盛りだくさんな旅となりました。
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おはよう
おはようございます。2泊3日の京都旅、3日目です。メインイベントである義兄の結婚式は2日目に終え、この日は朝から京都を観光して、夕方には横浜に向けて車を走らせます。そんな予定にしていました。
前編はこちら
▶ 晩秋京都〈前編〉｜夕暮れの東本願寺、光に浮かぶ東寺
その3日目の観光ですが、義両親が犬と一緒に乗れるタクシーを手配してくれていました。義両親も犬を飼っているから、4人と2匹の京都観光です。いつものように、カメラを片手に巡ってきたので、写真メインでお届けします。
さて、3日目の朝はホテルで朝食が出なかったので、前日にコンビニで買っておいたパンを食べました。朝9時にはタクシーが迎えに来るから、それまでに荷物をまとめて車に載せ、チェックアウトをしておきます。早めに起きたつもりなのに、結構バタバタでした。
3日目は神レンズで京都の街をめぐります。〈FUJIFILM X-T4 + XF35mmF1.4 R〉の組み合わせです。
松尾大社へ
タクシーに乗って最初にやってきたのは松尾大社。大宝元年（西暦701年）に創建されて以来、1,300年以上の歴史を誇る京都最古の神社です。というのを、この記事を書きながら調べて知りました。そうだったのか。
この旅は、基本的に自分で行き先を調べることはなく、連れられるがままに京都の観光地を巡ります。それはそれで楽だし、自分で移動するよりも密度の濃い旅を味わうことができるんだけど、僕はもっと能動的に巡る旅の方が好きかもしれない。
境内には酒樽が積み上がっていたのですが、これはこの地を開拓した秦氏が室町時代以降に酒造と関わりが強くなったから、松尾大社には酒造神が祀られているらしい。
渡月橋に向かう
つづいて、松尾大社から程近い渡月橋に向かいました。この日は土曜日だったのですが、まだ午前中ということもあり、思ったよりは混んでいませんでした。
近くの路肩で降ろしてもらったのですが、タイムリミットは20分。タクシーを止めておく場所がないから、20分後に橋を渡った場所に迎えに来ますと。だから時間になったらそこにいてくれという、なんとも無茶な。
せっかく訪れたので、犬と一緒に写真を撮ったり、みたらし団子を食べたりしていました。食べ終わると、約束の時間の2分前。やべ、遅刻だ。乗れなかったら犬を連れてこの場所に置いて行かれるのでしょうか…
最後は少し走って、ギリギリ乗ることができました。なんとも心が休まらない渡月橋観光でした。まあ、写真は撮れたからいいか。でもアラビカ行きたかった。
二尊院を散策する
次は渡月橋から少し移動したところにある二尊院へ。
小倉山のふもとに広がり、紅葉の名所と名高く、1,200年の時を超えて美しい景観に包まれてきたらしい。京都の歴史、全然頭に入ってなくて、自分の教養の低さを感じますね。事前に知った上で訪問すれば、もっと別の楽しみ方もあるだろうに。
紅葉の名所として名高いというのは、宣伝文句でも何でもありません。この旅の中でドラマチックな写真を量産できたのはここだったな。紅葉の見頃だともっとすごいらしいのだけれど、神レンズをもってすれば、シーズン終わりの晩秋でも十分きれいな風景を写真に収めることができました。
庭先に大きな獅子おどしがあったのが印象的でした。うちの犬はその大きな音にビビりまくりで、獣を寄せ付けないという効果は抜群のようでした。
化野 念仏寺
つづいては、さらに小倉山の方に上っていき、化野 念仏寺へ。
華やかな京都というイメージとは対照的な場所で、静かな死の気配を感じるお寺です。この化野の地は平安時代から葬送の地とされていたそうで、土葬した後に石仏や石塔を祀るようになったらしい。
「化野」の「あだし」とは、 はかない・むなしいとの意で「化」の字は「生」が化して「死」となり、 この世に再び生まれる事や、極楽浄土に往生する願いを示しているそうです。
無数の石塔が並ぶ風景は圧巻であるとともに、命の儚さを教えてくれているようでした。また、奥には竹林もあり、静かな空気が流れていました。
湯豆腐を食べる
さて、これまで北西エリアの渡月橋や小倉山のあたりを観光していたのですが、そこから一気に移動して、東側の南禅寺のあたりまでやってきました。最後は南禅寺で締める予定だったらしい（現地で初めて知った）のですが、その前に近くで湯豆腐を頂きます。
やってきたのは五右衛門茶屋さんというお店で、ここは犬とは入れる別館があります。寒い季節には大変ありがたい。暖かい部屋で、温かい湯豆腐を食べて、心も体も温まりました。大変おいしかったです。
南禅寺を散策して、旅を終える
最後は南禅寺へ。有名なお寺だけど、実は初めて訪れました。
歴史的な建物と、明治時代に作られた水路閣の調和が美しい。この場所を訪れることすら知らなかったから、一切の事前知識を入れずに観光していたのですが、写真で見たことがあった水路閣がいきなり目の前に現れて、「ああ、ここにあったのか！」と妙に感動していました。
とはいえ、犬は連日の疲れが溜まってしまったのか、お腹を下してしまいました。なんとかこの後は持ちこたえたのですが、無理させてごめんよ…
3日間の京都旅を終えて
さて、12月上旬の3日間を使って、犬を連れて車で京都に向かう旅をしてきました。
自分で調べて、自分で決めて動く旅ではなかったけれど、その分、普段なら選ばない場所にも連れて行ってもらい、思っていた以上に濃密な時間を過ごせた気がします。
写真を見返していると、名所そのものよりも、時間に追われたことや、寒さや、犬の様子まで含めて、この旅だったなと。それはそれでいい思い出です。
夕方には横浜へ向けて車を走らせ、日常に戻りました。眠すぎて何回か仮眠を取りつつ、なんとか日付が変わる前には到着。また季節が変わった頃に、今度はもう少し能動的に、京都を歩いてみたいです。
