サンディア・ピーク|空中散歩の果てに広がる絶景

標高1,600mの砂漠の真ん中に佇む都市、アルバカーキ。砂漠を貫く1本の川の周りに栄えてきました。日本ではまず見られない光景です。

アルバカーキの東端には大きな山々がそびえ立っています。それ以外は平地なので、市内のどこからでも見ることができる山々。その名を「サンディア山脈」といいます。

標高3,170mの山頂までは全長4.3kmにもなるトラム(ロープウェイ)が整備されていて、世界第2位の長さを誇ります。富士山と同じくらいの高さまでトラムで行けるというスケール感よ。

それに乗ってきたのでレポートします。


貴重な休日

ユナイテッドの国際線が遅延して到着が翌朝になってしまったのは、先日の記事のとおりです。

アメリカ入国早々、国内線が翌朝まで遅延するというトラブルに遭遇。 – starnote*
つい先日、1週間ほどアメリカに行ってきました。 しかし、入国早々に「乗る予定だったアメリカ国内線の便が翌朝まで遅延する」というトラブルに巻き込まれました。普通に飛ぶと思ってたのでかなり予想外の事態でしたが、起こったものは受け入れるしかない。 せっかくなので、その一部始終をまとめておきます。 ヒューストン発、アルバカーキ行き 「ニューメキシコ大学(University of New Mexico: UNM)でアメリカの薬剤師の役割について学んでくる」というのが今回の旅の目的でした。 UNMがあるのは「アルバカーキ」という都市。日本からの直行便は出ていません。なので、一旦アメリカのどこかの空港まで国際線で飛び、そのあとアメリカ国内線で行くことになります。 今回は「長崎 → 東京(羽田/成田) → ヒューストン → アルバカーキ」という経路で飛ぶことにしました。 ANAがオペレートする長崎 → 羽田の国内線が何の問題も無く飛んだのは言うまでもありません。また、ユナイテッドがオペレートする成田 → ヒューストン便も、10分くらい遅延したけれど普通に飛びました。さすがに国際線はしっかりしてる。 ヒューストン国際空港(ジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル・ヒューストン空港)での入国審査を済ませ、ゆりかもめみたいな乗り物「ターミナリンク」で移動します。保安検査通過後の制限エリアどうしをつなぐ乗り物です。 国内線の発着ターミナルに移動し、搭乗口の前に辿り着くまではよかった。 このときすでに国際線の着陸から2時間が経過していますが、トランジットに3時間半ほど余裕を持たせていたので大丈夫でした。 ヒューストン空港で国内線に乗り継ぎ。ひとりで海外にいるってワクワクするぜ。 pic.twitter.com/ASvQCQY2nN— みけめろ@starnote* (@info_starnote) 2018年11月3日 問題は、ここからがアメリカの国内線ということ。しかもユナイテッドの。 18:20出発予定の便で、搭乗は予定どおり17:55くらいから始まりました。機内に乗り込み、手荷物を前の座席の下にしまい、シートベルトをして出発を待ちます。

現地時間11月3日の夜に到着予定だったのが、4日の朝になりました。でもこの日は時差ボケ解消のために1日休みになっていたので、ニューメキシコ大学でのプログラムには影響ありませんでした。

逆を言えば、アルバカーキで過ごす休日はこの日しかないわけで、せっかくなら観光したい。でも前日のゴタゴタのせいで午前中は爆睡してました。さすがに無理だった。

昼過ぎに目が覚めたので、かねてから行きたいと目星をつけていた「サンディア・ピーク」へ。


Uberで市域の端っこへ

アルバカーキでは「Embassy Suites by Hilton」というホテルに滞在していました。このホテルがあるのは市内の中央部。

トラム乗り場があるのはアルバカーキの北東の端で、ホテルから10kmほどの場所です。

残念ながらアルバカーキはクルマ社会で、公共の交通機関が発達していません。さすがに歩いていくのは時間的にも体力的にもつらいので、Uberを使って移動しました。


市内中心部なので、5分くらいで来てくれました。


フレンドリーでいい方でしたけど、めっちゃ飛ばすやん。


見えてきた!


