ツヤツヤにしたい。
CX-5のコーティング
新車の購入時または購入してすぐに考えたいのは、ボディのコーティング。
通常の使用の範囲内でボディに小傷がついていったり、雨によってウォータースポットとよばれる斑点が現れたりします。このような傷は、コーティングをしていないとボディの塗装面に直接ついていくことになります。
そうなると後々のメンテナンスが面倒になるし、塗装の劣化を大きく早めることになります。それを防ぐために、塗装面の上に何らかのコーティングをしておくのが一般的です。
最近のトレンドはガラス素材のコーティングであり、それ以外はあまり聞かなくなりました。今乗っているキューブを契約した2009年当時は、ガラスコーティングというと少し価格が高かった気がします。
さて、先日CX-5を契約したときに、ディーラーオプションで純正のコーティングを付けていました。
しかしながら、納車を待っている間にいろいろ調べてみたら、あれ、別のコーティングの方がよくない…?となってるので、この記事で整理しておきます。
マツダの純正コーティング「MGシリーズ」
まず、僕が契約時にオプションで付けておいたマツダ純正のコーティング。メンテナンス期間に応じて3種類あって、CX-5向けの価格は以下のとおりです。
- MG-1 —— 56,650円
- MG-3 —— 67,650円
- MG-PREMIUM —— 99,880円
MG-1とMG-3は、どちらも納車時に同じコーティングが施工されますが、サポート期間がそれぞれ「1年」と「3年」と異なります。
サポート期間が異なるといっても、再コーティングを施工してもらえるわけではなく、1年ごとの洗車と点検がついているだけ。MG-1は最初のコーティングのみの対応で、MG-3は納車後1年と2年に洗車と点検が実施されます。
一方、MG-PREMIUMはコーティングの種類も異なり、MG-1/3よりは耐久性が上がっているようです。サポート期間は5年間となりますが、納車後1年ごとに洗車と点検のみの対応となるのはMG-3と同様です。
また、調べた限りではコーティングが施されるのはボディのみであり、ウインドウやホイールはコーティングされずにそのままの引き渡しとなりそう? 別メニューが用意されているかは確認していませんが、いずれにせよ別料金となりそうです。
それで、僕はMG-1をオプション契約しておきました。コーティング自体は同じなのでMG-3には魅力を感じなかった(オススメもされなかった)し、MG-PREMIUMは専門店ではない割には値段が高く感じたからです。
水のはじき具合については参考になりそうな動画を見つけましたので、貼っておきますね。
KeePerコーティング
メーカー純正のコーティングが用意されている一方で、ガラスコーティング界隈で有名なのは、やはりKeePerでしょう。ガソリンスタンドで施工してもらえますが、個人的にはKeePer LABOという専門店でやってもらいたい。
→ あらゆる「車の美しさ」を実現するキーパーコーティングと洗車の専門店 キーパーラボ
メニューも豊富で、下記の6種類から予算に応じて選ぶことができます。CX-5が属するLLサイズの価格は以下のとおり。
- クリスタルキーパー —— 27,000円
- ダイヤモンドキーパー —— 67,500円
- Wダイヤモンドキーパー —— 98,000円
- Wダイヤモンドキーパープレミアム —— 150,300円
- EXキーパー —— 152,600円
- EXキーパープレミアム —— 223,800円
ボディの艶を引き立たせるという観点からはコーティングに予算をつぎ込むのもいいんだけど、個人的に出せるのはダイヤモンドキーパーの67,500円くらいまでかなーと思います。
なので、クリスタルキーパーとダイヤモンドキーパーを比較することになります。
クリスタルキーパー | ダイヤモンドキーパー | |
耐久 | 1年間ノーメンテナンス | 3年間ノーメンテナンス (または、1年1回メンテナンスで5年間耐久) |
コーティング | 2層 ガラス被膜+レジン被膜 | 2層 高密度ガラス被膜+レジン被膜 |
作業時間 | 2時間 | 4〜8時間 |
価格(LLサイズ) | 27,000円 | 67,500円 |
3年間トータルコスト | 81,000円 | 67,500円 |
初回の価格差は大きいですが、クリスタルキーパーは1年ごとに施工し直さなければならないため、3年間のトータルコストで考えるとダイヤモンドキーパーの方が安くなりそうです。
また、オプションとしてウインドウのフッ素ガラスコーティング(全面で8,380円・LLサイズ)やホイールコーティング(4本で11,200円・19インチ)もあり、これもやってもらいたい。
となると、ボディのコーティング代金+2万円くらいでエクステリアの隅々までコーティングが行き渡るのか。なかなか魅力的に思えてきたぞ。
もちろん、KeePerコーティングにすればボディの艶もきれいに出るでしょう。マツダの曲線を活かしたデザインと、マシーングレープレミアムメタリックの深みのある色がある中で、さらに艶まで出ればかっこよくなるだろうなー。
ボディの艶や撥水の効果については、この動画が参考になりそう。
KeePerの方がよくないか?
マツダ純正コーティングの懸念点としては、
- 施工の質がよくわからない
- コーティングの内容がブラックボックス
というような点。
ディーラーで話を聞く限りでは、広島の工場で作られたあと、千葉の新車点検センター?に運ばれて、コーティングやディーラーオプションの取り付けは千葉で施工されるようです。そうなった場合、コーティングは流れ作業の一環として施工されるのでは?という懸念があります。
また、公式サイトに書いてあるのは「独自開発のガラス系コート剤」ということだけで、わからないことだらけです。何層構造のコーティングなのかも不明です。
一方、KeePerコーティングは、KeePer LABOに持ち込めば、技術者と話をした上でその場で施工してもらえる。コーティングを施工してもらえる人と一緒に、自分に合ったコーティングメニューを選ぶところから始められるのは大きな魅力だと思います。
それでいて、MGシリーズと価格に大きな開きがあるわけでもない。だから、MGシリーズよりもKeePerコーティングの方がいいのでは?と思えてきました。
MG-1をキャンセルしてきました
と、上記のような経緯で、マツダ純正のMG-1コーティングをキャンセルしてきました。納車後すぐにKeePer LABOのお店に持って行き、ダイヤモンドキーパーを施工してもらうことにします。
コーティングは専門家の意見を聞き、自分に最適な内容で施工してもらいたいので、このような判断にしました。
もう少し考えて、ダイヤモンドキーパーではなくクリスタルキーパーでも十分だと思えればそうしますが、いずれにせよMGシリーズのコーティングはかけないので、現段階でキャンセルしてもいいかなと。
引き続き調べてみて、最終的な決断はどこかのタイミングで記事に記しますね。今回は以上です。