夜桜を見に、いざ行かん。
この場所がこの形になったのは、江戸時代後期の1848年。15万坪を誇る広大な敷地に、当時武雄藩主であった鍋島茂義が3年の月日をかけて作り上げました。
それから170年。平成となった今でもこの庭園はそのままの姿で残り、幻想的な夜桜を奏でるようになりました。
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佐賀県武雄市
佐賀県西部に位置する武雄市。僕は先日も訪れていて、「TSUTAYA図書館」として有名な武雄市図書館でまったりして、樹齢3000年の大楠を見てきました。
→ 樹齢3000年の大迫力。佐賀県武雄市の武雄神社にある大楠を見てきた。
その武雄市のシンボルとなっているのが、形が特徴的な「御船山(みふねやま)」。日本書紀に出てくる神功皇后が名付け親だと言われています。
御船山の袂(たもと)に広がる15万坪の日本庭園が「御船山楽園(みふねやまらくえん)」です。九州最大の桜のライトアップが行われるということで、満開になるのを心待ちにしていたんですよ。
いざ行かん
武雄北方インターで高速を降りて走っていると、目の前に何やら尖った山が現れます(写真では信号のすぐ下)。これが御船山なのか。
15分ほど車を走らせると到着です。門の目の前にも駐車場がありましたが、満車だったので少し離れた臨時駐車場へ。そこから無料のシャトルバスに乗ります。
雰囲気いいぞ…!
右側の売店で入場券を購入します。入場料は大人600円、子供250円。
店内ではお土産もたくさん売ってましたよ。
幻想的な夜桜の世界へようこそ
購入した入場券を持って、門をくぐります。
順路に沿って少し進むと…
お?
おお!?
おお!!門をくぐって20秒も歩けばこの景色。心の準備が全くできてないのに、いきなり飛び込んできます。
縦位置で。少し星も写ってますね。
オリオン座が出てたので、手持ちで撮影を試みます。さすがに無謀でした。
雰囲気のいい通路を歩いて奥へ。
月が照らしているようだったので、思わず1枚。
途中には売店もあります。ここでお土産買うのもいいですね。
少し上り坂になってきました。足下には「花見台→」という看板が。行くしかないでしょう。
花見台に続く丘にもたくさんの桜があります。
昼間とは違った顔を見せてくれますねー。
しばらく進むと、花見台に続く階段が始まります。
登ってみると…
すごい!!んだけど、写真じゃなかなか伝わらないですね…。左手前が花見台に続く丘にある桜で、その右奥のポツポツとあるのが池の周りの桜。
花見台の周りにも咲いています。
夜桜って撮るの難しい。
丘を下りながら撮影して回ります。すごくぶれるので、今回は成功率6割といったところでしょうか。手ぶれしないように頑張っても、風で枝がぶれたりするとアウトです。
月と一緒に。
寄ってみる。
緑とのコントラスト。
だいぶ下ってきて、先ほどの池の反対側。
これまた雰囲気のいい茶屋があります。
最後にこちら側からも1枚。
まとめ
正直に言って、こんなにすごいとは思ってなかったというのが本音です。いい意味で期待を裏切られましたね。池に写った桜が幻想的なのはもちろんですが、その上に輝く星空もすばらしかった。
交通手段のある方は一度訪れてみることを強くオススメします。本当に自分の目で見た方がいい。今年は4月8日までライトアップを行っているようですので、まだ間に合います。
撮影に関しては、手ぶれしないように撮るのが本当に難しくて、僕のカメラ(NEX-7)では限界を感じました。今回はゴリラポッドを持っていたので、脚を伸ばして柵の上に置き、ぐっと押さえつけて撮影しました。手持ちで撮るには、ボディ内手ぶれ補正を内蔵したα7 IIIの到着が待たれますね(現在入荷待ちです)(早く来て!)。
アクセス
長崎自動車道の武雄北方インターから車で15分ほどです。門の目の前の駐車場は20〜30台ほど。満車の場合でも、係員の方が臨時駐車場まで誘導してくれます。駐車料金は無料、シャトルバスも無料です。
公式サイトに埋め込んであるFacebookでは開花情報を知らせてくれていますので、参考にするといいでしょう。