メリットしかない。
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600記事書いてきました
2015年7月に開設したこのstarnote*も、おかげさまで先日600記事を超えました。
その600記事の中には、今となっては全く読まれない記事、読む価値もない記事がたくさん埋もれていますが、削除や修正することもなくそのままにしています。なぜなら、投稿した時点でひとつの「作品」を作り出したのであって、その作品を積み重ねることを目的のひとつとしてブログを書いているからです。
6年弱で600記事、すなわち平均して1年あたり約100記事というのは、ブロガーとしては少ない方かもしれません。しかしながら、こうして600記事書いたという絶対値は揺るぎないものであり、その中で蓄積された経験もそれなりにあります。
そこで、この記事では600記事あまりを書いてきた経験をもとに、「ブログを書くこと」あるいは「ブログを継続すること」のメリットについて考えます。
7つのメリット
思いついたメリットは7つ。小出しにしてもしょうがないので、結論からご提示します。
- 文章力が上がる、文章を書く時間が短くなる
- タイピングが早くなる —— タッチタイピングを含めて
- 暇を持て余さなくなる
- 自分の興味・関心に軸を通すことができる
- そのときの思考を記録することで、忘れても振り返ることができる
- 誰かの役に立つことができる
- 自己肯定感が上がる —— 継続したことの達成感、成功体験
文章力が上がる、文章を書く時間が短くなる
ブログを継続する上ではひたすら文章を書くので、自ずと文章力が上がります。どの程度のレベルに達することができるかは元来持っていた能力やセンス次第かもしれませんが、少なくとも継続したら慣れてきます。
僕も最初のうちは頭から全く文章が出てこなくて、1000字の記事を書くのに2時間かかる、何度も書き直す、それなのに分かりにくい文章しか書けない、など四苦八苦していました。しかし、執筆を継続するうちに最初から完成系の文章が出てくるようになり、文章を書く時間が短くなりました。
とはいえ、まだまだ成長の途中なので僕にももっと改善の余地はあるでしょう。偉そうに文章力が上がるとかほざいているくせに、他人が読んだら読みづらい文章なのかもしれませんね。こればかりは自分ではなんとも言えない。
重要なことは、ただ漠然と書くのではなく、文章力を上げるんだという目的意識を持って取り組むことです。文章を書くのと話すのとは使う能力が異なるので、何気なく話すのと同じ感覚で言葉を出していくのはまずいです。
いずれにせよ、継続する中で「自分のスタイル」が確立されていくので、まずはそのレベルに達することを目標にすればいいです。
タイピングが早くなる
上の「文章を書く時間が短くなる」とも関連しますが、ひたすらキーボードを叩いていると、気づいたらタイピングが早くなってました。また、キーボードを見ずに文字を入力するタッチタイピング(ブラインドタッチ)も、気づいたらできるようになっていました。
タイピングを練習するアプリもありますが、そのようなアプリを使ってもひたすら打ち込むだけで何も残らないんですね。せっかくなら「ブログを書く」という実践で鍛えた方が、タイピングも早くなるし、打ち込んだ内容も記事として残るし、そしてそれが誰かの役に立つかもしれないので、効率がいいと思います。
暇を持て余さなくなる
これはマジです。むしろ休日なのに時間が足りない〜とか言い出します。
ブログを始めた当初は1記事を書くのに時間がかかるので、隙間時間に書いていたら2〜3日かかったりします。もちろんYouTubeなど見てる時間なんてなく、ひたすら頭を使って記事を書いていたら時間が溶けています。
その後、慣れてきたら1日の隙間時間で1記事書けるようになります。慣れと同時に、頭を使いながら記事を書くのが楽しくなってくるので、空いた時間はずっとブログの執筆に充てるようになります。だって楽しいから。もうブログ中毒です。
さらに末期になると、他にやるべきことを犠牲にしてまでブログに時間を割こうと思うようになります。ここまでなれとは言いませんが、ブログを継続していると暇な時間なんて一切無くなりますよ。
自分の興味・関心に軸を通すことができる
これは書く内容によるかもしれませんが、僕のようなライフスタイル系ブログ(という名目の雑記ブログ)を書いていると、自分が興味・関心を持った全てのことが「ブログのネタ」になるんです。そのため、例えば新しいことに手を出たときにそれをブログに書くことで、ブログを介して他の興味・関心をつなぐことができるのです。
