初期型も全然いいやん!
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タイヤ交換ついでに試乗してきた
昨日、MAZDA CX-60のタイヤ履き替えのためにディーラーに行ってきました。
冬タイヤから夏タイヤに戻す作業なのですが、ディーラーで3,740円でやってもらえるんですよ。オートバックスとかでやるより全然安いし、ディーラーの信頼感もあるので(そして日程も多少わがままが通るので笑)、いつもディーラーでやってもらっています。
自宅のテラスに積み重ねた夏タイヤを、朝から車に積み込みます。家から駐車場が遠いマンションはこういうときに大変ですね。自宅と車を4往復して重いタイヤを車に積み込みました。そして、ディーラーに行く前にサクッと洗車して、冬タイヤにこびりついた融雪剤やブレーキダストをきれいにしておきます。
ディーラーでの作業は1時間くらいなのですが、待ち時間に改良後のCX-60に乗せてもらえるように調整していました。そうですよ、CX-60には先日改良が入って、乗り心地を中心にアップデートが入ったのです。
試乗車はXD-HYBRID Trekker
僕がお世話になっているディーラーにあった試乗車は、CX-60 XD-HYBRID Trekkerという新グレード。Exclusive Sportsという上から2番目のグレードをベースにした特別仕様車です。お値段552万円ほど。色はジルコンサンドメタリックで、ちょうど公式サイトに載っているこちらの仕様そのままの車両でした。

改良版に乗ってみたら、たしかに別物感
僕が乗っているCX-60は、デビュー直後に契約した初期型モデル。納車自体はいろいろな兼ね合いで2023年1月にしてもらいましたが、初期型と言って差し支えない仕様です。細かい荒さはあるけど、それも含めて気に入って乗っています。
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この改良版のCX-60、20〜30分くらい適当に走ってきていいですよと言われたので、日常の街中での走行シーンを試してきました。この時間で高速やワインディングまでは行けないので、日常生活というレイヤーで初期型と比較してやろうと。
改良版で走り始めた第一印象は、思っていた以上に上質になり、「初期型とは別物だ…!」と思いました。先日CX-80にも乗りましたが、それに結構違い感じ。でもCX-60ならではのスポーティーさもしっかり残っていて、これは楽しい車に仕上がっているぞと。
車格が上がったとまでは言わないまでも、ドライバーに伝わっているあらゆる情報がマイルドになったような印象。もちろん同じ車なので車幅感覚とか運転の基本となる部分は全く同じなのですが、車の内部から発せられる情報が丸くなったなと。
どんなところが変わった?
たとえば、段差を超えたときのショックがふわっと和らいでいる。突き上げの角が取れていて、ああ確かに乗り心地よくなってるな、とすぐに分かる感じです。
エンジン再始動時の振動も、初期型と比べるとかなり穏やか。初期型の納車当初は体でしっかりと感じるほどの振動がありましたが、それはいつかのソフトウェアアップデートで制御が変わり、かなりマイルドになりました。改良版は、それよりもさらに振動が抑えられており、ほとんど気にならなくなっています。これはいいぞ。
そして、停止直前にはトランスミッションあたりからガシャガシャと変な音がするのですが、それがほとんど消えていますね。30分くらい走ったけれど、聞こえたのは1〜2回くらいだったと思います。これに関しては、ソフトウェアアップデートでどうにもならないハードウェアの問題のようでして、初期型オーナーとしては羨ましい。
ステアリングも軽くなっていて、取り回しがしやすいです。特に、交差点での右左折や、駐車場内のちょっとした方向転換で実感しました。静粛性も微妙に上がったような気がするし、エンジン音の聞こえ方も少し変わったような……とにかく全体的に “洗練された” という印象。
でも、初期型だって全然悪くない
この試乗の間、「これはすごい、全然違うぞ」と思っていたんですよ。でもその後、夏タイヤに戻した自分のCX-60(初期型)に乗ってみたら、なんだかホッとしたんです。
たしかにステアリングは重い。でも、それが僕の中でのCX-60のキャラクターというか、どっしりとした走りの手応えから感じる高級感もあるじゃないですか。
乗り心地も全然いい。事実、初期型と改良版の差よりも、夏タイヤと冬タイヤの差の方が大きいですよ。そのくらい、微々たる差の中でみんなあれこれ騒いでるんです。それだけCX-60に対する期待の裏返しなんだろうけど、そんな感情論よりも、「客観的に見てどうなのか?」の方が重要じゃありませんか?
「CX-60という体験」はあまり変わっていない
確かに僕も改良版を試乗しているときは、「別物だ!」という感想だったけど、冷静に振り返ると「変わった部分が目立っただけ」です。
つまり、「CX-60という体験」を全体としたときに、今回の改良版で変化した部分は、せいぜい1割あるかないか。変化した部分だけに着目すれば大きなものになるのは当然だけれども、重要なのは「どこに着目するか?」「どのような観点で評価するか?」でして。
僕は車好きであると同時に、その車でどのような体験ができるか?の方がもっと重要だと思っています。そういうスタンスで初期型と改良版のCX-60に挑んだとき、体験、大して変わらないと思うよ。つまり初期型も全然いい。
要するに——
- 美しい外観
- 整った内装
- 直6ディーゼル+マイルドハイブリッドの運転の楽しさ
- 高速道路での安定性ゆえの疲れにくさ
- ワイディングでのコントロール性
- 雪道の安定性
- 燃費のよさ
といった、CX-60の全てを引っくるめたときに、今回の改良におけるインパクトは「そこまで大きくない」という結論に達しました。だからこそ、初期型も全然いいし、今すぐ買い替えるほどの理由は見当たりませんでした。
まとめ:改良版もいいけど、初期型もまだまだ魅力的
とはいえ、今回の改良で乗り心地や静粛性が確実に向上しているのは事実です。これからCX-60を検討する人にとっては、かなり魅力的な選択肢になっていると思います。
でも、僕のように初期型に魅力を感じて乗っている人にとっては、「そりゃ変わってるけど、今のままでも全然いいじゃん」と思えるくらいの違いなんじゃないかなと。
少しずつ洗練されていくのも車の魅力だけど、最初に惹かれた “あの感じ” もやっぱり捨てがたいんですよね。自分の車に戻って、いつもの道を走ったときに「あ、これこれ」と思える感覚。そう思えるうちは、まだまだこのCX-60と付き合っていけそうな気がしています。
ちなみに、今CX-80でやっている「MAZDA CX-80 LONG DRIVE -最長72時間のモニター体験-」が、今後CX-60でも展開されるみたいです。
ディーラの試乗車を2泊3日で貸し出してもらって、みっちり試乗できるというもの。実際は客層があまりよくなくて、無料のレンタカーのように使われている…と担当さんが嘆いていましたが、改良版のCX-60が気になる方は、こういった企画にも申し込んでいいかもしれませんね。始まったら僕もやってみようかな。