たくさん語っていきます。
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僕の頭の中身をゆるりと共有して、そしてそれが誰かの役に立てばめちゃいいと思いませんか?
いや、自分をそんなに買い被ってるわけじゃなくて、ほとんどの場合は役に立たないことばかり考えているのですが(あのカメラ欲しいとか、あのレンズ欲しいとか、あの車欲しいとか)、それでも自分の軸としてこのstarnote*というブログを10年間もやってきたので、その中で試行錯誤したり考えたりしたことはたくさんあるんですよ。
でもね、そのような裏側のノウハウって、表であるブログには書きづらくてですね。語りたくて語りたくてしょうがないし、それなりに役に立つ情報だと思うけれども、これまで書く場所がなかったんです。
だって、マジシャンだってその場で種明かししないじゃないですか。できるだけ手の内は隠したい。だけど、きっと本当は喋りたくてしょうがないと思うんです。ほら、こんなことしてるんだよ、すごいでしょ?って。もちろん舞台の上では絶対に語らないけど、きっと裏で親しい友達にこっそり教えてるんじゃないかな。
ちょっと脱線するかもしれないけど——マジシャンといえば、小学生の頃に父と父の友達に連れられて、とある田舎の駅前にあるマジックバー?のようなお店に連れて行ってもらったんですよ。かなり昔のことだから記憶がおぼろげなんだけど、昔のインベーダーゲームっていうんですかね?それがテーブルになっているような、遊び心のあるお店だったように思います。
そのお店は、いわゆるマジックというか、超能力のようなものを見せてくれるところでした。予約をしていた30人くらいが時間になると一斉に入店して、まずはそのインベーダーゲームのテーブルの上で食事をして(僕はカレーを食べたような気がする)、食事が終わったら、カウンターの前に集まってショータイム。
内容は全然覚えていないけれども、唯一覚えているのは、スプーン曲げ。それもただぐいっと曲げるだけじゃなくて、容赦なくぐるぐるに捻って、最後に90度曲げるようなやつ。目の前で繰り広げられる超能力に呆気にとられて、固まってしまったんじゃないかな。
なんでこんなこと覚えてるか? それは、ぐるぐるに捻られたスプーンがどうしても欲しくて、その場でサインを入れてもらって買ったんです。そのスプーンはずっと実家の僕の部屋にあるペン立てに立てられていて、毎日のように目にしてきたから、普段から何度も思い出して、いつの間にか強烈な記憶になっていったのです。
何が言いたいかって言うと、こうやって何度も何度もインプットした記憶って、強烈なものになるじゃないですか? ショーを見たのは1回きりなのに、そこで買ったスプーンを何度も見ることによって、そのショー自体の記憶が強烈なものになる。
10年やってきたブログも同じようなものだと思っていて。1,000記事以上を書いてきたからこそ、何度も何度も試行錯誤を繰り返して、ときには自分の文章力に絶望しながら、それでも少しずつ少しずつ前に進んできた。自分は前に進んでると思ってるけど、本当は後ろに進んでたかもしれないけどね。
あの記事ではこんなことを書いたなとか、こんな言葉が読者のみなさんに刺さったなとか、記事の冒頭に散りばめていた伏線を最後に回収したときの気持ちよさとか、いろんな思いを伴って記事を書いてきたんです。
でも、その中で僕自身が思ったことって、確実にあったはずなのに、これまで書き留めておく場所がなかったんですよ。ブログに書くのは気持ち悪いから、別の場所に書きたい。それも全世界の不特定多数に公開するんじゃなくて、もっと狭く誰かと共有したい。そう思うようになってきました。
あとは、10年もブログを続けてきたから、そろそろ新しいことを始めたいと思った。10年間もコツコツと同じことを続けたの、ブログ以外にないですよ。もちろんブログを辞めるわけではなくて、いつもと同じペースで続けるのだけれど、それに加えて新しいことしたかったんです。欲深いんですよ(カメラもレンズも車も欲しいし)。
だったら、noteの「メンバーシップ」という狭い場所で発信してみようかなと。ワンコイン、お金はかかるんだけれども、親しい友達を集めたような空間で、これまで語ってこなかった僕の頭の中をつらつらと垂れ流すような場所。
