美しい季節。
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また秋がやってきた
四季を感じることができる昭和記念公園。いつ訪れても楽しくて、写真を撮りながら時間を忘れて散歩しています。過去に何回も記事にしてきました。
季節は巡り、また秋がやってきました。今年は緊急事態宣言下で長いこと閉園していたので、訪れるのはなんと1年ぶりです。待ちに待った昭和記念公園の散歩、さっそく行ってみましょう。
今回は〈FUJIFILM X-T4 + Tokina atx-m 56mm F1.4 X〉の組み合わせで撮影してきました。昭和記念公園にFUJIFILMのカメラを持っていったのは初めてです。すべて撮って出しで、フィルムシミュレーションはクラシッククロームです。
秋といえば紅葉、紅葉といえば昭和記念公園
四季折々の花々が咲き誇る昭和記念公園なので、公式サイトのメニューには「花情報」なる項目があります。開花情報として、園内でどの花が咲き始めているのか、あるいは見頃なのか、写真とともに日々更新されているのです。
さらに、秋になると「紅葉情報」も高頻度に更新されます。有名なイチョウ並木はもちろん、大きな葉が特徴のスズカケ、池のそばのメタセコイアなど、秋になると一斉に園内の木々の紅葉が始まります。このような紅葉情報も知ることができるのです。
だから、僕はこの時期になると、イチョウ並木が黄色く染まるのは今か今かと待ち侘びながら、昭和記念公園のサイトを確認する日々が続きます。今年はイチョウが色づくのが早かったようで、例年より早めの紅葉シーズンが始まっていました。
そして、11月下旬のある日。やっと時間を取ることができたので、朝からおにぎりを握って(握ってもらって)出発しました。
たどり着くまでが大変
昭和記念公園は東京都立川市と昭島市にまたがった場所に整備され、入口もいくつかあります。僕はいつも立川口の駐車場に車を止めて、園内に入っています。この駐車場がいちばん広くて駐車台数が多く、確実に止められるんです。
自宅から昭和記念公園までは、渋滞がなければ1時間程度で到着します。しかし、この日は渋滞がひどかった。特に立川市内に入ってからがすごくて、2km進むのに1時間くらいかかりました。車を降りて歩いた方が早いんじゃないかってくらい。
さらに、駐車場の入口も大渋滞。12時すぎに到着する予定だったのに、気づいたら14時前になってました。まあ、何とか無事に到着したし、車も止められたのでよかったです。駐車場はもう少し余裕がありそうでした。
この時期の昭和記念公園は16時半に閉園します。のんびりする時間はなさそうですが、ベンチでおにぎりを食べつつ、2時間くらい散歩することにしました。
曇り空の下、のんびりと散歩
この日の天気は曇りで、夕方から雨が降り出しそうな予報でした。快晴の下で散歩するのが理想でしたが、雨が降ってないだけましかな。曇っている方がイチョウ並木の黄色をきれいに写せそうなので、カメラを持っている人にとっては、かえって好都合かもしれません。
入口でチケット(大人450円)を買って園内に入ります。犬を連れて散歩する人たち、カメラを持って写真を撮る人たち、サイクリングを楽しむ人たちなど、大勢の人々がいました。この時期の昭和記念公園は楽しいからね。
ただ、立川口から入ってすぐのイチョウ並木(立川口カナール)は昨年末に剪定したようで、例年と比較するとこじんまりとした規模でした。木々も低く切りそろえられ、昨年までを知っている人なら「何か違うな」と感じてしまうでしょう。
しかし、昭和記念公園にはもう1か所、「かたらいのイチョウ並木」があります。そっちに移動してみましょうかね。
圧巻の「かたらいのイチョウ並木」
ベンチでおにぎりを食べ、秋の景色を眺めながら、のんびり歩いて1時間くらい。かたらいのイチョウ並木に到着しました。長さ約300mにわたってイチョウ並木が続く、秋の昭和記念公園において目玉となるエリアです。
2019年秋に初めて昭和記念公園を訪れたときは存在を知らず、2020年秋は到着が遅れたため端にあるこのエリアまでたどり着くことができず——ということで、初めて来ました。立川口カナールもいいですが、こっちも圧巻です。
かたらいのイチョウ並木は、立川口カナールよりも高さがあって枝も多い。だからその分、葉っぱの数も多くなります。それが全部黄色に色づくんです。散歩したら楽しいに決まってるじゃないですか…!
散歩の終わり
2時間ほど歩いて園内をぐるっと1周し、立川口に戻ってきました。まもなく閉園時間なので、多くの人々が出口を目指して歩いていました。
イチョウの葉はきっとすぐに散ってしまうので、この景色を見ることができるのもあと数日。その間にまた訪れることはないだろうから、次に見るのは来年でしょうか。遠いようで、きっとすぐに1年が経ってしまうのだろうな。
来年もまた楽しく散歩できることを願いつつ、その場を後にしました。