広大な土地。


近くに来ると大きいなー。


トラム乗り場に到着

全長4.3km、世界第2位の長さのトラムの乗り場。


階段を上ると入口があります。


チケット売り場は2階。往復券は大人25ドルでした。

売り場の方が気さくで、

「何歳? 20歳超えてる?」
「30です」
「うそ!!全然見えない!!」

っていうやりとりがありました。アジア系は若く見られるって本当だったのね。


無事チケットをゲット。


トラムに乗ろう

サンディア・ピークのトラムはだいたい15分くらいの間隔で運航されています。山頂までの所要時間が約15分なので、乗客を入れ替えて随時運航しているという感じ。

僕が行った翌日からはメンテナンスに入るらしく、運航本数が減らされるようでした。だからちょうどいいタイミングで行けたと思ってます。

でもよく考えると、メンテナンス前日って止まるリスクがいちばん高くないか…? 全長4.3kmの真ん中で高いところに置き去りにされるとか考えたくないぞ。


そうこうしているうちにトラムがやってきました。


ここまで来たら乗り込むしかないよね。


真下から見ると結構な急斜面です。


ぐんぐん上っていきます。


乗車中は解説もしてくれましたが、写真撮るのに夢中でちゃんと聞いてなかった。


標高の高い砂漠地帯なので木はほとんどありません。


止まりませんように。


中間地点では山頂からのトラムとすれ違います。


めっちゃ高いな。


力業で通した感が実にアメリカらしい。


まもなく山頂。


雪が積もる場所は水分があるから木が生えるのかな?


標高3,170mの山頂は風が強いのでかなり揺れます。ちょっと怖かった。


いざ、山頂へ。

トラム降り場のすぐそばが展望台になっています。


そこから眺めるアルバカーキの街並み。


パノラマにしました。


気温は3℃くらいですが、風が強いので体感温度はそれ以下。めちゃめちゃ寒い。


ほとんどの人は滞在時間15分という感じ。次のトラムが来たら帰ってました。


片道4.3kmだから、8.6kmもの長さになるロープをこの機械で動かしてるんだなぁ。


あとで聞くと、僕が訪れる2日くらい前に雪が降ったそうです。


やっぱ高いよ。これ見た後だから帰りは怖いな。


反対側にはスキー場があります。11月の頭はまだ一面の雪景色ではありませんでした。


このリフトもなかなかのスリル。


こんな絶景見ながらスキーできるって最高だな。


下りよう

30分くらいいましたが、いよいよ鼻水が止まらなくなってきました。そろそろ下りよう。


帰りもUberで

このあとは夕方からウェルカムディナーの予定だったので、早く帰らないと。またまたUberを呼びます。


地面がエモい。


また来る日があるのだろうか。


今回もすぐ来てくれました。日本でも使いたいぞ。


無事ホテルに着きました〜。


最後に

昼過ぎに目が覚めたときも、もう少し眠りたいと思ったけど、体に鞭打って出てきました。だって今日以外観光できないんだよ!って。

実際に訪れてみると、日本では絶対に目にすることのできない絶景が広がっていました。だから本当に行ってよかった。

景色は写真で見ることができても、その場所の空気や、その土地の人とのやりとりは、実際に訪れないと手にすることができません。だからもっといろんな場所に行ってみたい。最近はこんなことを強く思っています。

最後に1枚。


アルバカーキには勉強しに行ってきたので、その内容は随時まとめています。まずは手始めに概論をまとめました。よければぜひ。

日本とアメリカの薬学教育のちがいを学んできた。 – starnote*
学んできた者の使命は「発信すること」だと思うのです。 先日1週間ほどアメリカに行ってきたのは何回か書いているとおりですが、学んできたことや感じたことを僕の中だけ留めておいても何もいいことがありません。 当ブログの読者には薬学関係者がたくさんいると思うので、有益そうな知見を余すことなく発信できればいいなーと思っています。 1回目は「日本とアメリカの薬学教育のちがい」について。日本との差が大きく、取り入れてもいいんじゃないかと思える部分が数多くありました。 The University of New Mexico (UNM) 僕らがお邪魔してきたのは、アメリカ南部のニューメキシコ州アルバカーキにある「ニューメキシコ大学(The University of New Mexico: UNM)」。州立大学です。 僕の大学出身の先生がニューメキシコ大学で講師をしてらっしゃるというコネがあり、今回の訪問が実現しました。本当にお世話になりました。 日本とアメリカの教育制度 日本の教育制度は中央(文部科学省)が一括で決めていることが多いですが、アメリカは州の力が強い国。教育制度という面にもその影響が大きく現れていて、カリキュラムは州ごとに異なるそうです。 一例を以下に示します。 日本の場合 日本では全国共通の教育制度となっています。薬学部の場合、薬剤師免許を取得できるコース(薬学科)は6年制課程でなければなりません。その内容も「薬学教育モデルコアカリキュラム」というものに基づいています。 高校卒業後(浪人生の期間がある人もいるにせよ)、そのまま大学の薬学部薬学科に入学して6年間のカリキュラムをこなすと、薬剤師国家試験の受験資格を得られます。 大学では、基礎的な内容から徐々に高度な内容を積み重ねていくようなカリキュラムになっています。初年次には薬学とは遠い内容である教養教育も含まれます。 また、卒業前(学士取得前)でも、「卒業見込み」であれば国家試験を受験できるのが日本の制度です。試験は毎年2月末に1回だけ実施されます。次回の第104回薬剤師国家試験は2019年2月23〜24日。 アメリカ(UNM)の場合 アメリカは州ごとの裁量が大きいので教育制度も異なることがあります。ここでの内容はニューメキシコ州での話。

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