それにどのようなメリットがあるのかというと、たぶん書き手の自己肯定感を上げることにしかメリットはありません。僕はガジェット、車、インテリアなどに興味がありますが、これらに軸を通したところで全てが刺さる人なんてたかが知れているでしょう。だから読み手に対するメリットは少ない。
でもそれでいいんです。なぜなら、自分のためにブログを書いているから。好奇心旺盛で、いろいろなことに興味を持ちがちな人ほど、ブログという軸を通すことで自分の興味・関心を一か所にまとめることができます。それがコンテンツとなり、一部でも誰かの役に立つのなら、それでいいじゃないですか。
そのときの思考を記録することで、忘れても振り返ることができる
僕がブログを書く目的は「思考と体験のアーカイブを作ること」であると、以前書きました。
こうやってサーバーの中に自分の言葉や撮った写真を蓄積していく。言わば「思考と体験のアーカイブ化」。その時々で考えたことや体験したことを書き連ねていけば、数十年後は立派なアーカイブとなっているはずだ。未来の自分に向けたタイムカプセルのようなものか。
→ 僕がブログを書く目的は、思考と体験のアーカイブを作ること
そのときに考えたことや感情は、しばらくすると頭の中から消え去ってしまいます。それが自分にとって大切な思考や感情であっても、必ず色褪せていく。それって勿体ないなあと。
いい思い出はすぐ忘れるのに、悪い思い出は記憶に残りやすいと言うじゃないですか。だから「いい思い出」側の思考は積極的に記録していく必要があると思うんです。例えば旅の記録であっても、ガジェットを買った感想であっても、そのときに自分が思ったことは一律に尊いものなので大切にしたい。だからブログに書いて記録するんです。
誰かの役に立つことができる
自分の思考や体験をWeb上で公開することで、誰かの目に留まります。ブログを開設した当初はあまり読んでもらえないかもしれないけれど、継続するうちにドメインの力が上がり、多くの人の目に留まるようになります。そしてそれがシェアされることでさらに多くの人のもとへ。
ただ読むだけの通りすがりの人もいるかもしれませんが、縁あって記事を気に入ってくれる人も出てくるし、感謝の言葉を頂くこともあります。読んでくれた全員に対してというわけではありませんが、少なくとも数%の人には役に立つことができているんです。とても光栄なことです。
文章力を上げたり自分の興味・関心に軸を通すことが当初の目的だったのに、継続しているうちに気づけばどこかの誰かの役に立っている。本当にほんの少しですが、社会貢献できていると思うんです。
自己肯定感が上がる
このように誰かの役に立つ経験を繰り返すことで、自ずと自己肯定感が上がってきます。僕はもともと自分の考えに自信を持つことができない人間だったのですが、ブログを通して発信し誰かの役に立つことで、少しずつ対外的に自分の意見を言うことに慣れてきたように思います。
それでもまだまだ実生活や仕事において「積極的に意見してやります!」という心意気には程遠いですが、少なくともこのstarnote*という場では思っていることを好き勝手言えるほどのメンタルを身につけることができました。
そして、今年の3月からはYahoo! クリエイターズプログラムでも記事を書いており、継続してきた活動が対外的にも認められたことで、これまで続けてきたことは正しいかったんだという自信にもつながりました。いろいろタイミングに恵まれていただけかもしれませんが。
このようにちょっとした成功体験を積み重ねることで、自己肯定感を上げることにつながります。ね、ブログを書くっていいことでしょう?
まとめ
6年弱かけて約600記事書いて分かった「ブログを書くメリット」について考えてきました。繰り返しになりますが、そのメリットとは以下の7つであり、今の僕自身を形成する大切なピースとなっています。
- 文章力が上がる、文章を書く時間が短くなる
- タイピングが早くなる —— タッチタイピングを含めて
- 暇を持て余さなくなる
- 自分の興味・関心に軸を通すことができる
- そのときの思考を記録することで、忘れても振り返ることができる
- 誰かの役に立つことができる
- 自己肯定感が上がる —— 継続したことの達成感、成功体験
と、これだけメリットがあれば辞める理由なんて全くないので、これからも続けるつもりです。ただ、全力投球するのではなく、これまでと同様にゆるーくやりたいと思っています。