今年もいろんな場所に行きました。
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行ってよかった場所・2025
刻一刻と、今年も終わりが近づいています。この1年間をまとめる記事、最初は「今年買ってよかったもの」について書きました。予想外に筆が進んでしまい、それだけで燃え尽きそうだったけれども、他にも書いておきましょう。
さて、「買ってよかったもの」の次は、「行ってよかった場所」でしょうか。今年も車でいろんな場所に行きました。そのたびに写真を撮り、ブログに記録する日々。どこに行ったかな?と思えば、ブログを遡れば分かるくらい。
そうやって書き連ねたことの中から、今年の行ってよかった場所を選んでみよう。もちろん、どの場所もよかったのは大前提です。よかった場所の中でも、特に記憶に残っている場所をいくつかピックアップします。順不同です。






とうもろこしを求めて

まずピックアップしたいのは、おいしいとうもろこしを求めて訪れた、長野・信濃町です。
とうもろこしなんて近所のスーパーで売ってると思うじゃないですか。確かにそうなんだけど、産地を訪れたからこそ味わえるおいしさもあるんですよ。ということを、僕も正直あまり意識していなかったのですが、この旅を通して強く認識できました。だからノミネート。
▶ わたしたちの長野旅行|夏のとうもろこしと、軽井沢で探したスコーン〈前編〉
今年訪れたのは、信濃町のとうもろこしと言えば!の「小林農園」さん。観光スポットと化しているし、毎日早々に売り切れてしまうから、オープン前に到着しないと。それなのに出遅れてしまい、ギリギリ最後の1台の場所に止められました。
せっかく来たからには味わい尽くさないと。焼きとうもろこしを食べ(おまけまで貰った)、生とうもろこしを大量に買い込む。その後は隣のお店でも生とうもろこしを買い、コーンスープを飲み、また別のお店でコーンクリームコロッケを食べる。とうもろこし尽くしの1日でした。
家に帰ってきてからも、大量に買い込んできた生とうもろこしをおいしく頂きました。そのままレンチンしてもおいしいし、妻がコーンポタージュや天ぷらを作ってくれました。ほんと、おいしいとうもろこしに囲まれた2025夏でした。
このおいしさは今でも忘れられない。来年も必ず買いに行こう。






犬を連れて、秋の箱根

11月の週末、犬を連れて箱根を訪れました。いつもは犬が幼稚園に行っている間に夫婦ふたりで訪れているから、犬を連れてくるのは初めてでした。いつものように車で日帰りです。
とはいえ、秋の箱根は美しい。そもそも行くかどうか迷っていて、日々の疲れも溜まっていたから遅めに起きて、全くやる気のない旅だったのですが、それでも箱根の美しさとおいしさに心が洗われました。
今でもその味を鮮明に思い出せるのは、芦ノ湖そばのイタリアンで頂いた「椎茸と生ハムのクリームピッツァ」。基本的に食べ物に興味のない僕が味を思い出せるって、異例中の異例ですよ。本当においしかった。
その後に訪れたすすき草原。やる気のない旅だから途中で引き返してきましたが、その美しさが印象的。犬も分かっているのか分かってないのか、ちょっとだけすすきの匂いを嗅いだりして、秋を満喫したようです(?)
こういう秋の景色って、FUJIFILMのカメラと相性いいんですよね。だから写真を撮るのが楽しくて楽しくて。ついついシャッターを切りすぎてしまって、後で現像するのが大変だった。







アクアラインを越えて海を見に行く

そして、ひとり旅として記憶に残っているのが、アクアラインを越えて冬の海を見に行ったこと。
▶ アクアラインを越えて海を見に行った日|FUJIFILM X100VI
ちょうどこのときは、妻は義母と旅行に行っていて、犬は幼稚園で1日預かってもらっていたから、僕ひとりでフリーだったんです。せっかく天気もいいし、家に閉じこもっているのもよくないから、どこかに行きたい。でも特に行きたいところもない。
だったら、車の流れに身を任せて、アクアラインでも越えてみるかと。その結果、富津海水浴場にたどり着きました。冬の海です。
特にやることはないんだけど、ぼーっと海を眺めたり、写真を撮ったりしている時間。これが、頭の中をリセットしているようで、思いのほかよかったんですよね。こういう、あてもなくただドライブするようなこと、最近やってなかったな。
長崎に住んでいた頃は、それこそ気が向いたら頻繁に車を走らせてたなと、ふと懐かしくなりました。景色のいいワインディングが身近だったからなのかな。横浜の住宅地に住んでいると、そういう道に行くまでに時間がかかって、いつの間にか遠のいてしまっていた。
そういう感覚を取り戻させてくれた、小さなロードトリップでした。






京都の秋は魅力が満載

そして、これはつい先日なのですが、義兄の結婚式のために晩秋の京都に行きました。
ついでに観光していたのですが、やっぱり京都は魅力がえげつない。どこを訪れてもきれいなんですよ。こんなの毎週来たいし、なんなら住みたい。日本人としてはやっぱり惹かれてしまうよねえ。
▶ 晩秋京都〈前編〉|夕暮れの東本願寺、光に浮かぶ東寺
▶ 晩秋京都〈後編〉|犬と巡った、少し慌ただしく濃密な一日
2泊3日の旅程だったのですが、移動や結婚式への出席やらで、観光できたのは実質1日くらいでしょうか。1日目の夕方に東本願寺をめぐり、2日目の夜に東寺の夜間開園に行き、3日目の朝から夕方までに犬を連れて観光した感じ。
晩秋だったから、紅葉が散っているところも多々ありましたが、それでも美しかった。見頃の時期に来るとどうなるのでしょうか。人が多いと思うけども、いつか訪れてみたいものです。あるいは住んだらいつでも行けるのか…
実に5年ぶりの京都だったのですが、想像以上に記憶に残る旅になりました。今回は観光はおまけだと思ってたけど、そんな前提が一瞬で打ち砕かれるくらいには。






湖畔のオープンカフェ

ゴールデンウィークに訪れた、青木湖の湖畔にあるカフェ。白馬の山々を眺めながら食事ができます。
▶ わたしたちの長野旅行|帰省のついでに、絶景と湖畔カフェへ
ノミネートした理由は、ロケーションと、料理のおいしさ。
そもそもロケーションが気持ちいいよね。テラス席の最前列に案内してもらえたので、何も遮るものなく青木湖と白馬の山々を臨むことができました。テラス席は犬もOKなので、そういう意味で僕らにとってはポイント高いです。
そして料理もおいしかった。僕は「バターミルクパンケーキ フライドチキンとメイプルベーコンソース」にしたのですが、メイプルベーコンソースが忘れられないほど絶品でした。必ずまた食べに行きます。






来年も、遠くへ行きすぎなくていい
振り返ってみると、2025年の旅は、どれも「どこかへ行かなきゃ」という気負いから始まったものではありませんでした。
おいしいとうもろこしが食べたかった。少し疲れていたから、気分転換に箱根に行った。ひとりの時間が欲しくて、ただ海を見に行った。どれも理由は小さくて、ただの思いつきに近くて、計画は雑。それでも、ちゃんと記憶に残る旅になっています。
たぶん僕にとっての「いい旅」って、有名な場所に行くことでも、遠くへ行くことでもなくて、そのときの自分の状態に合った場所に行ってみることなんだと思います。自分と波長の合う場所を見つける過程が楽しいのです。
来年も、無理に遠くへ行かなくていい。行きたいと思ったときに、行ける範囲で、行ける場所へ。そうやって動いた先で、また写真を撮って、こうして記録を残していけたら、それで十分です。
2026年も、いい旅がありますように。












