もうしばらく続投です。
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MAZDA CX-60が納車されてから2年半が経ち、車検が半年後に迫っています。
果たして、このまま1回目の車検を通すのか、それとも車検を通さずに乗り換えるのか。仮に買い替える場合、車検までに納車を間に合わせるためには、そろそろ決断しないといけません。
いろいろ考えて、今回は車検を通そうという結論に達しました。その「いろいろ」の部分をこの記事に書いていきましょう。
乗っているCX-60の詳細
僕が乗っているCX-60の詳細は以下。
- グレード:XD-HYBRID Premium Modern
- ボディカラー:ロジウムホワイトプレミアムメタリック
- 登録:2023年1月
- 走行距離:25,000kmあまり
最上級のPremium Modernという白内装のグレードで、ボディカラーも白にしたので、かなりギラギラと高級感があります。この内外装はとっても満足していて、ステアリングを握るたびに所有する喜びを感じさせてくれます。
2年半で走行距離は25,000kmあまりと、多くも少なくもなく、標準的な範囲内。それなりに遠出はしているけれども、以前CX-5に乗っていたときのように、実家のある長崎まで何往復もするみたいな、ぶっ飛んだ使い方はしていません。これからやるかもしれないけど。
そして、維持費については以前まとめました。
ざっくり言うと、ローンについては5年間の残クレ「マツダスカイプラン」で組んでいて、年間の支払いが80万円ほど。それに自宅駐車場や自動車保険、使用するだけかかる燃料代や高速代、あとは税金などがかかります。合計して年間で150万円くらいの出費です。
マツダスカイプランは他メーカーの残クレと比較して制限がかなり緩いようですね。基本的にいつ手放してもいい。月間の走行距離も設定されているけど、あくまで目安であってそれによる縛りはありません。完全に「残債をどう処理するか?」の話でしかないんですよ。
そのため、5年プランで組んでいても、3年時点の車検で手放すのも全然OK。このあたりはオーナーの裁量に委ねられています。
CX-60の年間維持費についてはこちらの記事を。このときはスタッドレスタイヤを買ったからちょっと高いけど、それ以外は今も同じくらいです。
買い替えの候補をいろいろ考えてみた
とはいえ、車検というのは一つの節目でもあります。CX-60を手放して、次のクルマに乗り換えるタイミングとしては妥当。なので、現実的に買えそうなクルマをいくつか検討してみました。
上限として設定したのは「1000万円以内で、購入と維持の両方が現実的な範囲」という条件。これを超えると、いよいよ現実感がなくなってくるので。
その条件下で「ちょっといいかも」と思えた候補は以下のとおり。
- レクサス RX500h F SPORT Performance
- ボルボ XC60
- MINI JCW カントリーマン
- そして、もう一度 マツダ CX-60
選択肢としては悪くない。でも、どれも最終的には決め手に欠けてしまいました。
どの車にも「あと一歩足りない」と感じてしまう
たとえばRX500h。これらの候補の中では一番魅力的なんだけど、900万円という価格に対して、車そのものの価値がそこまで届いていないんじゃないか? という印象を拭えなかった。
もちろんディーラーの手厚いサービスやブランド体験まで含めて考えれば理解はできる。でも、あくまで「クルマ本体の質と価格の釣り合い」で考えると、600〜700万円が妥当じゃないかなというのが正直な感想。味付けの違いはあれど、本質はTNGA GA-Kプラットフォームでしかありません。
ボルボXC60も、価格に対してスペックが物足りない。FFベースであることに加えて、装備の割に価格が上がりすぎているように感じた。内装の質感はいいんだけどね。しかも、お隣さんが乗っている車というのも個人的には避けたい理由の一つ。
MINI JCW カントリーマンは車としては好きだけど、義両親が乗っている車と同じになるのがちょっと気まずい。いくらJCWでキャラが違うとはいえ、完全一致は避けたいという気持ちが強かった。
じゃあ、今のCX-60を乗り続ける? それともまたCX-60を買う?
