月刊すたの通信|2018年11月のできごと。

歳を重ねるごとに、時間の流れがだんだん早くなる。

そんなことがよく言われますが、つい最近30歳を迎えた今、そのことをただただ実感してます。特に今月上旬は日本にいなかったということもあり、あっという間に過ぎ去りました。

そんな11月を振り返ってみます。


アメリカに(勉強しに)行ってきました

今月はこの話ばかりしていた気がしますが、11月3日〜12日の7泊10日でアメリカに行ってきました。その目的は「日本とアメリカの薬学教育や薬剤師業務における差異を体感すること」。ちゃんと勉強してきたよ!

日本とアメリカの薬学教育のちがいを学んできた。 – starnote*
学んできた者の使命は「発信すること」だと思うのです。 先日1週間ほどアメリカに行ってきたのは何回か書いているとおりですが、学んできたことや感じたことを僕の中だけ留めておいても何もいいことがありません。 当ブログの読者には薬学関係者がたくさんいると思うので、有益そうな知見を余すことなく発信できればいいなーと思っています。 1回目は「日本とアメリカの薬学教育のちがい」について。日本との差が大きく、取り入れてもいいんじゃないかと思える部分が数多くありました。 The University of New Mexico (UNM) 僕らがお邪魔してきたのは、アメリカ南部のニューメキシコ州アルバカーキにある「ニューメキシコ大学(The University of New Mexico: UNM)」。州立大学です。 僕の大学出身の先生がニューメキシコ大学で講師をしてらっしゃるというコネがあり、今回の訪問が実現しました。本当にお世話になりました。 日本とアメリカの教育制度 日本の教育制度は中央(文部科学省)が一括で決めていることが多いですが、アメリカは州の力が強い国。教育制度という面にもその影響が大きく現れていて、カリキュラムは州ごとに異なるそうです。 一例を以下に示します。 日本の場合 日本では全国共通の教育制度となっています。薬学部の場合、薬剤師免許を取得できるコース(薬学科)は6年制課程でなければなりません。その内容も「薬学教育モデルコアカリキュラム」というものに基づいています。 高校卒業後(浪人生の期間がある人もいるにせよ)、そのまま大学の薬学部薬学科に入学して6年間のカリキュラムをこなすと、薬剤師国家試験の受験資格を得られます。 大学では、基礎的な内容から徐々に高度な内容を積み重ねていくようなカリキュラムになっています。初年次には薬学とは遠い内容である教養教育も含まれます。 また、卒業前(学士取得前)でも、「卒業見込み」であれば国家試験を受験できるのが日本の制度です。試験は毎年2月末に1回だけ実施されます。次回の第104回薬剤師国家試験は2019年2月23〜24日。 アメリカ(UNM)の場合 アメリカは州ごとの裁量が大きいので教育制度も異なることがあります。ここでの内容はニューメキシコ州での話。

まずは日本とアメリカの薬学教育制度のちがいについて書きました。アメリカは州によって法律が違う上に、カリキュラムにおける大学側の裁量が大きいのです。だから薬学部も3年制だったり4年制だったりします。

僕らが訪問したニューメキシコ大学薬学部は4年制。とはいっても、高校卒業後そのまま進学できるわけではなくて、2〜3年かけて「Prerequisite」というカリキュラムを修了しないと、薬学部の入試すら受けることができません。

