いいことを思いついてしまった。
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朝、鳥のさえずりとともに目を覚ます。
窓を開けると、澄んだ空気とともに田園風景が広がり、朝露に濡れた木々の葉が朝日を反射して輝いている。軽く伸びをして、キッチンに向かう。挽きたてのコーヒー豆の香りが部屋に広がり、湯気とともに心がほぐれていく。カップを片手にテラスに出ると、まだ誰も動き出していない静かな世界が広がり、心地よい風が肌を撫でる。
そのままPCを開き、リモートワークを始める。鳥の声や、遠くの畑から聞こえてくる農作業の音がBGMとなり、都会とは違うゆったりとした時間が流れる。集中力が高まり、仕事もはかどる。昼休憩には近くの小川へ散歩に出かける。水面がキラキラと光り、手を浸すと冷たくて気持ちがいい。ベンチに腰を下ろし、深呼吸をする。静寂の中に流れる自然の音が、心をリフレッシュさせてくれる。
午後の仕事が終われば、庭に出て軽くストレッチをしたり、本を読んだり。日が沈む頃には、家の前の畑を眺めながらのんびり過ごし、夜は星空の下で静かに1日を振り返る。
週の後半、田舎の家を後にして横浜のマンションに戻る。田舎の澄んだ空気を名残惜しく感じながらも、車に荷物を積み込み、空いている深夜の高速を走る。横浜のマンションに到着すると、都会のリズムに自然と体が馴染んでいく。
翌朝は、目覚ましの音とともに起床。田舎とは違い、窓の外には住宅街広がり、車の音が聞こえてくる。犬を起こさないように、短い時間で身支度を済ませると、通勤ラッシュを避けながら渋谷へ向かう。
オフィスに到着すると、慌ただしくSlackを返し、ミーティングをこなしていく。田舎での静かな時間とは対照的に、スピード感のあるやり取りと、都市ならではの活気が流れている。ランチは適当に済ませ、午後も仕事に没頭する。退勤後は渋谷の街に繰り出し新しいお店を覗いたりして、都市生活ならではの刺激を楽しむ。
帰宅後は、部屋のソファに沈み込み、週末に再び田舎へ戻る計画を立てる。忙しさと静寂、そのコントラストが心地よく感じられる。
——そんな暮らしが手の届く範囲にあるとしたら、どうだろうか?
二拠点生活って、意外と現実的だったりする?
最近、田舎に土地を購入し、小さな家を建てて、横浜との二拠点生活をするというアイデアを考えています。
例えば1,500万円ほどで土地と家を揃えられれば、フルローンでも月々4万円以下で済むんですよ。それで「自分の思い通りの田舎の小さな家」が実現できるなら、もはや住宅ローンという感覚ではなく、少し高めのサブスクのような気分で住めますよね。35年縛りだけども。
もちろん固定資産税や維持費は別でかかります。けれども、それを考慮しても「自分の空間」を月々の負担を抑えながら手に入れられるのは魅力的。
「注文住宅 × 低コスト」という選択肢
家を持つというと、高額な住宅ローンを組むのが当たり前のように思われがちです。もちろん首都圏だったらそのとおりで、僕もひいひい言いながら払っています(ちょっと大袈裟か、意外と普通に払えてて自分でもびっくりしてます)。しかし、田舎の土地価格とシンプルな注文住宅を組み合わせれば、その常識は当てはまらない。
例えば、土地300万円 + 建物1,200万円 = 合計1,500万円とします。そうすると、フルローンでも月4万円以下で実現できる。この価格で夢の二拠点生活ができるのなら、十分に魅力的だと思うんですよ。
だったら賃貸でもいいんじゃないかという声が聞こえてきそうだけど、このアイデアの魅力は、自分の好きなデザインや間取りで家を建てながら、月々の負担を抑えられることにあります。制約の多い賃貸ではなく、自由な注文住宅を持てるなら、それは住宅ローンというより「自分専用の空間を持つ楽しみ」と言えるでしょ。
ロードトリップの拠点としての活用
この家があることで、「もうひとつの住まい」以上の楽しみ方ができると思っています。
例えば、もっと予算に余裕があれば、家の隣にガレージを作って車を止めておく。ポルシェとかがあったら最高ですね。横浜との往来は快適なSUVでやる前提で、ポルシェは田舎のガレージに入れておくと。そうすると、ロードトリップのための立派な拠点ですよ。
そうすると、旅の始まり方も変わります。マンションの駐車場から出発するのではなく、田舎の静かな拠点からクルマを走らせる。朝の澄んだ空気の中、ゆったりとした時間の流れの中でエンジンをかける。そんな時間の使い方ができるのは、とても贅沢なことだと思うのです。
週末のたびにそこから旅に出かけると、都市部の渋滞に巻き込まれることなく、すぐにドライブを楽しめます。首都圏に住んでいると楽しいワインディングまで片道1時間以上かかるから、気楽にドライブができる環境とは言えないんですよね。だから、家の目の前にそのような環境が広がっているのは大きな魅力です。
いつの間にかメインの拠点になるかもしれない
こうした二拠点生活を考え始めると、いずれ「どちらが本拠地か?」という問いに直面するかもしれません。子どもがいたら学校があるから、どっちでもいいわけではない。教育環境を考えると、きっと横浜がメインになるのでしょう。
ただ、時が過ぎて子どもが巣立ったとしたら(まだ子どもすらいないからかなり先の話だけど)、どっちでもよくなります。休日や気分転換のために田舎の家を使うつもりが、気づけばそちらにいる時間が増えている可能性は十分にあり得ます。静かで、落ち着いた空間で、仕事もできる環境が整っていれば、自然とそちらがメインの生活になっていくかもしれません。
そうなると、横浜の家を「都市部にあるセカンドハウス」と考えることすらできるし、もしかすると不要になる可能性もあります。最初は「田舎暮らしの実験」だったはずが、いつの間にかそちらが本拠地になっている——そんな未来を想像すると、ワクワクしますね。
柔軟な暮らしをデザインしよう
最終的には、自分にとってどのような暮らし方をすると幸せなのか、というライフスタイルの話です。
固定観念に縛られず、「二拠点生活」という選択肢を持つことで、暮らしの自由度は大きく広がる。今すぐ実行に移すわけではないけれども、こうしたアイデアを心に秘めているだけで、日々の選択肢が少しずつ変わっていく気がするのです。
だから今のうちは心に柔軟性を、そしてゆくゆくは暮らし方に柔軟性を。今すぐ実行に移さなくても、この未来を想像するだけで、暮らしの可能性が広がる。それだけでも、十分に価値がある気がします。
[Thumbnail: ChatGPT + ImageFX]