そういった背景から、メンバーシップは〈starnote* nest〉と名付けました。nest=巣です。巣のように篭もった空間の中で、深い話をしようという意味を込めました。
じゃあ、どんな記事を書いていくのか? ということですが、メンバーシップのコンセプトにもしている『穏やかな暮らしの中で、じぶんと出会い直す』を主軸として、僕がこれまで経験してきたことの中から、みなさんの役に立ちそうなdeepな部分を発信していきたいと思っています。
ブログで書いている通常記事と異なる部分は、「どこまで本音を語るか」という点に尽きます。もちろん通常記事も情報の「正しさ」や「深さ」という観点では、十分に本音で書いていますが、メンバーシップでは「全世界の不特定多数には公開したくないけど、需要があると思われる」という観点でdeepな部分を発信していければなと。
ここまで、先行的にこちらの2本書きましたが、いずれの記事も、通常記事には書かない「本音」を語っています。
博士進学は投資だったか? と自分に問い直してみる。
僕は薬学の博士課程を修了しているのですが、研究が好きだったから進学したというわけではなく(もちろん拒絶反応が出るほど嫌というわけでもありませんでしたが)、自己投資のつもりで進学しました。
進学してから10年、修了してからは6年が経った今、果たしてそれは投資と呼べるものだったのか?——ということについて、振り返りました。
「楽しく書きたい」と「お金にもしたい」は、どこまで両立できるのか?
これまでブログを10年続けてきましたが、そのモチベーションの源は「楽しいこと」にありました。というか今でもそうなのですが、楽しいだけで本当にいいのか?とも思っておりまして。
実際にいくら稼いでいるとか、どうやってマネタイズしているとか、お金の話を全世界の不特定多数に発信するのは気が引けるので、これまで全くしてきませんでした(少しではなく「全く」していなかった)。
とはいえ、程度の差はあれど、10年間の試行錯誤であることには変わりありません。詳細についてはまた今度話そうと思うけれども、まずは大まかな内容を語りました。
▶ 「楽しく書きたい」と「お金にもしたい」は、どこまで両立できるのか?
そして、これまでブログで書いてきた記事は、基本的に1記事で完結するスタイルをとってきました。「そのテーマについて言いたいことをまとめて、ある程度の構成に落とし込んで、締めくくる」という流れです。もちろん、そうやってまとめるからこそ読みやすくなるし、自分の中でも考えが整理されるよさはある。
でも、メンバーシップではもう少し違った書き方ができるんじゃないかと思っていて。つまり、ここでは「余白を残したまま書く」ことを自分に許してみようと思います。これは言い換えると、「1記事で完結しないかもしれない」ということ。
書きながら考えて、書きながら揺らいで、そのまま終わる。続きはまた次の機会に——というような、連続した思考の断片たちを少しずつ出していく感覚です。それは、自分のためでもあるし、読んでくれる誰かと一緒に思考を深めていけたらという気持ちでもあります。
内容としては、日々の暮らしや仕事、創作にまつわる「内側の揺れ」を、少しずつ言葉にしていこうと思っています。
たとえば、
- 会社員として働きながら、どこかで感じる「このままでいいのか」という迷いのこと
- モノとの関係性から立ち上がる、自分らしさや美意識について
- 書くことが自分の居場所になっている理由
- 研究を離れてから、何を思い直してきたのか
- 愛犬と過ごす日々から気づいた、小さな変化や感情
そんなテーマを、すぐにはまとめず、1回で完結させず、余白を残したまま書くというスタイルでお届けしていく予定です。予定だから気が変わる可能性は存分にあるし、リクエストを頂けばそのテーマを優先して書くことも考えています。
ここは、世界中に開かれていないからこそ書けることを書く場所。僕自身も、自分の思考を探りながら、ちょっとずつ積み重ねていきます。
これからも、starnote*は変わらず続けていきます。でも、ときどきもう少し深い話をしたくなることもあって——そんなときは、nestという小さな場所で、こっそり続きを語っています。
ここは、いつものブログとは少し違って、まとめきれない思考や、うまく言葉にならない揺らぎを置いていく場所です。もし少しでも興味を持っていただけたら、ふらっと覗いてみてくださいね。参加・退会はいつでも自由です。