これはモンスターカメラだ…!
ソニーのフルサイズミラーレス「α7 III」を購入して2週間。購入前から「高感度に強い」との前評判を聞いていましたが、実際に自分のモノとして使ってみると、もう驚きの連続です。
そんなα7 IIIを持って、夜の長崎の街をぶらぶら散歩してみました。この驚きは共有したい!
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「α7 IIIでめぐる、ながさきカメラさんぽ」シリーズはこちらです。
→ α7 IIIでめぐる、ながさきカメラさんぽ〈昼〉
→ α7 IIIでめぐる、ながさきカメラさんぽ|初秋の西海橋
機材は「α7 III ズームレンズキット」
型番はILCE-7M3K。α7 III本体とキットレンズ「SEL2870」の組み合わせです。レンズの焦点距離は28–70mmでF値は3.5–5.6。あまり性能がいいとは言えないレンズですが、フルサイズEマウントはこれしか持っていないのです。
僕と同じように、初めてα7シリーズを手にする人にはありがちな構成だと思うので、参考にしていただければと思います。
なお、今回の写真はすべて手持ちです。繰り返します、すべて手持ちです。
ながさきカメラさんぽ〈夜〉
夕焼け空と山の稜線。
夕焼け空と木の葉。
夕焼け空と建物。貯水タンク下の網の描写にも注目。
路面電車とバス。
電車内ではサイレントシャッター機能を使います。
長崎駅前の交差点。
かもめ広場。
長崎駅。
終着駅なので、こんな構図で撮れちゃう。
裏道。
建設中の新駅とクレーン。
走る男性。
光る帆船。
電球を点線にして遊んでみる。
ロシアの船員さん。
イルミネーション。
夜のヨットハーバー。
振り返って撮影。
よく見ると帆船の上にオリオン座が。
昼と同じ構図。
手前が神戸から来た「みらいへ」。奥がハウステンボスの「観光丸」。
高感度すごいな。
ぼかしてみる。キラキラ。
振り返って出島ワーフ。
ロシアの帆船「パラダ」。光がこちらを向いていたのでフレアを入れてみました。
帆船と女神大橋。
奥の夜景もきれい。
以上、手持ちでお送りしました。
高感度耐性 × ボディ内手ぶれ補正 = モンスターカメラ
α7 IIIの特徴は、なんといっても「高感度耐性」と「ボディ内手ぶれ補正」の組み合わせによる、夜景撮影の強さ。高感度でもノイズが乗らないので、シャッタースピードを短くすることができます。強力なボディ内手ぶれ補正と相まって、少しぶれただけでも流れてしまう点光源を、確実に捉えることができます。
このような強みに開発部隊も自信を持っているのか、ISOオートにしておくと積極的に感度を上げるような制御がされます。ISO 12800とか普通に使ってくるから。それでもノイズが乗らないのは感動モノです。
また、オートフォーカスも爆速なので、不意に訪れたシャッターチャンスを逃すことなく撮影することができます。たとえば、上のロシアの船員さんの写真は、電源を入れてシャッターを押しただけですが、しっかりとピントが合っていますよね。すばらしすぎる!
高感度にも強くて、手ぶれもしにくい。そのうえAFも速いときた。全く文句のつけようのない、モンスターカメラです。
最後に
評判どおりの画が撮れないじゃないか!と文句のひとつでもつけてやろうかと思ったのですが、使ってみると欠点が見当たらなかった。
ただ、メニュー画面のUIについては指摘されることが多いですが、今回は目を瞑ることにします。理由は2つで、僕が最初からソニーのミラーレスを使っているので違和感がない点と、いくらUIがよろしくなくても撮れる画には影響を及ぼさない点。
声を大にして言いたいのは、撮っていてものすごく楽しいカメラだということです。昼の部にも書いた「信頼してシャッターを押せるカメラ」ということにも通じますが、何も考えずにシャッターを切っても期待以上の画が撮れる。だから驚きを持って撮影を楽しむことができます。
これからもっといろんな場所に持ち出して、撮ることを楽しみたい。今はこのように思っています。