分にハマるとは、開設当時は全く思っていなくて、こんなに続く趣味になるとは夢のようです。
とはいえ、8年間ずっと記事を書いていたわけではなくて、挫折・放置していた期間もあったりして。それでも、7年とちょっとはコンスタントに記事を出し続けてきました(開設して2記事だけ投稿して、その後8か月くらい放置していたのです)。
それこそ毎日更新をがんばっていた時期もあったけれど、ほとんどの時期は月に10記事程度。それでも、平日・休日を問わず、ブログに向き合う時間を設けて淡々と記事を量産してきたことに変わりはありません。
ちなみに、コンスタントに記事を出し続けた7年とちょっとのうち、3年間は大学院生、4年とちょっとは社会人でした。大学院生時代にスタイルを確立して、社会人時代はそれをずっと踏襲してきた感じです。
ではなぜ、ここまで継続することができたのか? その理由を考えてみると、以下の5つかなと思いました。
- 楽に文章を出力できるライティング能力を鍛える
これはひたすら書くしかないね。 - 仕事でくたくたにならないように調整する
逆も然りで、仕事にフルコミットした日はブログを書かない。 - 1日の時間の使い方を考える(平日・休日を問わず)
前日から大まかなスケジュールを考えて、頭の中に入れておく。 - ときには自分にノルマを課す
趣味だからといって緩くやっても成長しません。 - ブログを楽しむ
書くためのモチベーションを維持するのは大事です。
1つずつ説明していきましょう。
楽に文章を出力できるライティング能力を鍛える
楽に文章を出力することができれば、文章の集合体である記事を書くためのハードルが下がります。そうなると、コンスタントに記事を量産するのが全く苦でなくなります。今の僕はまさにその状態です。
と、言うのは簡単なんだけど、実際にこのレベルまで自分を押し上げるのは、とてもとてもとても大変でした。解決策は、もう【書き続けて数をこなすしかない】です。以上。
でもそれが大変なんだよね。ブログを始めた最初のうちはうまく文章を書けないから、今では30分もあれば書けるような記事を1本書くのにも、平気で2〜3時間はかかっていました。
そのうえ、できあがった記事を読んでみると、あまりのお粗末さに絶望してしまうほど。こんなに時間をかけてがんばって書いたのに、自分はこの程度しか書けない人間なのかと。直視できないほどの見苦しさを感じたよね。
でも、こうやって自分の状態を客観的に見て、それを「受け入れる」のが、ライティング能力を鍛える第一歩だったのかもしれません。都合の悪い事実からは目を背けたくなるけれども、まずはその状態を受け入れないと次の試行につながらないし、試行を重ねないと成長もないからね。
という感じで、書くのを継続していると、書くことが楽になり、そのハードルも自ずと低くなっていきます。そう信じて書き続けるしかないのです。
仕事でくたくたにならないように調整する
仕事でくたくたにならないようにするのも重要です。
これは僕の持論ですが、1日で使える脳のリソースは有限だと思っていて、仕事が忙しいとそのリソースを使い果たしてしまうんです。余裕がないとアイデアを閃くわけがないし、アイデアベースで0→1の作業を行うブログ執筆なんてもってのほか。
もちろん、仕事にフルコミットしないといけない場面だってあるでしょう。そういうときは、いっそのことブログのことなんて忘れてしまえばいいのです。僕の場合はブログを書くことが生活に根付いてしまっているので難しいですが…!
とはいえ、仕事を全くしないのもよくないです。仕事を通してあらゆる作業に対するモチベーションが惹起されて、自分を集中モードに入れることができる、というメリットもあるからです。だから、脳のリソースを使い果たさない程度に仕事をして、モチベーションを維持しつつ、ブログにも向かうと。バランスが大事ですね。
個人的には1日で使える脳のリソースは有限だと思っていて、仕事が忙しいと使い果たされてしまうんだよな。でもその状態はヘルシーじゃないし、余裕がないとアイデアも思いつかない。ブログを書くためのリソースも残しておきたいから、ある程度セーブしながら働くのがいい。
— Yusuke Miura, PhD / starnote* (@info_starnote) July 26, 2023
1日の時間の使い方を考える(平日・休日を問わず)
1日をぼーっと過ごさないために、時間の使い方を考えるのもとても重要。
平日は仕事をしているので、会議が入ったり作業に没頭したり、時間の使い方を考えやすいです。在宅勤務の場合だと、朝から19時くらいまで仕事をして、残った時間をブログに回しています。
上記のように仕事にフルコミットした日はブログを書かずにのんびりしているけれども、それ以外の平日は何かしらブログ関連の作業(写真の現像なども含む)をしていることが多いかな。
終業後の時間しかないので、1日で記事が上がることは非常に稀です。勢いで文章を書き連ねたような記事は1日で上がるけれど、ほとんどの記事は2〜3日に分けて書いています。
一方、休日の場合は、時間の使い方をちゃんと考えないと、気づいたら1日が終わってしまいます(そして、何もしなかったことに対する後悔に苛まれる)。だから、例えば金曜のうちに土曜日の過ごし方を考えるようにするのです。
1日家に篭もってブログを書くぞと決めている場合、以下のような流れにすることが多いです。
時間 | 作業内容 |
