キーワードは、Apple ProRAW。
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普段使いのカメラは、もうiPhoneで十分かもしれない
iPhone 12 Pro Maxのカメラがすごすぎて、こう思ってしまいます。
外出するときのいつも持ち歩いているカメラ、それはスマートフォンです。最近はスマホのカメラ機能の競争も激しくなってきて、新しいモデルが発表されるたびに飛躍的に性能がアップすることも珍しくありません。
2020年に発表されたiPhone 12 Proでは、iOS 14.3以降でApple ProRAWに対応し、標準のカメラアプリにおいて、RAW形式で撮影できるようになりました。
もしかしたら、スマートフォンのカメラが、一眼レフをはじめとした専用機を追い越した瞬間に立ち会っているのかもしれない、と思ってしまうくらいに革命的です。
当然ですが、スマートフォンの他にカメラを持ち歩くと、荷物が増えます。僕はちょっとした外出のときには、スマートフォンと財布とカギだけを持っていくことが多いのですが、そういうときに限ってシャッターチャンスに巡り会うことがある。
そういう場面において、今までは(カメラを持ってこなかったことを悔やみつつ)スマートフォンの微妙な画質のカメラで撮っていました。
これからは、カメラを持ってこなかったことを悔やむ必要はなく、手元のiPhoneでRAW形式で撮影すれば、あとはカメラで撮ったときと同じように現像することができます。これは革命的だと思うのです。
これまでも、LightroomやVSCOなどのアプリを使うとRAW形式で撮影することもできましたが、標準のカメラアプリでは不可能でした。
しかし、iPhone 12 Proでは、ロック画面からも簡単に起動できる「標準のカメラアプリ」において、あとから調整可能なRAW形式で撮影できるようになりました。そのRAWデータは、標準の写真アプリだけでなく、LightroomやVSCOで編集することができます。
だから、あとから現像する前提のもとで白飛びしないように少し暗めで撮影することもできるし、調整幅の大きいRAW画像にVSCOのフィルターを当てることもできます。
要するに、これまでのiPhoneのカメラよりも、できることの幅が広がるんですよね。ちょっとした外出でカメラを持ち歩くことは必要なく、ポケットに入っているiPhone任せてもいいかな、と思えるようになりました。
だから、普段使いのカメラは、もうiPhoneで十分かもしれません。
これまでも、新しいiPhoneが出るたびに「今年のiPhoneはカメラがすごい」と言われてきました。それにもかかわらず、実際に使ってみると、カメラの代わりになるほどの写真が撮れるとは思いませんでした。でも、iPhone 12 Pro Maxは本物のカメラを超えてきた気がするのです。
この記事の写真は(ポートレートモードで撮影した1枚を除いて)全てiPhone 12 Pro MaxでRAW撮影し、VSCOでフィルターを当てた上で現像しました。
ポケットの中のiPhoneでここまで撮れるのであれば、もうカメラなんて持ち歩く必要ないんじゃないかと思えてきませんか?
当分の間、撮影目的で外出するときはカメラを持っていきますが、それ以外の外出では持っていく予定はありません。iPhone 12 Pro Maxという優秀な「カメラ」がポケットに入っているので、その必要はないのです。