今年もあと2週間。
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12月も後半に突入し、2022年もあとわずかとなった。どこにも行かず家でゆっくりとする休日を過ごしている。こんなに贅沢な時間の使い方ができるのは、今年はあまりなかったように感じる。
先日購入したunicoのパイルラグ、床暖房を入れているからぬくぬくと温かい。今はここに座って、キーボードをカタカタと叩いてみよう。聞こえるのは、食洗機がお皿を洗っている音と、エアコンの稼働音くらい。いつもは慌ただしいこの家にも、今日はゆったりとした時間が流れている。
さて、年末にこうして1日のんびりと時間が取れるのは貴重だ。だから、今日はじっくりと自分に向き合ってみたい。
思い返せば、2022年は自分にとって激動の年だった。6月に入籍し、7月に家を買い、9月に引っ越し、11月に結婚式をやった。
同じような道を辿ってきた人にとっては、そんなことで大騒ぎするなよという感じかもしれないけれど、とにかく今の僕にとっては大きなできことのオンパレードだったわけだ。1年でここまで大きなできごとが続くなんて、去年の僕には想像すら付いていなかったろうと思う。
まあ、こうして文章にしてみると、イベントがただ羅列されているだけだけども、それらを実行に移すのはかなり大変だった。
入籍するにあたっても、両家へ報告を兼ねた挨拶に行き(東京から長崎と長野に行くもんだから余計に大変)、婚姻届を出した後は妻の苗字が変わるから諸々の手続きを行うなど。
他にも結婚式の準備(これもタスクがとんでもなく多い)や、新居への引っ越しの対応もあったから、今年1年ですっかり疲弊してしまった。
→ 秋の軽井沢挙式|軽井沢高原教会で結婚式を挙げるまでの大まかな流れ
そして、やっと落ち着いたと思ったら、2022年はあと2週間しか残っていなかったというわけ。あまりにも早い。
実際問題、そんなことはないと願いたいけど、来年以降も同じようなペースで時間が進むのだとしたら、気づいたら老人になってしまいそう。一瞬のうちに1周してしまうサイクルを、たったの26回繰り返すだけで、もう60歳なのだ。
その過程ではきっと、子どもが生まれ、成長し、いつの日か巣立つ。でもそれと同時に、両親は今よりもっと老いていき、いなくなってしまうのだろう。だから、皆が元気な今という時間を、もっと大切にしないといけない。
そんなことは、ずっと前から頭では分かっていたつもりだった。でも、先月やった結婚式がきっかけとなり、「家族」というものについて考えを深めるようになった。無意識のうちに目を背けていた部分はあったかもしれないけれども、昔から当たり前のように存在している両親がいなくなる日は、確実に来る。
だからこそ、できることは今のうちにしておいた方がいいのかなぁと思っている。その第一歩として、妻の勧めもあり、今年はささやかながらお歳暮を贈ることにした。結婚式でお世話になったことだしね。
そして、新居の話。
早いもので、引っ越してからもう3か月が経とうとしている。汚れひとつない新築だった家にもだんだん慣れてきて、少しずつ生活の垢が付着し、床にもいくつかの穴が開き、すっかり「ここで誰かが暮らしている感」が出てきた。穴はパテで埋めたけど。
入居したときは、食器棚と妻の机という最低限の家具しか買わなくて、あとは前に住んでいた狭い賃貸から持ってきた家具を使おうと思っていた。でも、実際に暮らしているうちに、今の家に合っていないように思えたり、不便に感じたり、アップグレードしたくなったりするもので。
だから、ベッドとダイニングセットを新しくした。食器棚と同じシリーズで、統一感を持たせつつ。ダイニングテーブルは食器棚のすぐ近くにあるから、空間の統一感が出て、とてもいい家になった。
まだ「新しい生活」感が抜けていないので、事あるごとに思わず「いい家だなぁ」と口にしてしまうこともしばしば。お風呂に浸かっているときによく思っている。だって、つい最近まで大学院生だった自分が、社会人4年目でもう家を買うなんて、誰が思っていただろうか!
先日訪れた横浜赤レンガ倉庫のクリスマスマーケットでリースを買った。すぐに磁石でくっつくフックを手配し、玄関先に飾ってみたのだけど、これがとてもいい。外から帰ってくるたびに、家に帰ってきた安心感とともに、リースを見ることで心が癒やされているのだ。
こうして、心を落ち着かせながら穏やかな年末を迎えたい。
実際、今の暮らしに満足しているかと問われると、首を大きく縦に振ることになるだろう。それくらい、恵まれた環境で生活していると思っている。
だからこそ、来年もそれ以降も、この暮らしを維持できるように進み続けないといけないな。
決して奢らず謙虚に、自分のスキルセットを余すことなく発揮し、課題を解決していかないと。その繰り返しが、(小さいかもしれないけれど)社会貢献になるだけでなく、自分の暮らしをも豊かにしてくれるのだから。