---|---|
午前中 | 記事用の写真をまとめて撮影、編集 |
午後〜夕方 | 休憩しつつ、のんびりと文章を書く |
夜 | 仕上げ、公開、余裕があれば次の記事を書き始める |
うちのリビングは南東の角にあるので、自然光で写真を撮るためには午前中に済ませる必要があります。なので、起きてシャワーを浴びたら、まずはダイニングテーブルで撮影会です。その後、のんびりと文章を書いたり、サムネイルを作ったりして、夜には公開という流れ。
ときには自分にノルマを課す
最近は2〜3日に1記事というリズムが合っているし、それが深いレベルで生活に根付いているので、大きなノルマを課しているわけではありません。でも、根付くまでは大変でした。
だから毎日更新することにチャレンジしていた時期もあって、今振り返ってみると、それが記事を書くハードルを大きく下げてくれました。
僕はコツコツと継続することに苦手意識を感じながらも、結構ストイックな部分もあるんです。だから、毎日更新すると決めたら必ずやる。自分で決めたルールだから、どんなに疲れていても何かしら更新する。こういうことを大学院生〜社会人にかけて4か月くらいやったのかな。
こうして、社会人に切り替わる時期に毎日更新をチャレンジしたのはよかったかもしれません。大学院は仕事より全然緩かったので、その感覚のままで社会人になると日々の生活が大変すぎて、ブログを放置する可能性だって十分にあったわけで。
だから、仕事で疲れていても強制的に記事を書くルールにしてしまう。趣味だからといってひたすら緩くやるのではなく、ときには自分に厳しくする。そういうのが必要なタイミングもあるはずです。ずっとやってたいら疲弊してしまうので、期間を決めてピンポイントにやるのがいいですね。
ブログを楽しむ
そして一番重要なのは、ブログを楽しむことです。これは本当に重要。
当然ですが、モチベーションがないと継続できません。楽しまないとモチベーションなんて上がるわけがないし、楽しくないことを継続するのは時間の無駄です。だからブログを書くのが楽しくないのなら、継続するのは難しいでしょう。
楽に文章を出力することができると、書くことが楽しくなってきます。そのうえ、写真を撮ることも楽しく感じられたら、記事を書くハードルはゼロですね。あらゆるものについて語りたくなって、その結果、ネタに困ることなく、いろんな記事を量産できるようになります。
いつかの記事でこのように書きました。今でも同じことを思っているので、ちょっと長いですが引用します。
(ブログを)書き始めたのはいいものの、文章を書くということに不慣れであったため、1記事を仕上げるのに大変な労力と時間がかかった。執筆に慣れた今の視点で見返してみると大した記事ではないけれど、それでも当時の自分にとっては大変なことだった。
そこで気づく。全体を通して意図が一貫した文章を書くということは、とても頭を使うことではないか。一文一文だけでなく、文章全体を通して矛盾や破綻がないようにまとめなければならない。一文の文法や言い回しにも配慮しつつ、全体を俯瞰的に見たときのその文の役割も気にしながら、文章全体として同じ方向を向くように意識して、キーボードを叩く。
重要なのは、僕はこの作業を大変だとは思ったけれど、決して嫌ではなかったということ。むしろ楽しいと思えたのだ。
そうか。文章を書くのは楽しいことなんだ。好きこそものの上手なれと言うことだし、楽しいと思えるのであれば、ある程度の能力が身につくまで続けてみたら、新しい視点が身につき、新しい世界が見えるかもしれない。その先にはきっと、もっと楽しい何かがある。
これこそが、飽きっぽい性格の僕がブログを5年間も継続できた理由だ。本質はかなりシンプル。文章を書いて記事をまとめ上げることを「楽しい」と思うことができた。そして、それを極めてみようと思った。それだけのことだ。
▶ 飽きっぽい僕がブログを5年も継続できた理由と、その先にあった世界
そうです、楽しいと思えたからこそ継続できているし、仕事で忙しい中でも記事を書くためのモチベーションを維持することができているのです。ここまでいろいろと書いてきたけれど、これこそが本質。
まとめ
最後にもう一度まとめておきましょう。
趣味のブログをどうやって仕事と両立するか?と聞かれたら、僕なら以下の5つのコツがあると答えます。
- 楽に文章を出力できるライティング能力を鍛える
これはひたすら書くしかないね。 - 仕事でくたくたにならないように調整する
逆も然りで、仕事にフルコミットした日はブログを書かない。 - 1日の時間の使い方を考える(平日・休日を問わず)
前日から大まかなスケジュールを考えて、頭の中に入れておく。 - ときには自分にノルマを課す
趣味だからといって緩くやっても成長しません。 - ブログを楽しむ
書くためのモチベーションを維持するのは大事です。
その中で一番重要なのは、やっぱりブログを楽しむことかなーと思います。楽しいことじゃないとやってられないし、楽しくないことをやる意味もありません。
ブログに対して楽しさを感じていないのであれば、遅かれ早かれ破綻するのは目に見えています。もしブログを始めたての方がこの記事に辿り着いて読んでいただいているのなら、書いていて楽しいかどうか、自分に聞いてみるのもいいかもしれません。
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