心を穏やかに、人生を豊かにするための投資。
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納車から6か月、12,000km走った感想
自家用車の平均走行距離は、年間で10,000kmといわれています。
僕がCX-5を購入したのは、緊急事態宣言が発令される直前の2020年4月のはじめでした。それから2か月も待って、6月のはじめに晴れて納車されました。
→ MAZDA CX-5|納車後3日のファーストインプレッション
→ MAZDA CX-5|納車後3か月で7500km走った感想
納車から半年。長崎の実家への帰省も、名古屋旅行も、鎌倉も、日光も、軽井沢も、このCX-5で移動していたら、気がついたら走行距離が12,000kmを超えていました。残クレの上限だって年間12,000kmなのに、それを半年で優に超えてしまうなんて全くの想定外です。
こんなに走ってしまった理由はただひとつで、「運転が楽しいこと」に他なりません。それをさらに深掘りして、どういうところに楽しさを感じているのか、考えていきます。
「運転の楽しさ」とは
大前提として、僕は車の運転が好きです。それゆえに長距離を運転することが多く、1回の走行距離も長くなる傾向にあります。走行シーンとしては、峠を攻めたりするよりも、高速道路や高規格な一般道を使ってツーリングすることが多いです。
そのため、車選びにおいては、加減速やハンドリングの信頼性、高速走行時の安定性、それから乗り心地を重視しています。すなわち、それなりにお値段のする、完成度の高い車が最適なのです。購入時に試乗しただけで長距離ツーリングが楽しそうな車だということが一瞬でわかったので、CX-5を選びました。
高速走行時に安定感があるということは、裏を返せば車が重いので、峠を攻めたりする運転には向きません。たま〜に峠を攻めたくなることもあるので、そういうときばかりは、ホットハッチがうらやましくなることもあります。
このような感じで、僕の中では「長距離ツーリング時のストレスが少ないこと」が運転の楽しさを構成する大きな要素となっています。CX-5をその要素を満たしているため、運転が楽しく、ついついたくさん乗ってしまう、というループにはまっています。
どこへでも行ける
長距離の運転が苦でなくなったので、キューブに乗っていた頃と比較して、普通の土日に遠出するようになりました。
キューブに乗っていたときは片道50kmくらいのドライブが普通で、川崎からせいぜい湘南とか、宮ヶ瀬湖とか、近場が多かったです。対して、CX-5に乗り換えてからは、普通の土日で日光とか軽井沢とか、片道200kmくらいの場所に躊躇なく遠出することができます。
その理由を考えてみると、上述した「長距離のツーリングが楽しい」の他にも、
- クルーズコントロールが付いていて運転が楽
- シートの座り心地や機能が最高 —— シートヒーターやベンチレーションが付いてるんです
- 車内でかける音楽の心地よさ —— BOSEオーディオが載ってます
というように、細々とした部分のスペックが高いのが要因です。
車は動く部屋だと思っているので、その中の快適性が上がれば上がるほど、長い時間を過ごすことができるようになります。それはつまり、どこへでも遠出できるということです。
遠出も、写真を撮るのも、楽しい
運転が楽しいと、どこにでも行ける。それはつまり、遠出自体を楽しむことにもつながるし、出かけた先で写真を撮るのも、ご飯を食べるのも、買い物をするのも、いろいろなことを楽しむことができ、休日の質を上げることにつながっています。
具体的には、最近行った軽井沢や日光です。軽井沢は、ほぼプリンスショッピングプラザで買い物をするためだけに行ったと言っても過言ではないし、日光だってお気に入りのパン屋さんに行くことだけが目的でした。このように、運転が楽しくなると「大したことのない目的」のためだけに遠出できるようになるのです。
そして、訪れた先でたくさん自然に触れ、写真を撮って休日の質をさらに上げる。「運転の楽しさ」を起点にして好循環が生まれ、休日の質が上がりまくっています。
取り回しは慣れた
納車から3か月経過したときの感想では、車体が大きくて取り回しに苦労するようなことを書いていました。しかし、それからさらに3か月が経過した今では、大きさにはすっかり慣れてしまっています。
狭い道でのすれ違いでは少し気をつかうこともありますが、少なくとも自宅の狭い駐車場では切り返し1回で駐車できるようになりました。最初は少なくとも2回切り返していたので、これは大きな進歩です。ただ、キューブは切り返しなしで一発で入れられていたので、CX-5の車体が大きいのは否定できません。
広い道に出てしまうと大きさなんて関係ないので、感覚をつかんで狭い場所での扱いさえなれてしまえば、あとは全く問題ない——というのが正直なところです。
400万円の価値があるか
僕が購入したCX-5は「Exclusive Mode」という最上級グレードです。オプション込みで支払総額は3,953,210円、約400万円です。購入時は、果たしてその価値があるのか?と疑問に思うこともありました。
しかし、今振り返ってみると、400万円の価値はあったと思います。車の費用対効果を考えるときは、「車を所有するメリット」と「いい車に乗るメリット」に分けて考えた方がいいと思うので、そうやって考えてみます。
まず、前者については、「24時間365日自由に使える車が自宅の目の前に止まっている」ことをメリットととるかどうか。カーシェアやレンタカーを希望の日時に確実に使うには前もって予約しないといけませんが、自分の車では当然その必要はありません。気まぐれで遠出したくなる僕にとっては大きなメリットです。ただ、このメリットを享受するためには、わざわざ400万円も出す必要はない。極論言っちゃえば、数十万円の中古車でもいいわけです。
一方、後者については、「長距離のツーリングが楽しい」という話にも関連しますが、振動が少なくて乗り心地がいいし、アクセルワークに俊敏に反応するし、上り坂でもぐんぐん登っていくし、200万円の車(キューブ)とは全然違う乗り物に乗っている感覚を覚えます。
また、数十万円の中古車と圧倒的に異なるのは、新車としての信頼性、400万円の車としての圧倒的な質感、所有する満足感、車を買ったんだという事実から来る自分に対する謎の自信——などなど。こういうものをメリットと捉えるかどうかは大きな個人差がありそうですが、僕はメリットだと思ったので購入しました。
買ってよかったか
最後に、この質問には胸を張って「Yes」と答えられます。
なぜなら、CX-5は人生を豊かにしてくれるものだからです。「運転の楽しさ」を起点にして、休日が豊かになる。休日が豊かになると、心にゆとりが生まれたり、好きなことを突き詰めることの喜びを感じることができる。そうすることで、自分自身の心のご機嫌を取ることができます。これは自分の心を穏やかに、人生を豊かにするための投資なのです。そのためだったら、400万円くらいなんてことありません。
だから、間違いなく買ってよかった。2020年——いや、これまで生きてきた中で、買ってよかったもの第1位になりました。それも、2位以下に圧倒的な差をつけて。この惚れ惚れする見た目と、圧倒的な性能、質感、運転の楽しさ——どれを取っても、これまでの人生の中でCX-5を超えるモノに出会ったことはありません。だから圧倒的に1位なのです。
そして明日もまた、CX-5に乗って旅に出ます。人生を豊かにする旅に。