しかも、入学したあとも猛勉強しないとあっという間に落第してしまうし、卒業のための要件も厳しい。だからアメリカの薬学生はすごく真面目でした。


また、アメリカの薬局に関する記事も2本出しました。

アメリカの薬局①|薬をつくる「コンパウンド・ファーマシー」 – starnote*
日本と同じところと、ちがうところを、探しに行く。 日本で「薬局」というと、病院に行った帰りに処方せんを持って寄る薬局と、マツキヨのようなドラッグストア、この2種類があります。それはアメリカでも同じです。 この記事で取り上げるのは前者。日本で言うところの「調剤薬局」です。医師からの処方せんに基づいて調剤し、患者に薬を渡す、というのは日本と同じ。 ただ、アメリカは日本より薬剤師に認められている業務の幅が広かった。 11月上旬にアメリカに行ってきました。その目的は「日本とアメリカの薬剤師のちがいを体感する」こと。前回はアメリカにおける薬学教育について記事を出しました。 このプログラムの一環で、2か所の特徴的な地域薬局と、アメリカ全域に展開するドラッグストアを訪問してきました。まずはそのひとつについて詳しく紹介します。 MENUAL COMPOUNDING PHARMACY 僕らが滞在していたニューメキシコ州・アルバカーキにある「MENUAL COMPOUNDING PHARMACY」。 この薬局では、原薬の粉末からオリジナルの薬を作っています。日本では見かけない——というか日本では許可されていない——タイプの薬局です。 薬局で薬をつくる、とは? 日本でも、散剤(さんざい:粉薬のこと)や軟膏剤を混ぜ合わせることはできます。以下のように、医師からの処方せんに基づいて、混ぜ合わせて患者に渡すようなことです。青いフタの軟膏入れは見たことがあると思います。 アメリカはさらに進んでいて——進んでいるという表現がふさわしいはわかりませんが——原薬を基剤に練り込んで、薬局でゲル剤を作ることができるのです。 日本では製薬メーカーの工場でしかできないような工程を薬局で行うことができる。つまり、患者に合わせたオーダーメイドの薬を作ることができます。 日本の薬局でできるのは「散剤どうしの混合」「軟膏やクリーム剤の混合」「内用液剤の混合」というように、同じ種類の薬を混ぜ合わせることだけです。原薬の粉末から別の種類の薬を作り出すことはできない。 たとえば軟膏剤・ゲル剤にフォーカスしてみましょう。
アメリカの薬局②|コミュニティファーマシーとドラッグストア – starnote*
昨日に引き続き、アメリカの薬局特集の2回目です。今回は対照的な「コミュニティファーマシー」と「ドラッグストア」を取り上げます。 付加価値として「きめ細やかなサービス」を提供するコミュニティファーマシーと、割と流れ作業なドラッグストア。アメリカ人も好みが分かれるようです。 さらに、もうひとつの対立軸として、日本とアメリカの薬局のちがいという視点でも見てみたいと思っています。 前回は、薬局内で薬を製造する「コンパウンド・ファーマシー」を紹介しました。 いくら薬局で薬を製造することが認められているとはいえ、すべての薬局でこのようなことを行っているわけではありません。アメリカにも、日本と同じような調剤薬局やドラッグストアが存在します。 今回は、このような〈普通の〉薬局を紹介。 DURAN’S PHARMACY きめ細かなサービスに定評のあるコミュニティファーマシー「DURAN’S PHARMACY」。日本でいうところの「調剤薬局」です。 患者との対話を重視し、従業員全員が患者の顔と名前を覚えているので、その人に合ったサービスを提供することができるそうです。 たとえば、アメリカの処方せんは病院から薬局へオンラインで送られているので、患者が薬局を訪れる前から薬の準備ができます。患者の顔と名前を覚えていれば、薬局を訪れた直後に薬が出てくるし、健康状態の相談もしやすくなるし、いいことばかりです。 また、このDURAN’S PHARMACYでは、異なる医療機関から処方された薬の日数をそろえ、患者が月に1回だけ薬局を訪れればいいようにしているそうです。 このように、普段から過剰なサービスに慣らされている日本人から見ても、きめ細やかだと感じるサービスが提供されている。だからアメリカ基準だったら超親切な薬局ということになりますね。 引用:Duran Central Pharmacy コミュニティファーマシーにおける薬剤師 日本の調剤薬局では、通常の調剤業務に加えて、高齢者向けの「在宅医療」や「一包化」に取り組んでいる薬局も多くあります。アメリカでも、このような取り組みが行われているのでしょうか。

本当は1つにまとめて出す予定だったのですが、思いのほか筆が進んでしまったので2つに分けました。たまにはこういうスペシャリティな記事もいいかなーと。

幸運なことに、自分の文章を好き勝手——ではないかもしれないけれど——書くことのできる場所があるので、学んできた知識はできるだけ発信して共有したいと思っています。そうすれば、アメリカを訪問する機会を与えてもらったことに対する恩返しにもなるはず。


とはいえ、オフの日には観光も

僕が滞在していたのは、ニューメキシコ州のアルバカーキという都市です。そこには「サンディア山脈」という標高3,170mの山脈があり、その頂上までトラム(ロープウェイ)でひとっ飛びすることができるのです。

ちょうど1日だけオフの日があったので——本当は時差ボケ解消のための日だったけど、大してひどくなかったので——サクッと訪問してきました。

サンディア・ピーク|空中散歩の果てに広がる絶景 – starnote*
標高1,600mの砂漠の真ん中に佇む都市、アルバカーキ。砂漠を貫く1本の川の周りに栄えてきました。日本ではまず見られない光景です。 アルバカーキの東端には大きな山々がそびえ立っています。それ以外は平地なので、市内のどこからでも見ることができる山々。その名を「サンディア山脈」といいます。 標高3,170mの山頂までは全長4.3kmにもなるトラム(ロープウェイ)が整備されていて、世界第2位の長さを誇ります。富士山と同じくらいの高さまでトラムで行けるというスケール感よ。 それに乗ってきたのでレポートします。 貴重な休日 ユナイテッドの国際線が遅延して到着が翌朝になってしまったのは、先日の記事のとおりです。 現地時間11月3日の夜に到着予定だったのが、4日の朝になりました。でもこの日は時差ボケ解消のために1日休みになっていたので、ニューメキシコ大学でのプログラムには影響ありませんでした。 逆を言えば、アルバカーキで過ごす休日はこの日しかないわけで、せっかくなら観光したい。でも前日のゴタゴタのせいで午前中は爆睡してました。さすがに無理だった。 昼過ぎに目が覚めたので、かねてから行きたいと目星をつけていた「サンディア・ピーク」へ。 Uberで市域の端っこへ アルバカーキでは「Embassy Suites by Hilton」というホテルに滞在していました。このホテルがあるのは市内の中央部。 トラム乗り場があるのはアルバカーキの北東の端で、ホテルから10kmほどの場所です。 残念ながらアルバカーキはクルマ社会で、公共の交通機関が発達していません。さすがに歩いていくのは時間的にも体力的にもつらいので、Uberを使って移動しました。 市内中心部なので、5分くらいで来てくれました。 フレンドリーでいい方でしたけど、めっちゃ飛ばすやん。 見えてきた! 広大な土地。 近くに来ると大きいなー。 トラム乗り場に到着 全長4.3km、世界第2位の長さのトラムの乗り場。 階段を上ると入口があります。 チケット売り場は2階。往復券は大人25ドルでした。 売り場の方が気さくで、 「何歳? 20歳超えてる?」 「30です」 「うそ!!全然見えない!!」

