いいものは長く使える。でもその先は?
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僕の左手首には、いつもApple Watchがあります。お風呂に入るときだけは外しますが、それ以外は起きているときも寝ているときもずっと付けっぱなし。
主な用途はこんな感じ。
- 時間を確認する(時計だから当然)
- 通知を受け取る
- Apple Pay
- チャイム(1時間ごとの毎正時に軽く震えて知らせてくれる)
- 経路案内中のお知らせ(曲がるポイントなどに近づくと振動で教えてくれる)
- iPhoneやMacのロック解除
- 運動量の把握
- 睡眠トラッキング
これ、以前書いた記事から大して変わっていません。以前は睡眠時には装着してなかったので、今では睡眠トラッキングが加わったくらい。
当時のApple Watchの使い方を全部まとめた記事。今もあまり変わっていません。つまり、ずっと同じ使い方をしているということ。
▶ 4年目のApple Watchはこう使う。そして欠かせない存在へ。


7年使ったけれど、これで困らない
とはいえ、ここからが本題なのですが、僕が使っているApple Watchは2018年発売のSeries 4なんですよ。購入したのは2019年4月だったので、そろそろ丸7年使っていることになります。
ガジェットって数年単位で買い替えることが前提だし、7年も使うことは稀な部類ですよね。
実際、Apple Watch Series 4は既にビンテージ商品(Appleが販売店への供給を停止した日から5年以上7年未満の製品)に指定されています。さらに進むとオブソリート商品となり、修理を受け付けてもらえなくなる。
だから本当なら数年単位で買い替えていくのがベスト。新しい技術を取り込んでいくという意味でも、ユーザーとしてもそうした方が、置いてけぼりになることがありません。
でも、僕は困ってないんです。
上記のような普段の使い方において、スペック不足を感じる場面がありません。支払いのときに「Apple Payの起動が遅いなー」とか、そういうことを感じることは一切ないのです。だったら買い替える理由がないんですよ。
もちろん、現行世代には搭載されている新機能は使えないし、バッテリーは73%にまで劣化しています。体温測定などの新機能はあったら便利だと思うし、バッテリーだって新しい方がいいのだけれども、致命的かと問われるとそんなことない。
特にバッテリーについては、切れたら充電すればいいんですよ。平日の在宅勤務中は家にいるから充電し放題だし、会社にいるときもMacに充電器を繋ぐこともしばしば。休日など終日外出するときに満タンにしておくだけです。難しいことは何もありません。
買い替えると、体験が劇的に変わるか?
要するに「足るを知る」、というか。
手元にあるデバイスをできるだけ長く使った方が、お金がかかりません。既に購入したということは、使い続ける限りにおいては今後の出費はゼロです。あとは、その方が環境負荷も少ないでしょう。ひとりの消費者としてできることには限度があるかもですが、こういうのはチリツモなんですよ。
仮に買い替えるのなら、Apple Watch Series 10ではなく、SE3を選ぶと思います。繰り返しになりますが、僕の使い方は上記のとおりなので、別にスペックを追っていません。今と同じ使い方で、同じような体験ができればそれでOK。
この2機種を比較すると以下のようになるのですが、数万円を出して買い替える意義があまり見出せません。スペック差は当然あるけれども、「体験として劇的に変わるか?」というと微妙なライン。
| Series 4 | SE3 | |
|---|---|---|
| 発売年 | 2018 | 2025 |
| チップ | S4 SiP | S10 SiP |
| OS対応 | 古いwatchOSまで | watchOS 26など最新対応 |
| ディスプレイ | Retina OLED | Retina OLED(常時表示対応) |
| サイズ | 40mm / 44mm | 40mm / 44mm |
| 画面解像度 | 最大368×448 | 同等クラス(最新パネル) |
| バッテリー | 約18時間 | 約18時間 |
| 充電 | 通常 | 高速充電対応 |
| 健康センサー | 心拍・ECG | 心拍、温度センサー・睡眠関連機能など |
| 防水 | 50m | 50m |
| CPU性能 | 旧世代 | 高速(世代差7年) |
| 素材 | アルミ / ステンレス | アルミ中心 |
| ジェスチャー | ダブルタップはAssistiveTouchで設定可能 | ダブルタップなど新機能 |
Series 4は転換点となるモデルだった
では、「なぜそう感じるか?」を少し掘り下げてみます。結論からお伝えすると、Apple Watch Series 4というモデルは、Apple Watchの歴史の中でも大きな転換点だったのです。
それまでのSeries 3よりもディスプレイが大きくなり、現在のApple Watchとほぼ同じデザインになったのもこの世代。言わば大きなブレイクスルーがあった直後の世代であり、「今のApple Watchの原型」が完成したモデルです。
Apple製品におけるこういう位置づけのモデルって、長く使えるような気がしています。例えば、MacBook Air M1や、iPad Pro 2018。僕も持っています。
- MacBook Air M1
- 2020年に発売されたApple Siliconの初号機。大きなスペックアップがあったため、2026年においても日常使用に十分な性能を有する。
- 先日発表されたMacBook Neoとベンチマークスコアがほぼ同等なため、今後数年間に渡ってmacOSのサポートは継続すると思われる。
- iPad Pro 2018
- ホームボタンを廃止してLiquid Retinaディスプレイが初めて採用されたモデル。マグネットで装着できる第2世代Apple Pencilもこの世代から。
- 言わずもがな、今のiPadは全モデルがこの世代の形を踏襲している。
発売当時にMacBook Air M1を買った人は、いまでも普通に使い続けている人が多いと思います。僕もまさにそうなのですが、買い替える必要性を全く感じていません。あの世代は、Macという製品のアーキテクチャが大きく変わったタイミングだったからです。
これに相当するApple Watchのモデルが、僕はSeries 4だと思っています。つまり、製品としての基本形が完成した世代。だからこそ、その後何年経っても普通に使えてしまうのではないでしょうか。
Apple Watchはインフラだ
Apple Watchは確かにガジェットなのですが、それよりも「生活インフラ」に近い存在です。iPhoneにもそう言えるかもしれないけれども、iPhoneはカメラや動画視聴などエンタメ要素も多分に含みます。だからApple Watchの方が、より生活インフラに近い。
- 時間を確認する
- 通知を受け取る
- Apple Payで支払う
- 健康データを記録する
このようなことが、もう生活の一部になっているのです。だからこそ、「新しい機能が増えたかどうか」よりも、「今の役割を問題なく果たしているか」の方が重要だったりします。
この基準で考えたとき、あくまで僕の中の基準においては、Apple Watch Series 4は足切りラインを余裕で超えています。だから買い替える必要性を感じないのです。
じゃあ、いつ買い替えるのか?
もちろん、永遠に使い続けるつもりはありません。Apple Watch Series 4も、いずれは買い替えるタイミングが来るはずです。
例えばこんなときかな。
- バッテリーが実用的ではなくなり、どうにもならなくなったとき
- 生活を変えるような新機能が登場したとき
- Apple Watchを買い替えることで、生活をアップデートできるイメージがついたとき
今のところ、僕にとってはどれもまだ起きていません。
正直、今の状態で買い替えても、数日後には買い替えたことを忘れてしまいそうです。基本的に腕に巻いたら放置しているデバイスだから、スペックアップを実感する場面も少ないんですよ。「ああ、買い替えてよかったなあ!」と思える場面が少なすぎる。
こういう感じなので、買い替えのメリットを身をもって体感できるようなタイミングで、合理的に判断していきたいと思います。少なくとも現時点においては、Apple Watch Series 4で十分。









