最高の相棒だと思っています。
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納車後3か月で7500km走った
CX-5が納車されたのは、2020年6月6日。ちょうど3か月が経ちました。
現時点の総走行距離は7,500kmほど。平均的な1年間の走行距離は1万kmといわれており、明らかなハイペースで走っています。運転が楽しいからついつい遠出しちゃうんですよね。
これだけ走れば、CX-5のいいところや気になるところについて、試乗や納車直後には分からなかったことが明確になってきます。
今日は、「納車後3か月で7,500km走った感想」と題して、以下のような観点からCX-5の感想をお伝えします。
- CX-5のグレードは? 購入価格は?
- どうやって3か月間で7,500kmも走ったの?
- オーナーだから分かる、CX-5のいいところは?
- 逆に、気になるところは?
もくじ
僕が買ったCX-5の詳細
僕が購入したCX-5は、以下のような感じ。
- 2020年モデル
- XD Exclusive Mode
- 2WD
- マシーングレープレミアムメタリック
2020年4月にサインしました。2020年モデルに切り替わったのは1月だったので、切り替わってすぐ買いました。2020年モデルの特徴である、8インチに大型化されたセンターモニターもちゃんと装備されていますよ。
また、グレードは、2.2Lディーゼルターボモデルの最上級グレード「Exclusive Mode」を購入しました。僕の使用の範囲ではAWD(四駆)の必要性を感じなかったので、2WD(前輪駆動)にして価格を抑えました。
その他、グレードに関する内容など、関連する内容はこちらの記事にまとめました。ご参考にどうぞ。
→ MAZDA CX-5|納車後3日のファーストインプレッション
また、気になる購入金額と支払計画については、こちらへ。
7500kmの内訳
さて、3か月間でどうやって7,500kmも走ったのか?というのが次なる疑問。内訳としては、以下のようになります。
- 関東近郊のお出かけ(複数回)
- 名古屋旅行
- 長崎帰省
関東近郊のお出かけは、複数回の鎌倉、山梨の精進湖で朝日、日光、埼玉(イオンレイクタウン)、木更津(三井アウトレット)、都内へのお出かけなどなど。1回あたり100〜400km程度のツーリングを何回も繰り返しています。
また、7月の4連休には2泊3日で名古屋に行きました。これもCX-5を自分で運転して行ったので、現地での移動なども含め、700km程度になりました。
それから、8月のお盆休みにはCX-5で長崎に帰省しました。現地での移動も含め、2,500kmくらい。これが大きな割合を占めていますね。
こうやって走りまくっていたら、3か月間の走行距離が7,500kmにもなっていたわけです。
オーナーだから分かるいいところ
前置きが長くなりましたが、本題に入りましょう。まずは、3か月間で7,500km走って感じた、「CX-5のいいところ」から。
思いつく限りでピックアップすると、以下のような感じです。
- 燃費が良い&燃料が軽油
- 内装の質感がいい
- 運転が疲れない
- CarPlay対応
燃費がいい&燃料が軽油
以前乗っていたキューブとの比較になってしまい恐縮ですが、CX-5はキューブより燃費もよく、燃料タンクの容量も大きいので、長い航続可能距離を有します。
カタログ上の数値は別として、長期間オーナーとして使ってみた感覚的な数値は以下のような感じ。
キューブ | CX-5 | |
燃料 | レギュラーガソリン | 軽油 |
感覚的な実燃費 | 12〜13km/L | 16〜17km/L |
燃料タンク容量 (カタログ上) | 45L | 56L |
感覚的な航続可能距離 (1回の給油で) | 400〜450km | 600〜700km |
キューブはガソリン車だったので、燃料はレギュラーガソリンでした。一方、CX-5を購入した際にはクリーンディーゼルエンジンを選択したので、燃料が軽油です。
2020年9月の東京周辺では、レギュラーガソリンが125円/L程度で、軽油が100円/L程度。燃料タンク容量の差があるので、キューブもCX-5も満タンにすると4,500円くらいになります。
それなのに、1回の給油における航続可能距離は大きく異なっています。キューブは東京⇄静岡を往復できるくらいで、CX-5は東京⇄名古屋を往復できるくらいです。
燃料代が安くて助かるのはもちろんですが、給油の回数が減るのも嬉しいです。ガソリンスタンドを探して入り、給油作業は地味に面倒なので。
内装の質感がいい
内装がかっこよくて質感がいいのも、気に入っているポイントです。
水平基調のダッシュボードのデザインもいいし、手が触れる部分はソフトパッドになっていて柔らかい。メッキやアルミのパーツも過剰でなく、シンプルな内装の中でちょうどよいアクセントになっています。
さらに、僕が購入したグレード(Exclusive Mode)は、内装のパネルにも本杢(本物の木)が使われています。シフトノブやウインドウスイッチの周囲はピアノブラック塗装となっていたりして、雰囲気はさながら高級車です。
運転が疲れない
CX-5を購入したときは、他にもCX-30とMazda3に試乗しました。第一印象として思ったのが「他の2モデルと比べて、CX-5は運転しやすい」ということ。
納車されて3か月、7,500km走っても、その第一印象は崩れ去ることはありませんでした。むしろ、僕の中では他の要素と相まって「さらに運転しやすい車」に格上げされました。
- アイポイントが高く、見晴らしがいい
- アクセルやブレーキのタッチが自然
- 高速域でも直進安定性が高い
- アダプティブクルーズコントロール(ACC)とステアリングアシストが絶妙
- オートホールドが便利
- アダプティブLEDヘッドライトで夜も安心
車高の高い車なので、アイポイントが高いのは当然といえば当然。しかし、実際に運転席に座ってみると、見晴らしがよくてすごく運転しやすいんですよね。
