それは本当に必要なものなのか?
この記事には広告が含まれています。
2022年のサブスクを棚卸し
サブスクリプションとは、商品の購入代金やサービスの利用料を毎回請求するのではなく、一定期間利用することができる権利に対して料金を請求するビジネスモデルです。一般的には、料金を支払っている間は自由に商品やサービスを利用することが可能ですが、契約が終了するとそれらは利用できなくなります。
—— NTTコミュニケーションズ「意外と知らない?ITトレンド用語」より
巷に溢れているサブスク。月額1,000円くらいだったら躊躇なく契約してしまい、塵も積もれば何とやら。ちゃんと計算してみると意外と高くついているものです。なので、定期的に振り返って、本当に必要なものなのかどうか見極めることが重要。
契約した当時は必要だったのかもしれないけれど、ライフスタイルの変化で今となっては必要性が低くなっているものがあるかもしれません。年も明けていいタイミングなので、現時点で契約しているサブスクを書き出し、2022年1年間にかかる費用を計算してみました。
2018年のサブスク
ご参考までに、4年前の2018年にも同じことをやっていますが(もう4年も経つんだ!)、そのときは15サービスを契約していて、年間の合計額は121,584円でした。
2022年のサブスクをカテゴリー別で
では、ここからカテゴリー別で見ていきたいと思います。もくじも設置しておいたので、見たいカテゴリーに飛んでいってもらってもOKです。
ちなみに、集計にあたってはNotionを使い、サブスクの名称、カテゴリー、月額、年額、年額の場合の更新日、契約している人を一覧にしました。2人で契約しているサブスクが見やすくまとまったので、このような管理にNotionを使うのははおすすめです。
音楽
音楽まわりのサブスクは「iTunes Match」「Apple Music」「Spotify Premium」の3つです。
iTunes Match:年額3,980円
iTunes Matchでは、手持ちの音楽ライブラリーをAAC 256kbpsでクラウド上にバックアップできます。音源データを保存しているHDDがクラッシュしてデータが消失しても復元でき、別のMac/PCでも音源をダウロードすることができる——という触れ込みでした。
確かに、購入したりレンタルしたCD音源をバックアップするのにいいサービスだなと思って契約していましたが、もうそんな時代じゃないですよね。別に手持ちの音源データが消失しても、大抵の音楽はApple Music上にあるので全然困りません。そろそろ解約する時期だと思っており、次回の更新はしないかもしれません。
→ iTunes Match のサブスクリプションに登録する – Apple サポート
Apple Musicファミリープラン:月額1,480円
おなじみのApple Music、僕ももちろん契約しています。ただ、月額980円の個人用プランではなくて、最大6人までそれぞれのデバイスでApple Musicを楽しめる「ファミリープラン」にしています。2人以上で同居しているのならこちらのプランにした方がお得です。
→ Apple Music のファミリープランを利用する – Apple サポート
Spotify Premium:月額980円
通勤中、作業中、車の中など、僕にとって音楽を聴くシーンは何かと多いものです。特に車の中ではずっと音楽を流しているので、休日に遠出するときは8時間くらい聴いていることもザラではありません。
一応Apple Musicは入っているものの、Spotifyのプレイリストの方が秀逸なことも多々あるので、そんなときはSpotifyを使いたい。でも無料版だと広告が入ってしまいます。音楽を聴くのは好きなので、Apple MusicもSpotifyもどちらも課金すればいいのです。
お金
お金の管理のために「マネーフォワード」を契約しています。
マネーフォワード:月額480円
お金の管理にはマネーフォワードを使っています。銀行口座やクレジットカードと連携して自動で記録を取ってくれるので、楽に管理することができます。最初の設定は必要で、たまに各サービスに再ログインを求められることはありますが、ほぼ放置です。
ユーティリティー
ユーティリティーに関してはサブスク多め。「ATOK」「iCloud Drive」「Google Drive」「Adobe CC」「Evernote」「Whoscall」「1Password」「コンセプト」と8つに及びます。
ATOK Passportベーシック:月額330円
MacのIMEとして、もう10年以上ATOKを使っています。使い始めた頃は買い切り版を購入していましたが、いつからかATOK Passportというサブスクが始まってからは切り替えました。プレミアムとベーシックの2プランがラインナップされていますが、IMEとして使うだけならベーシックで十分です。
→ 日本語入力システム「ATOK」 | ATOK Passport
iCloud Drive 2TB:月額1,300円
メインのクラウドストレージはiCloudにしています。Apple純正ということもあってOSレベルで統合されていて使いやすいです。Macのファイル、写真、iOSデバイスのバックアップなど、あらゆるデータをiCloudに格納しています。
→ iCloudフォトライブラリを中心に据えた写真管理【2019年版】
Google Drive 100GB:月額250円
iCloudをメインで使っているので、正直Google Driveは不要です。とはいえ、Google Nest Hubをフォトフレームとして使うのは便利だし、そのためにはGoogleフォトに写真を保存しないといけません。2021年6月から、それまで無制限だったGoogleフォトの容量もGoogle Driveの使用分にカウントされるようになってしまったので、最小プランを契約しました。
