「スマートサングラス」です。
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日本上陸を果たしたスマートサングラス「Dusk」を先行レビュー
スマートフォン、スマートウォッチ、スマートスピーカー、スマート家電……と来て、ついにサングラスにもスマート化の波が押し寄せてきました。
Ampere社の「Dusk」は、レンズの濃度をスマホアプリから変えたり、耳のすぐそばに内蔵しているスピーカーから音楽を流したりすることができるスマートサングラスです。海外では以前から販売されていましたが、このたび日本上陸し、Makuakeでクラウドファンディングが始まりました。
→ アプリで眩しさを即時解消できるAmpereスマートサングラス「Dusk」
ええ、レンズの濃度をスマホから変えられるって? 一体どんな仕組みになってるんだ。オファーを頂いたらなんだかわくわくしたので、製品を1つ送ってもらいました。
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メーカーより商品を無償で提供いただき、記事を執筆しています。記事の内容は全く指示を受けていないので、僕が使ってみた正直な感想を記載しています。
鮮やかな青緑色の箱
送られてきた段ボールを開けてみると、鮮やかな青緑色の箱が入っていました。なんなら段ボールの裏側も青緑色でした。
裏側には機能の説明が書かれています。せっかくなので、ここで「Dusk」の概要を説明しておきましょう。
スマートサングラス「Dusk」の機能
スマートサングラス「Dusk」の本質は、〈スマートフォンから制御できる調光レンズを備えたサングラス〉と〈耳のそばにあるBluetoothスピーカー〉が一体となった製品。機能はとてもシンプルです。
スマートサングラスという性質上、スマートフォンとBluetoothで接続しないとほとんどの機能を使うことができず(接続しなかったらただのサングラス)、そのBluetoothを使うためには充電が必要です。
スマートフォンとBluetoothで接続した上で、Ampereアプリを立ち上げれば自動的に「Dusk」が検出されるので、あとは接続して使うだけ。調光はアプリ上から行いますが、音楽は通常のBluetoothイヤホンと同じように認識されるから、ミュージックアプリでもSpotifyでも再生可能です。
ちなみに、日本上陸にあたってきちんと技適も認証されているので、安心して使うことができます。
開封してみよう
では、実際に開封してみましょう。
青緑色の箱はスリーブになっているので、スライドさせると本物の箱が現れます。磁石でくっついており質感が高く、開封体験もいいものでした。
裏には、充電してアプリにつないでね的な注意書きが。
「サングラスの未来へようこそ」
中にはケースに入った「Dusk」本体がありました。
全部出すとこんな感じです。
付属品を全部出しました。マニュアル類、充電ケーブル、替えの鼻あてが入っています。
35gの軽量な本体
さて、ケースから出してみました。
フレームには耐久性の高い「TR-90」というプラスチック素材を使用しており、かなり固いです。それでいてサングラス全体で35gという軽量化を実現。スマートサングラスなのに、普通のサングラスを持った感覚と何ら変わりません。
質感はマットな感じ。触るとさらさらしています。
開いてみるとこんな感じ。十分かっこいい。
裏返してみました。4つ並んだ金色の接点が気になります。
その接点のそばにはAmpere社のロゴが入っています。
ロゴの横にはステータスを示すLEDも。
マグネット式の充電器
皆さんもお察しの通り、金色の接点の部分は充電ポートになっているんです。
片方がUSB-C、もう片方が専用の接点になったケーブルが1本付属しているので、こいつで充電してあげます。ちなみに、専用の充電ケースを買えばケーブルで充電する必要はありません。
充電はとっても簡単で、ケーブルをくっつけるだけです。ただし、ケーブルには向きがあるので注意してください。逆向きだったらそもそも磁石がくっつかないので気づくと思いますが。
鼻あては2種類
鼻あては2種類の厚さが用意されており、それぞれ4個ずつ同梱されています。薄い方の2個が最初から装着されているので、ストックは厚い方4個、薄い方2個です。
最初から装着されている薄い鼻あてを剥がして厚い方に交換することができます。ただし、固定は両面テープなので、何度も交換するのは難しそうです。
アプリと接続して調光してみよう
さて、実際にアプリと接続して調光してみましょう。3ステップでとても簡単です。
Step 1:アプリを入手
まずはApp Storeからアプリを入手します。
Step 2:Duskと接続
アプリを起動しておきます。右側のテンプルにある電源ボタンを長押しして、「Dusk」の電源を入れると、Bluetooth接続先の候補として出てくるので、タップして接続します。
ただし、アプリが若干不安定なようで、僕の場合はアプリ上から接続するとうまく接続できませんでした。そんなときは、iPhoneのBluetooth設定から「Dusk」を選択して接続してあげましょう。
Step 3:アプリ上で調光
スライダーを調整してもいいし、「ライト」「ダーク」のボタンをタップしてもOK。アプリ上で調光すると、瞬時にレンズの濃度が変わります。すごいすごい、新鮮な感覚です。
また、右上の車のマークをタップすると「ドライブモード」がオンになり、最大まで濃くならないように設定することができます。
2つのボタン
少し触れましたが、「Dusk」にはボタンが備わっています。右側のテンプルでは、充電用の接点の横です。
そして、左側にももう1つのボタン。
これら2つのボタン、それぞれ別々の機能が割り当てられています。
- 右側:電源オン・オフ、Siriの起動、音楽の再生・停止
- 左側:レンズの調光(1回押すごとに、透過率38% → 30% → 14% → 8%の4段階で切り替え)
そう、わざわざアプリを起動しなくてもレンズの調光ができるのです。専用のボタンを設ける判断をしたのはブラボーですね。
音楽の再生や通話も可能
テンプルの両サイド、耳の近くにスピーカーを内蔵しているので、音楽を再生することができます。また、マイクも内蔵しており、通話に使うこともできます。
音楽を聴くときは、普通のBluetoothイヤホンと同じような扱いで、ミュージックアプリの出力先を「Dusk」にするだけです。
ただし、イヤホンとは異なり「耳の近くにあるスピーカー」なので、近くにいる人には全部聞こえてしまいます。それを踏まえた使い方をしたいところです。
正直、音質はいいものとは言えないので、(迷惑にならない範囲で)音楽のながら聞きや、通話に特化したような使い方がよさそうです。
運転中にちょうどいいかも
実際に使ってみて、アプリからサングラスの調光ができるという体験は新鮮でした。
個人的には、前述の「ドライブモード」をオンにした上で車の運転中に使うのが便利だと思っています。直射日光が強い場面ではレンズを濃くして使い、トンネルの中に入ったら左側のボタンを押して薄くするなどです。
レンズの調光だけならアプリを起動する必要がなく、左側のボタンだけで使うことができます。これがいいですね。
また、電源を切ってもレンズの濃度を保持してくれるので、その濃度のサングラスとして使うことができます。自分の使いやすい濃度に設定して電源を切っておけば、無駄にバッテリーを消費することがありません。
調光の必要性が出てきたときだけ電源を入れてレンズの濃度を変え、また電源を切る。そうすればバッテリーの消費も抑えられるのではないかと考えています。
Makuakeでクラウドファンディング中
ここまで紹介してきた「Dusk」、Makuakeでクラウドファンディング中です。
記事執筆時点で40%オフの超早割がまだ残っているので、気になる方はお早めに。出資すると2023年5月末までにお届け予定になっています。
高いか低いか微妙に判断しかねる価格帯ですが、興味のある方はぜひ。
→ アプリで眩しさを即時解消できるAmpereスマートサングラス「Dusk」