アクセルやブレーキのタッチは、とても自然です。アクセルを踏めば進むし、ブレーキを踏めば止まる、というだけのことですが、キューブは全く自然ではありませんでした。
アクセルやブレーキが「自然」とは、車をこういう風に動かしたいという意図のもとアクセルやブレーキを踏み込んだ量と、実際の車の動きが高い次元でリンクしているということです。
CX-5はトルクフルなので、強く踏めばそれだけ強く加速してくれる。また、ブレーキについても、踏み込んだ分だけ効いてくれる。キューブのブレーキには変な引っかかりがあったので、比べると雲泥の差です。
また、直進安定性は(キューブと比較するのはナンセンスかもしれませんが)驚くほど高いです。あまりにも安定しており、パワーもあるので、高速道路を走っていると簡単に制限速度をオーバーしてしまいそう。
ACCとステアリングアシストが組み合わさると、高速道路を半自動的に運転することができます。カメラとレーダーを組み合わせることで、設定した速度で走行し、前に車が現れたら追従。白線を読み取ることもできるので、ステアリングにも補助が入ります。
なので、東京⇄長崎間を往復する際も、高速道路本線走行中はアクセル・ブレーキペダルをほとんど踏むことはありませんでした。ステアリングも軽く手を添えているだけ。僕が行うのは、ステアリングの修正と、車線変更だけ。
さらに、日常走行でも欠かせないのが、オートホールド。信号待ちなどで停車する際に、ブレーキペダルから足を離しておける機能です。車の速度がゼロになったあと、ブレーキペダルを少し踏み込むと、オートホールドがオンになります。そのあと足を離してもブレーキは効いたままで、アクセルを踏むと解除されます。
極めつけは、アダプティブLEDヘッドライト。ロービームはステアリングの切れ角に応じて照らす範囲が左右に動きます。また、ハイビームは対向車や全走車のいる部分はカットされ、それ以外の部分が明るく照らされます。
CarPlay対応
最近のマツダ車には「マツダコネクト」というナビシステムが標準装備されています。ただし、標準装備なのはシステム本体のみで、ナビデータの入ったSDカードは別売りという仕様です。
また、システム本体は、標準でApple CarPlayとAndroid Autoに対応しています。そのため、ナビデータの入ったSDカードは購入せずに、CarPlayをメインに使ってみることにしました。
詳細は先日書いた記事を見てもらえればと思いますが、これが思っていた以上に快適です。
→ Apple CarPlayをドライブの相棒にするということ
少し気になるところ
CX-5は基本的にいいところばかりなのですが、少しだけ気になるところもあります。
- 大きくて取り回しに苦労する
- 左前・右前の見切りの悪さ
- 内装の建て付けが甘く、走行中にビリビリ音がする
- マツダコネクトの起動が遅い
大きくて取り回しに苦労する
CX-5に限らず、大きな車全般に言えることですが、大きくて扱いに困る場面が多々あります。僕がコンパクトカーから乗り換えたというのもあるけれど、大きくてうんざりすることはあります。
ただし、コーナーセンサーや360度モニターがついているので、まだぶつけたことはありません。(いや、これからもぶつけない予定)
左前・右前の見切りの悪さ
CX-5のAピラー(フロントウィンドウとサイドウィンドウの間の柱)は太くて寝ています。BOSEサラウンドシステムのツイーターが入るように設計されている関係かもしれません。
この影響で、駐車場から歩道を越えて車道に出るときに、左前・右前から来る歩行者や自転車が隠れて気づかず、ヒヤッとする場面に5回くらい遭遇しました。
ちゃんと見ろよと思われるかもしれませんが、ちゃんと見ててもAピラーの陰に隠れてしまうことが多いように感じます。キューブに11年乗ってきた中では、こんな経験2〜3回しかなかったので、明らかな高頻度です。
内装の建て付けが甘く、走行中にビリビリ音がする
50〜60km/hで定速走行しているという条件下で、たまにビリビリ音が鳴ります。毎回ではありませんが、現在原因を探ってみているところです。
小物入れの中のものが鳴っていることもありますが、その原因を取り除いても鳴り続けることがあるので、内装の建て付けの問題と思っています。
あまり大したことでは思っていませんが、引き続き注視しておきます。
マツダコネクトの起動が遅い
マツダコネクト(ナビのシステム)の起動は遅いです。エンジンをかけてから30〜40秒くらい待たされます。起動しないとCarPlayも始まらないので、最初の目的地のセットはiPhoneを操作して行うことが多いです。
ただ、これもあまり大きな問題とは思っていません。理由は以下の3つです。
- 毎回遅いわけではなく、しばらく(数時間以上)エンジンをかけていなかったときだけの事象であること
- LightningケーブルでiPhoneをつなぎさえすれば、マツダコネクト起動後、自動的にCarPlayが開始すること
- 便利さを著しく損ねるものではないこと
最後に
本当にいい車を買ったと思っています。不満がないわけではないですが、総じていい車です。じゃないと3か月で7,500kmも走りたくなりません。
特に、試乗のときにも感じていた「長距離移動時の快適性」は、期待どおりでした。この記事でも、運転が疲れないことについてかなりの文字数を割きましたが、本当に疲れないんですよ。
また、今回はあまり触れませんでしたが、シートベンチレーション、BOSEサラウンドシステム、ナッパレザーシートの高級感、ステアリングの重さなど、快適に運転できる装備も充実しています。
これらはグレードが上がるほど標準装備になるので、どこまで快適性を求めるかは、お財布との相談になりそうですね。
いずれにせよ、運転が楽しい、毎日でもドライブに出かけたい、もっと遠出したい、と思わせてくれる、いい車です。さすが、「Be a driver」をスローガンにしているマツダ車であり、最高の相棒を手に入れました。