最初は行くつもりがなかったけど、近くまで来たので。
「心に響く今を探す旅」をコンセプトに、台北の街を練り歩く。人気の場所だからといって僕の心に響くとは限らないから、定番は外したいと思っていた。
でも近くまで来ると、その圧倒的な存在感がゆえに「せっかくだから寄らないともったいないかな」という思いが芽生えてきた。
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「ランドマーク」って
近くまで来ると、ビルの後ろに、路地の先に、あらゆるところから顔を覗かせる「台北101」。
周りの建物があまり高くないから、存在感がすさまじい。
だからこそ地元の人にも愛されるし、絶えず観光客も訪れるのではないか。「ランドマーク」ってこういうことだ。
低層階はショッピングモールだ。誰もが知っているブランドが軒を連ねていた。
5階まで上ってくると展望台の入口。チケットを手に入れて、世界最高速級のエレベーターで、一気の空の中へ。
台北の空の中に立つ
空中の展望台は89階。39秒でたどり着く。
日が傾き始めた午後4時。霞んだ空気で太陽の光が散乱し、まるでライブ会場のような輝きを放つ。
空の上から見る街並みはミニチュアのよう。
さらに上へ
天気のいい日は91階の屋外展望台が解放されている。せっかくだから上ってみよう。
空からはスポットライトが降り注ぐ。
もう少し待ってみよう
あと少し日が傾くまで89階で待つ。マンゴーシャーベットを食べてみたら美味しかった。
オレンジ色のステージを、天空の観客席から
夕暮れになってきたので、もういちど91階の屋外へ。さらに街が輝きだした。
いい写真が撮れた。日が傾くまで待っててよかった。そろそろ次の場所に行ってみよう。
台北の街がステージで、太陽がスポットライトで、台北101の展望台は観客席。
光り輝くステージの上は眩しくて、そこで暮らす人々の活動によって光が増幅されているようだった。