そんなこんなで残った選択肢が、まさかのCX-60を乗り続けるか、CX-60を買い直すか、という無限ループ。
でもね、冷静に考えてみると、今のCX-60って、かなり「絶妙な買い方」ができていたんですよ。
- 前に乗っていたCX-5の下取りがめちゃくちゃよかった
- 車両価格も今より30万円ほど安かった
- 金利が1.99%だった(今は2.99%)
- そのため、最上級グレードを選んでも、費用が抑えられた
仮に今、同じグレードのCX-60を新車で買おうとすると、確実に支払額は上がります。さらに言えば、今のCX-60の下取り価格は残債を若干下回っているので、ディーラーのキャンペーンや担当さんの頑張りがないと、差額を持ち出す必要も出てくる。
そして、車検にかかる費用は思ったより少なかった
じゃあ、このまま乗り続ける場合、車検が一つのハードルになるのか?と言えば、実はそうでもないんです。
このクルマは5年のマツダスカイプランで購入していると書きました。それに合わせて、最初に購入したメンテパックも5年にしています。その中には1回目での車検整備費も含まれていて、実際にかかるのは自賠責や重量税などの諸費用のみ。
ざっくりとした見積もりでは、全部込みで5万円ちょっと。それなら、「車検=出費」という固定観念をそこまで大きく捉えなくてもいい気がしてきた。そろそろ来そうな大きな出費という意味では、バッテリーやタイヤの交換があるけど、まだまだ全然大丈夫そう。
だから、とりあえず車検を通しておいて、もう少し状況が変わったときに手放す選択肢も全然アリなんじゃないかと。もはや車検を節目に考える必要がありません。
今のCX-60に満足している
そもそも、僕はいま乗っているCX-60に大きな不満を感じていないんですよ。
白のボディに白の内装。Premium Modernという最上級グレードらしい「優しい高級感」があって、運転するたびに「この車、やっぱり好きだな」と思わせてくれる。
走りも十分に満足していて、直6ディーゼルとマイルドハイブリッドの組み合わせは、街乗りでも高速でも頼もしい。直進安定性が高くて、長距離でもあまり疲れないんです。雪道も難なくこなしてくれて、しかも燃費もいいから、年間を通じて不満を覚える瞬間がほとんどない。
つまり、これといって気になるところがない。だからこそ、乗り続けようという判断に自然と傾いたんです。
改良型は別物だけど、買い替える理由にはならなかった
ただ、気になっている部分がないと言うと嘘になります。先日、タイヤ交換のついでに改良型のCX-60に試乗したんですよ。XD-HYBRID Trekkerという特別仕様車で、街中を20分ほど。
走り出してすぐ、「あ、これは別物だ」と思った。段差のいなし方がまるで違うし、エンジン再始動時の振動もほぼ気にならない。停止直前のトランスミッションのガシャガシャ音もかなり軽減されていたし、ステアリングも軽やか。静粛性も微妙に上がっていて、「いろんなところがちょっとずつ洗練された」感覚がありました。
たしかにこれは魅力的だな、と素直に思ったんです。初期型とは全体の印象が違う。でも、その違いって突き詰めると「変わった部分が目立っただけ」なんです。
CX-60という体験全体を100%としたときに、改良が影響しているのはせいぜい10〜20%くらい。残りの80〜90%は、どのCX-60でも変わらない部分で構成されている。たとえば美しいデザインや、どっしりとした走り、安定性、燃費、そして何よりも「この車と過ごす日常」そのもの。
そういう意味で、僕にとって今のCX-60に満足度しているし、改良型との違いを知った上で「今のCX-60のままでいい」と思えたんです。予算的にもね。
改良型に試乗したときの感想を書いた記事。試乗した直後に率直な感想を書いています。
もうしばらく、このCX-60に乗ります
だから、今回はとりあえず車検を通すことにしました。
改良型に買い替えてもいいとは思ったけど、「今じゃなくてもいい」という判断に落ち着いた。それくらい、今乗っているCX-60に満足しているし、維持費や車検の条件も悪くない。
マツダスカイプランの柔軟さもあって、いつでも乗り換えられるという気楽さもある。だからこそ、車検というタイミングにこだわらず、「次のタイミング」が来たときにまた考えればいいんじゃないかと思っています。
急ぐ理由もないし、焦る必要もない。いまのCX-60と、もう少し一緒に走ってみようかなと。