こんな考えに蝕まれている。
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価値のない記事を量産することの不甲斐なさと、自分自身の記録のためにブログを書くという目的が拮抗していて、前者が勝ってしまっている状態が、今。
「自分には何が書ける?」
「自分のようなちっぽけな人間が発信できることなんて高が知れているのではないか?」
「結局のところ、自分が書くことの価値はどこにあるの?」
「別に自分が発信しなくてもよくない?」
——こんなネガティブな考えが頭の中を蝕んでいる。
What is the most resilient parasite? Bacteria? A virus? An intestinal worm?
An idea. Resilient… highly contagious.
Once an idea has taken hold of the brain it’s almost impossible to eradicate. An idea that is fully formed – fully understood – that sticks; right in there somewhere.
Inception
映画「インセプション」で主人公が放った言葉が頭の中に強烈に残っている。アイデアが頭の中に浮かんだら取り除くのは不可能なんだ。だから、自分がブログを書くことに疑問を持った瞬間、その考えは瞬く間に僕の頭を蝕み、取り除けなくなる。
書きたいことを自由に書いていいはずのブログなのに、SEO対策とかブランディングとかコンセプトとか、いろいろなことを考えているうちに、「記事を書く」ということに対するハードルを上げてしまっている。
これまで書いてきた軸からぶれないようにとか、少しでも読者の役に立つ記事になるようにとか。
そうやっていろんなことを考えながら記事を書くのがだんだん面倒臭くなってきて、いつの間にか「記事を書く」ということから遠ざかっている。「楽しみながら自分の書きたいモノゴトを書く」という当初の目的はどこに行ってしまったのか。
目的を見失ったままブログを書かない期間が積み重なっていくうちに、「自分が書く意味なくない?」という考えに蝕まれていく。書くのを休んでいいことなんて何もない。悪循環だ。
でも知っている。つべこべ言わず、意味なんて気にしないで筆が進むがままに文章を書いていれば、これまで気になっていたことなんて消え去ってしまうということを。
だったら早く書けばいいのに、最初の1歩を踏み出すのがすごく億劫で、重くて、面倒臭くて。
僕はダメな人間だから、楽な方にどんどん流れていこうとする。だからその都度、鬼になって自分に軌道修正を促さないといけない。今はまさにそのとき。
自分の頭の中を蝕んでいたアイデアを取り除き、一歩踏み出す。そのためにこの文章を書いた。また同じような状況になれば見返せるように。