特集:書くことに理由なんていらない
言葉は、目的のためだけにあるわけじゃない。考えを整理したくて書く日もあれば、理由もなく書きたくなる夜もある。思考を紙に、あるいは画面に並べてみることで、ようやく思考の輪郭が見えてくることがある。
この特集「書くことに理由なんていらない」では、そんな衝動としての執筆をテーマにしています。iPhoneで、iPadで、Macで。場所も時間も選ばず、書くという行為そのものに没頭する瞬間を記録していく。
効率や成果に回収されない、言葉の純度。それは、SNSでもSEOでもない、自分のための文章。書くことが呼吸のように日常に溶け込んでいく。その静かな熱を拾い集めたアーカイブです。
書くだけで思考が整理され、世界が変わる。3週間で劇的な変化を実感した話。
思いついたことを、ただ書き留める。たったそれだけのことなのに、3週間続けてみたら、驚くほど世界の見え方が変わりました。
「書くこと」は、単なるアウトプットではなく、思考の再構築になる。アイデアを言語化することで、曖昧だった考えが整理され、行動や判断までも変わっていく。それは、書くことが「考えること」そのものになる瞬間です。
使っているのは、iPhoneやiPad、アプリはUlysses。
特別な道具はいらないけれど、「書く時間」を日常に組み込むだけで、思考の解像度は確実に上がる。3週間で起きた小さな変化が、どんなに大きな影響をもたらしたか。
「考えるために書く」ことの本質を、自分の体験を通して確かめました。
▶ 書くだけで思考が整理され、世界が変わる。3週間で劇的な変化を実感した話。
個人ブログの時代は終わりか?
2023年の秋、Googleのアップデートでアクセスが半分になった。そんな現実を前に、「もうブログは終わりなのか?」と問いかけた記事です。
PVやアルゴリズムがすべてを支配するように見える中で、それでも僕は、自分のペースで書き続けたいと思いました。数字のためではなく、考えたことや感じたことを「記録」として残すために。
情報のスピードがどれだけ早くなっても、人の言葉には、その人にしか出せない温度があります。このブログが少しでも誰かの思考のきっかけになったら、それでいい。
個人ブログの時代が終わったとしても、「僕のブログ」はこれからも続いていく。そんな気持ちを正直に綴った、2023年秋の記事です。
そんな記事出してどうする?
書いているときって、どうしても勢いに任せてしまう。「いいこと書けた」「出したい」と思うその瞬間に、ふと頭をよぎる——「そんな記事出してどうする?」という冷静な自分。そのブレーキの効かせ方について。
発信を続けていると、だんだん慣れていって、自分の中の止める力が弱くなっていく。でも、だからこそ一度立ち止まって、「これを出す意味はあるのか?」と問うことが大切だと思うのです。
とはいえ、考えすぎると何も出せなくなる。大事なのは、出す前提で疑うこと。その緊張感が、文章を少しだけ研ぎ澄ませてくれる。
このブログの舞台裏というか、「書くこと」とどう向き合っているのかを正直に綴った一本です。
僕がブログを書く目的は、思考と体験のアーカイブを作ること
「自分が生きた証を残したい」——そう思ったのは、小学生の頃だった。誰の目にも触れずに消えていくのは、あまりにも虚しい。だからこそ、自分という存在を何かの形で残したいと思った。
この文章は、その原点を正面から語ったものです。今では、誰もが自分の言葉で発信できる時代。starnote*は、そんな環境の中で「思考と体験をアーカイブする場所」として生まれました。
誰かに読まれたいというより、自分の内側を記録したい。未来の自分に向けて、今の考えを残しておきたい。それが結果的に誰かの背中を押すなら、なお嬉しい。
書くことは、証を刻むこと。starnote*というキャンバスに日々の思考を描き続ける理由が、ここにあります。
▶ 僕がブログを書く目的は、思考と体験のアーカイブを作ること
starnote*開設前夜 〜僕がこのブログを始めた経緯と、その後の話〜
このブログは、僕にとって「書く」ことの根源です。
大学院1年生のとき、研究と日常のあいだで「自分の言葉を置く場所がほしい」と思って始めたのが、このブログのはじまりでした。最初はWordPressの設定すら分からず、はてなブログに逃げたり、記事を2本書いて燃え尽きたり。それでも「自分の中に一本の軸を通したい」という思いだけは途切れなかった。
その軸が、今のstarnote*へと続いています。テーマを絞らず、日常や旅、モノや思考をありのままに書いてきたこのブログ。そこには「書く理由を見つけようとしない」——ただ書くことを楽しむ原点がありました。
書き続けて10年を超えた今も、あのときの衝動は変わらない。starnote*の始まりを知ることで、きっと今のブログの温度がより伝わるはずです。
▶ starnote*開設前夜 〜僕がこのブログを始めた経緯と、その後の話〜