心穏やかにお散歩しよう。
この記事には広告が含まれています。
国営昭和記念公園に秋を探しに
秋の紅葉がきれいな時期に昭和記念公園を訪れるのは、すっかり僕らの定番行事となりました。秋の青空の下で澄んだ空気を吸って、紅葉のきれいな昭和記念公園をのんびりと散歩する。これをやらないと冬を迎えられない気がするのです。
そして、今年からは犬を迎えたから、広い公園を散歩するのはうってつけなんですよね。春にも犬を連れてきていろんな花の匂いを興味深そうに嗅いでいたから、犬にとっても昭和記念公園は楽しい場所なのでしょう。
昨年の秋はちょうど東京蚤の市が開催されたタイミングで訪れました。でも途中で雨が降ってきたから、秋の「天気がいい」昭和記念公園を訪れるのは、実に2年ぶりです。
▶ 秋の東京蚤の市と、国営昭和記念公園のイチョウ並木と。(昨年の記事)
▶ また秋がやってきた国営昭和記念公園で、黄色いイチョウ並木の下を散歩する。(一昨年の記事)
今回の機材は〈FUJIFILM X-T4 + XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS〉の一本。1枚だけiPhone 14 Pro Maxで撮った場面もありますが、そこは注釈を入れています。
祝日の午後、昭和記念公園へ
訪れたのは、ちょうど紅葉が見頃を迎えていた祝日。「秋の夜散歩」と銘打ってイチョウ並木と日本庭園のライトアップをやっているから混んでるだろうなと思っていたけれど、案の定激混みでした。
午前中は予定があったから昼すぎに出発して、到着したのは14時半頃。横浜から立川って車で行きにくくて、高速を使って大回りしても一般道でショートカットしても時間はあまり変わりません。だから一般道で行ったんだけど、道も混んでて2時間近くかかりました。
やっとの思いで立川口の駐車場へ。入庫するのも混んでるんだろうと思ってたけど、こちらは意外とすんなり入れました。
そして駐車場に入る前から既に紅葉がきれいだね。期待が膨らみます。
犬はカートで移動
人混みの中でリードを引くのは大変だし、誤って踏まれる危険性もあるので、今回はカートに乗ってもらうことにしました。これだと安心だね。
本人も結構気に入っているようで、身を乗り出して早く行け早く行けと急かす始末。カートから飛び出さないように一応固定しているけれども、この日に落ちそうになったこと数回、落ちたこと1回…気をつけてくれよ本当に…
入園前なのに紅葉がすごい
さて、立川口の駐車場から入園口に向かいます。まだ無料エリアなのに既に紅葉がすごいことになっていました。これは見頃のど真ん中なのでは…!
立川口から入園します
ペットの誓約書を書いて入園口に向かいます。改札はSuicaが使えるので事前にチケットを買わなくても入ることができます。大人450円、中学生以下は無料です。もちろん犬も無料。
広い園内をのんびり歩いて、「かたらいのイチョウ並木」まで行って帰ってきて、きっと2時間ほどのお散歩になるかな。そういえば僕は朝から何も食べてなかったから、途中で何かお腹に入れよう。
圧巻のカナール
立川口から入園すると、一面黄色に染まったイチョウが並ぶカナールがあります。
カナールとは造園用語で「細長い直線水路」を意味していて、全長200mの水路には大小5つの噴水があり、その両側には106本のイチョウがあるそうです。
数年前、無慈悲に角刈りにされたイチョウの木は、だいぶ本来の姿に戻ってきているように思えました。まだ少し名残があるけどね。
少しずつ進んでいきます。歩いていると黄色いイチョウの葉がカートの中に舞い降りてきて、秋が目の前にあることを感じさせます。
日が傾いてきた
最近は日が暮れるのが本当に早い。東京は16時半にはすっかり日が暮れてしまい、17時には真っ暗になってしまいます。日没まであと1時間ほどとなりましたが、すっかり日が傾いてきました。
できれば日が暮れる前に「かたらいのイチョウ並木」に辿り着きたいので、あんまりのんびりしすぎると間に合わなくなってしまいます。ちょっとだけ急ぎ気味で。
もみじも撮りたい…!
どんどん進んで、「水鳥の池」まで来ました。目的地はここを左折——なんだけど、ちょっと右に行ったところに西日に照らされる紅葉がきれいな場所があるんです。先を急いでいたけれど、ここは少し寄り道してみました。
秋を感じながら進む
見渡す限り秋一色となっている園内。空気はひんやりしてきて、影は長くなり、年が暮れていくことさえも感じさせます。この時期の雰囲気が大好きなんだ…!
イチョウ並木は目の前
さあ、「かたらいのイチョウ並木」は目の前。時刻は16時すぎ、何とか日没までに間に合いました。あと30分あれば通り抜けられるはずです。
黄色くなったイチョウの葉が夕日に照らされて、その黄色みをさらに増しています。写真的にはこの時間帯を狙って訪れたかったから、結果的にはばっちりでしたね。
ゆっくり歩こう
いよいよイチョウ並木に入っていきます。
やっぱりきれいだ。忙しい日々の合間を縫って無理矢理ねじ込んだんだけど、本当に来てよかった。心に栄養を補給している感じで、穏やかな気分になっていました。
いちばんの見頃ということもあって、かなりの人混みです。その人波はゆっくりと流れていたから、流れに身を任せて進みます。
暗くなってきた
さて、時刻は16時半を回りました。あたりは一気に暗くなり、月も姿を現しました。ここまで何も食べてなかったから、途中で何か食べつつ立川口まで戻りましょう。結局たこ焼きとチュロスを買いました。
秋の空気を吸って心穏やかに過ごそう
17時すぎ、立川口のカナールまで戻ってきました。
あたりはもう真っ暗で、イチョウ並木のライトアップが始まっていました。きれいなんだけど、個人的には明るい時間帯に見る方が好きかもしれない。
ここまで2時間ほどのお散歩になりました。昭和記念公園を満喫——とまではいかないけれども、おいしい部分を味わうことくらいはできたかな。
園内には美しい景色が広がっていて、それを見ることで心が穏やかになります。だからこそ秋の昭和記念公園を訪れたくなる。本格的に寒くなる前に心だけでも暖かくしておきたかったのです。
また来年もこの景色を見れたらいいな。そんなことを願いながら帰りました。