→ 有料化したGoogleフォトを使い続ける理由
→ Google Nest Hubはデジタルフォトフレームの最適解だ
Adobe Creative Cloud:月額3,278円
Macを使う上でAdobeのツールは必要なので、10年くらいずっと契約したままにしています。写真の現像にLightroomは必須だし、ブログを書く上でPhotoshopは使いたいし、IllustratorもPremiere Proも無いと困ります。なのでずっと契約したまま。
→ Adobe Creative Cloudについて【アドビ公式】
Evernote:年額5,200円
Evernoteも2010年くらいからずっと課金していますが、そろそろ必要なくなってきたかもしれません。3年前くらいまでは全ての情報をEvernoteに集約していたものですが、僕の整理整頓熱が冷めてしまったので放置気味です。せっかく課金しているので、もう一度整理して使い倒してみようかなあ。
→ 最高のメモアプリ – Evernote で大切なノートを整理
Whoscall:年額1,200円
iPhoneの電話帳に登録されていない電話番号から着信があったときに、どこから着信しているのか教えてくれるアプリです。例えば、カード会社の0120から始まる勧誘の番号や、ディナーを予約しているお店の番号など、着信時にデータベースと照合して表示してくれます。咄嗟の状況でも電話に出るか判断するための基準になるので、年額1,200円なら全然払います。
1Password:月額450円
言わずと知れたパスワード管理アプリです。デバイス間のパスワードの同期はもちろん、ランダムな文字の羅列のパスワードの自動生成にも対応。iOS 15からはSafariの機能拡張にも対応し、より使いやすくなりました。UIがよくできていて使いやすいので、このアプリにもずっとお世話になっています。
→ 家族、ビジネス、チームのためのパスワード管理ツール | 1Password
コンセプト:年額3,300円
iPadの無限キャンバスアプリ「コンセプト」にも課金しています。無料でも使えますが、使っているうちに制限が鬱陶しくなって課金したような気がします(よく覚えてない…)。便利に使わせていただいているアプリなので、開発者を支援する意味でもどんどん課金した方がいいのです。
ブログ
ブログを運営するために必要なドメインとサーバーです。
ドメイン(starrrrr.com):年額1,886円
当サイト(starnote*)のドメイン「starrrrr.com」はさくらインターネットで契約しています。年額1,886円と、意外と安いです。毎年自動更新されています。
ドメイン(futari.tokyo):年額2,200円
全然更新しないので一旦非公開にしている「ふたり暮らしのアルバム」というサイト。ドメインは手放さずにキープしています。こちらも毎年更新なので、そろそろ手を入れなければ。
サーバー:月額524円
サーバーもさくらインターネットで契約。WordPressが使える最安プラン「スタンダード」にしています。何度はGoogle砲を受けてトラフィックが急激に伸びることがありましたが、今のところこれで困っていません。
→ さくらのレンタルサーバ | 高速・安定WordPressなら!無料2週間お試し
写真
写真には「VSCO」を契約しています。
VSCO:年額1,600円
日々のほとんどの写真はFUJIFILMやソニーのカメラで撮るので加工アプリは不要なのですが、たまにiPhoneで撮影しブログやTwitterで使いたいときにVSCOで加工しています。Apple ProRAWにも対応しているので、加工の幅は広いです(といってもカメラには及びませんが)。
→ VSCO
動画配信
動画配信サービスには「Amazonプライム」と「Netflix」を契約。
Amazonプライム:年額4,900円
どのカテゴリーに入れるか迷いましたが、プライムビデオの恩恵を受けることがいちばん多いので動画配信に入れておきました。Amazonで買い物するときにお急ぎ便を使えたり、プライムビデオが見放題だったり、これで年額4,900円は破格です。
Netflix:月額1,490円
Netflixオリジナル作品も見たいので、こちらも契約しています。HDプランで1,490円と値上げされてしまいましたが、若干高いと思いつつもそのまま契約。年額17,880円にもなるから、あまり見なかったら解約対象です。といっても、しっかり見てるんだよなあ。
→ Netflix (ネットフリックス) 日本 – 大好きな映画やドラマを楽しもう!
本
「dマガジン」をずっと契約、たまに「Kindle Unlimited」。
dマガジン:月額440円
ドコモのdマガジンもずっと契約しています。アプリのUIが使いにくいですが、雑紙のラインナップはいちばん多いです(最近は楽天マガジンも健闘しているかもしれません)。ラインナップ的に支障がなければ楽天マガジンに躊躇なく移行します。
→ dマガジン|多彩なジャンルの人気記事がいつでもどこでも読み放題!
食べ物
Uber Eats、ついつい使っちゃうんだよなあ。
Uber Eatsパス:月額498円
先日、月額980円→498円に値下げされたばかりの「Uber Eatsパス」。加入していれば、1,200円以上の注文の配送料が無料になります。980円時代から契約・解約を繰り返していましたが、498円なら迷わず継続決定です。
→ Eats パスの仕組み | Uber Eats について
まとめ
ということで、まとめると「全21サービス、年額165,566円」にもなりました。2018年に計算したときは121,584円だったので、4万円以上も増えています。全部が無駄とはいいませんが、さすがに高い気がするので見直そうと思います。