景色は写真で見ることができても、その場所の空気や、その土地の人とのやりとりは、実際に訪れないと手にすることができません。だからもっといろんな場所に行ってみたい。

記事に書いたこの一節は、最近強く思っていることのひとつです。だから来年はヨーロッパ方面に行けたらいいな。誰か連れてってー。


台湾の記事も連載中

アメリカに行く前週には、土日を使って弾丸で台湾に行ってきました。たくさん写真を撮ってきたので、「週末台湾」というシリーズで連載中です。

全5回(プロローグも含めたら6回)のシリーズを予定していますが、現時点で第2回まで掲載しています。かなりのんびりな連載となってますね。

とりあえず、年内を目処に完結できればいいかなーと思っているところです。


カバンの中身、はじめて公開しました

これまで僕の持ち物をまとめて紹介したことはありませんでした。かろうじてDELFONICSのインナーキャリングを紹介した程度。

今回の台湾旅はLCCであるバニラエアで行ってきたので、持ち込み手荷物は7kg以内に収めなければなりませんでした。それにあたって自分なりに思い切って持ち物を厳選したので、はじめて紹介してみることにしました。厳選した荷物の中にその人らしさが現れるはず。

1泊2日の台湾旅を、バックパックとサコッシュに詰めて。 – starnote*
ダイエットが意外と大変。 先日、台湾に行ってきました。福岡空港と桃園国際空港の間はバニラエアで往復したのですが、荷物を預けると追加料金がかかってしまいます。 さらに、機内持ち込み手荷物にも重量制限があり、7kgまでとなっています。なので、預け入れないという選択をするためには、荷物の総重量を7kgまでに収めないといけない。 ということなので、持っていく荷物は厳選する必要がありました。 カメラは譲れない 写真を大事にするブログを書いている人としては、カメラは欠かせません。というか、この旅の目的自体が「台湾で美しい写真を撮ること」でもあったので、カメラは必須。 → 写真と向き合う旅を、台湾にて。 とはいえカメラは重いのです。僕が使っているα7 IIIはレンズも含めると1kg弱になります。だから残りは6kgまでに収めないと。 ソニー SONY ミラーレス一眼 α7 III ズームレンズキット FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS ILCE-7M3Kposted with カエレバ ソニー 2018-03-23 Amazon楽天市場Yahooショッピング たとえば、ここにMacBook Pro(1.37kg)を加えると、カメラとMacだけで2kgを超えてしまう。7kgってたくさん持って行けそうに見えますが、普段持ち歩いている荷物でも5kgとか6kgとかになる人(僕)は、荷物を最小限にする必要があるのです。 今回は1泊2日の旅だったので、Macが必要になる場面は少ないかなーと思い、10.5インチiPad Proだけを持って行くことにしました。 いつも使ってるIncaseのバックパックで 持って行ったバックパックは、普段から使っている「Incase City Collection Compact Backpack」。コンパクトなのに収納力抜群の、頼りがいのある相棒です。 INCASE CITY COLLECTION COMPACT BACKPACK バックパック CL55571 posted with カエレバ incase Amazon楽天市場Yahooショッピング カメラはバックパックに入れずに、常に首に掛けていました。理由はシャッターチャンスを逃したくないから。バックパックの中にも入れるスペースはあったけど、敢えて入れなかったという感じ。

普段の荷物も紹介してもいいのですが、あまり特徴がないので書くか迷ってます。あるいはトバログに投稿するのもいいかも?

いずれにせよ、近いうちに紹介するかもしれません。


そろそろ普通の記事、書きたい。

最近はブログ書きたい熱が上昇中。12月はその熱をアメリカと台湾以外にも注ぎたいですね。

2018年もあと1か月で終わってしまうので、やり残したことのないよう(書き残した記事のないよう)にしたいと思ってます。12月も読みに来てもらえたら嬉しいです。では〜!

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