今年も散歩します。
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今年も、美しい季節がやってきました。
10月中旬、久しぶりに国営昭和記念公園に行ってきました。記事化がとても遅くなってしまったので、紅葉の状況が今と全然違うと思いますが、記録として記しておきます。
今回は久しぶりにズームレンズを持って行きました。〈FUJIFILM X-T4 + FUJINON XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS〉という組み合わせ。
▶ 〈FUJIFILM X-T4〉の記事一覧
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散策を始めよう
立川市内の渋滞を越え、到着したのはお昼すぎ。
園内は立川口のイチョウが色づきはじめたところでした。とはいえまだ緑成分が多く、見頃はもう少しかな。例年11月下旬頃に見頃を迎えるから、その頃にもう一度訪れることにしよう。
ちょうどコスモスまつりが開催されていて、広場のまわりには色とりどりのコスモスが満開を迎えていました。他にもコキアが見頃を迎えていたり、花々も一斉に咲き誇っていて、心が洗われるようでした。
今回も、もちろん犬を連れて訪れました。うちの犬はカートに乗って移動するのが好きだから、途中で歩かせても早くカートに乗せろとせがんでくるくらい。犬って歩くの好きじゃないのか…?











コキアを見に行こう
この日はちょうど、コキアが見頃を迎えていました。
立川口から入って、まずはコキアの方に歩いてみることにしました。特に目的地は決めてなかったのですが、コキアとコスモスくらいは見ておこうと心に決めていたのです。
西立川口の方まで歩いて行き、かたらいのイチョウ並木を横目に見て(まだまだ全然緑色だった)、「ハーブの丘」にあるコキアの場所へ。
コキアといえば国営ひたち海浜公園なんだけど、この昭和記念公園にも少しだけあります。一面に広がっている景色は見られませんが、犬と一緒に写真を撮るくらいなら全然大丈夫。








腹ごしらえもしておく
さて、このとき既に14時半頃でした。ゆっくり起きて移動してきたので、まだ何も食べてなかったのです。
コキアの場所に向かう途中、ボートハウスそばのテラス席がちょうど空いており、そこで食べることにしました。僕はチャーシュー丼、おいしかったです。
そして妻のチュロスを狙う犬がかわいい。もちろんあげないので、何も貰えないことを悟って落ち込んでいました。



いろんな種類のコスモス
「みんなの原っぱ」の脇にある花畑には、いろんな種類のコスモスが咲き誇っていました。
コスモスと言えばセンセーション、赤・ピンク・白色の花を咲かせる、なじみの深いコスモスです。他にもキバナコスモスという、その名のとおり黄色い花を咲かせるコスモスも。
お天気は正直微妙で、今にも雨が降り出しそうな曇天だったんだけども、花々を楽しむにはちょうどいいのかもしれませんね。眩しくなくて。
犬はあまり興味なさそうだったけど、カートの上から眺めてみたり、たまに匂いを嗅いだり、それなりに満喫したみたいです。












コスモスソーダ!
そろそろ帰ろうかと、立川口の方向に足を進めていると、「コスモスソーダ」という看板を見つけました。なんだなんだ、おいしそうだ。ちょっと疲れてきたし、ここで休憩して行こうかな。
パッションフルーツシロップにキウイフルーツとミックスベリーをトッピングしたソーダ、とのことで。実際に飲んでみると、いろんな味がしてとてもおいしかったです。昭和記念公園、飲食のレベルが意外と高いんですよね。
そして、こうしてだらだらと休みながら、おいしいものを頂きながら歩いて回るのも悪くない。休憩せずにストイックに足を進める散策も、撮れ高が多くていいけどね。


花々を撮りながら
よく目をこらして園内を歩き回ると、本当にいろいろな種類の花々が咲いていることに気づきます。
どの花も美しく咲き誇り、そばを歩く僕らの心をぱっと明るくしてくれます。ありがとうの代わりに、僕はカメラのシャッターを切り、その勇姿を記録する。撮る側と撮られる側、このくらいの緩い関係性が好きなんです。
僕は写真という表現方法を使っているけれど、コスモス畑のそばでは、画材を広げて絵を描いている人もいました。みんなそれぞれの向き合い方をしていて、なんだか心が温かくなっていました。
そして、車を止めた立川口の方に足を進めます。夕方から雨の予報だったから、降り出す前に帰りましょう。









秋の終わりに、もう一度訪れたい
そろそろ雨が降りそうな空の下、立川口へと戻ります。
園内を包む空気には、少しだけ冷たさが混じりはじめていました。季節がひとつ進むたびに、景色の中にほんの少しの寂しさが混じる。それでも、その移ろいを目に焼きつけておきたくて、僕はまたカメラを向けてしまうのです。
昭和記念公園の秋は、まだ終わっていません。もう少し深まった頃に、あのイチョウ並木が金色に染まる光景を見に、もう一度訪れたいと思います。














