なぜか出番が少なくなるんですよね。
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昨年8月に買い戻したiPad mini 6、実はあまり使うタイミングがありません。
普段使いのタブレットとして、11インチiPad Pro(2018年モデル)とiPad mini 6の2枚を持っていますが、なぜが11インチiPad Proの方が出番が多いんですよね。2枚ともデスクの上に置いていつでも使える状態にしているにもかかわらず、です。
なぜそうなるのか、ちょっとだけ考えてみます。もちろん個人的な意見なので異論はいくらでも認めますよ。
iPadの使い道は?
そもそも僕の主なiPadの使い道は、以下のような感じ。
- Safariでブラウジング
- Reederで購読ブログをチェック
- dマガジンで雑紙を読む
- YouTube動画を見る
- ブログの下書きをする
ブログの下書きはMagic Keyboardを使うので、iPad mini 6ではほとんどやりません。それ以外は、11インチiPad ProもiPad mini 6も同じ使い方をしていて、意識的な使い分けはしていない状態です。そのときの気分や状況に応じて、ちょうどいいサイズのiPadを手に取るようにしています。
このように、ふんわりとした2台運用を5か月間続けた結果、気づけば11インチiPad Proばかり使っているのです。
中途半端な画面サイズ
なぜそうなったのか考えてみると、iPad mini 6の画面サイズが原因ではないかと思いました。画面の小ささがiPad miniの最大の特徴なので、こんなことを言い始めたら元も子もないのは承知の上です。
それでも、上記のような使い方をするにあたって、僕にとってはiPad mini 6の画面サイズは中途半端で使いにくいと感じてしまいます。
例えば雑紙を読むとき、iPad mini 6を横持ちして見開きで表示しても、まともに文字なんて読めたものではありません。だからといって縦に持つと一覧性が悪いしページ送りが増えてしまいます。
また、Webサイトを閲覧するときも11インチiPad Proを横持ちした方がしっくりくるんです。そもそもタブレットのUI自体が大きな画面を前提としてデザインされているから、iPad mini 6で見ると無理矢理小さくした感じがあって、タップしにくいのです。
ブログの下書きも、もちろん画面が大きい方が一覧性がよく、前後の文脈を捉えやすいので、書きやすいです。そのうえ、文章を書くのはMagic Keyboardありきなので、iPad mini 6を選ぶ理由がどこにもありません。ただ、ブログはほとんどMacで書いているので、11インチiPad Proを使う場面も多くないですけどね。
唯一どちらのサイズでもいいと思えるのはYouTube動画を見るときくらい。iPad mini 6の方が細長いディスプレイを搭載しているから、16:9の動画を見るときは黒塗りになる部分が少なくて好きです。
と、使っているうちに抱いた感想を総合すると、iPad mini 6の画面サイズは中途半端なんです。オリジナルの9.7インチ、その流れを汲む11インチがiPadの基準となっていることを踏まえると、無理矢理小さくした感は否めません。
そして、確かにサイズが小さいことはメリットだけれども、その結果画面まで小さくなって使いにくいのだったら、多少なりともカバンの中を整理して11インチを持っていくよと。重量の差も170g程度なので、バックパックに入れたら誤差の範囲内です。
このように思っているからこそ、使用頻度に差が生まれるのかもしれません。
iPhoneにも勝てない
そして、iPad mini 6をさらに中途半端な存在にしているのが、iPhoneの存在。僕はiPhone 12 Pro Maxを使っているため、例えば電車の中で使うのはiPhoneで十分。わざわざバックパックの中からiPad mini 6を取り出すよりも、ポケットの中に入っているiPhoneを使う方が早いのです。
そして、iPhone 12 Pro Maxの画面サイズは決して小さくない。だから、「常にポケットに入っているiPhone 12 Pro Max」と「わざわざバックパックから取り出して使うiPad mini 6」だと、そりゃあiPhoneの方を手に取るでしょう。
ただ、スペックはiPhone 12 Pro Maxの方が若干劣ります。けれども、上記のような使い方において差を感じる場面は皆無と言っても差し支えありません。
というように、バックパックから取り出すという手間がかかる割には、その手間をかけるだけの恩恵が得られない。だからいつもiPhoneの方が勝ってしまう。僕はそう思っています。
もちろん、もっと小さなiPhoneを使っていたら、iPad mini 6をバックパックから取り出す意義があるかもしれません。でも、僕の環境では中途半端な存在になってしまうんですよ。
画面サイズによる棲み分け
結局のところ、画面サイズによる棲み分けの話に帰着します。
自分が使っている他のデバイスとの差が大きくなればなるほど、そのデバイスの価値は上がるはずです。だから例えば、iPhone 13 miniとiPad mini 6の2台体制だったら、画面サイズが大きく異なるので、iPad mini 6も重宝すると思うのですよ。
一方で僕は、iPhone 12 Pro Max、iPad mini 6、11インチiPad Proと、画面サイズを3段階で細かく刻んでしまった。だからこそ、真ん中にいるiPad mini 6が中途半端な存在になってしまい、他の大小2つよりも明らかに出番が少なくなってしまったのです。
そもそも、iPhone 12 Pro Maxと11インチiPad Proの2台があったところに、iPad mini 6を差し込んだのが間違いだったのかもしれません。2台でうまく回していたのに、余計な選択肢を加えてしまいました。
そして、11インチiPad Proの方が、Magic Keyboardなどのアクセサリも充実しているし、ソフトウェア的な機能にもアドバンテージがあります。特に、iPadOS 16で登場したステージマネージャーを使ってウィンドウを重ねられることにすっかり慣れてしまい、従来の表示しかできないiPad mini 6ではもどかしい思いをしてしまいます。
だから結局のところ、iPhone 12 Pro Maxと11インチiPad Proの2台体制がいちばんいいのではないかと思っています。個人的にはね。
iPad mini 6もあるけど、結局11インチiPad Proばかり使っちゃう
という感じで、いますぐiPad mini 6を手放すような話ではないけれど、僕の環境だと11インチiPad Proの方が使いやすいiPadだったという話でした。
ちなみに、iPad mini 5も手放しておらず、寝室用のiPadとして余生を過ごしてもらっています。むしろ、日々の使用頻度は6よりも5の方が高いくらい。
このことからも、用途を与えればiPad mini 6にも活躍の舞台があると思っています。今は11インチiPad Proと同じような使い方をしているからこそ霞んでしまうのであって、何か別の用途を見つけられればいいはずなんです。
とはいえ、これといった用途が思いつくわけでもなく。あまりいないかもしれないけれど、iPad mini 6と11インチiPad Proを両方使っている人がいたら、どうやって使い分けているのか教えてもらいたいくらいです。