運がよかっただけです。
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ついにX100VIを購入したぞ
いつか使ってみたいと思っていたFUJIFILM X100シリーズ。そのコンパクトさと画質で、人々を魅了し続けるカメラです。
しかし、世代を重ねるごとにどんどん値上げされていき、いつの間にか敷居の高い高級カメラに。最新世代のX100VIは30万円近くにまで達してしまいました。
発表されたときはあまりの高額さにびっくりしてしまったけれど、スペックを見てその価値を考えれば考えるほど、自ずと納得感が生まれてしまったんです。
なぜならば、この世代にはボディ内手ぶれ補正も搭載され、センサーは約4020万画素のX-Trans CMOS 5 HRに、プロセッサーも最新のX-Processor 5になったと。まさにコンパクトなX-T5と言うべき存在で、そこに23mm F2のパンケーキレンズが組み合わされて使い勝手もとてもいいはず。
23mm(35mm版換算35mm)の画角は日常的にとても使いやすく、〈X-T4 + XF23mmF2 R WR〉の組み合わせでその便利さを再確認したところでした。だから、これはとても欲しい。
それに加え、最近ではGR IIIxを使っていてコンデジの魅力を強く認識していたところだし、最新世代のフィルムシミュレーション「REALA ACE」も使ってみたい。そして、評判のよいOVFも自らが所有する機材として体験してみたい。もちろん筐体のデザインもかっこいい。
こういういろんな要素が相まって、僕はX100VIを買わなければならない!と謎の使命感を抱いていたのでした。
しかし、蓋を開けてみればFUJIFILMの供給不足のせいで普通に売っているとは言えない状況に。運良く買えた人がメルカリで転売していたけども、高額商品を個人間取引で購入するのが怖すぎたので転売には手を出さず、あくまでお店から直接購入するスタンスで待ちました。
すると5月中旬、マップカメラ(いつもお世話になっております)でいきなり販売が始まったと公式LINEでお知らせがあり、そのまま購入画面に進んだら買えてしまったというわけです。まさかこんな早いタイミングで手にすることができるとは思わなかった。
家計を圧迫しないように僕のお小遣いの範囲で細々と払っていきます。12,500円×24回…
という感じで、マップカメラから早くも届きました。どきどきの初対面。手に取ってみるとひんやりしていて何とも言えない高級感があります。いや、実際に高級品になっちゃったんだけどね。
どこから見ても画になる外観
まずは外観を見ていきます。
前作のX100Vからデザインがリファインされ、より洗練された外環になりましたが、それはこのX100VIにも引き継がれました。
X100VIは2色展開で、僕が購入したブラックと、あとはシルバーがあります。人気があるのはシルバーの方なのだと思うけれども、僕は断然ブラックの方が好きなのでこっちを買いました。
実は、X100シリーズをじっくり手に取るのは初めてなんです。コンパクトな筐体と、ひんやりした質感、そして意外にもずっしりと重量を感じることができ、それが高級感に繋がっています。
どの角度から撮っても画になるデザインです。カメラとしてのひとつの完成形でしょう。
REALA ACEもいいし、被写体検出AFも最高
早速ですが実際に使ってみました。外に持ち出すほどの時間はなかったので、まずは家の中で簡単に試写してみよう。
楽しみにしていた最新世代のフィルムシミュレーション「REALA ACE」、そして進化した被写体検出AFの使い勝手はどうだろうか。
結論から言うと、REALA ACEはさりげなく品のある写真になります。ここでの作例は全てREALA ACEですが、いい色出てますよね。もちろんRAWで撮ればLightroomでもREALA ACEを選べますよ。
そして、被写体検出AFの精度も高いです。正直に言ってAFはあまり期待していなかったのですが、X-T4と比べると明らかな進化を感じます。ソニーの最新モデルほどではないとしても、実用上十分に役に立つレベル。
REALA ACEとこのAF性能と組み合わせられるのが最高すぎる…… X-T5にも同じシステムが入っているから、X-T4をX-T5に買い替えたくなりますね。思わぬ誤算。
高画素なセンサーもいい
そして、約4020万画素のセンサーもいい仕事してます。
X100VIにはデジタルテレコン(50mm・70mm)が搭載されていますが、JPEGには反映されるものの残念ながらRAWには反映されません。ゆえにLightroom上でトリミングすることになりますが、がっつりトリミングしても全然きれいです。
換算35mmで撮影したRAWを事後的に望遠寄りに加工したところ全然破綻しないんですよ。高画素は正義だ。ファイルサイズ大きいけど。
もちろん撮影時はデジタルテレコンを使ってスムーズに撮ればいいし、JPEGでよければテレコン後の写真をそのまま使うことも可能ですよ。
以下の写真はブログ向けに小さくしたものですが、元写真を見ても全然実用レベル。だってこんなにがっつりトリミングしても5747×3831pxもあるんです。すごくないですか?
いろんな場所に持ち出そう
以上のように、購入した理由とファーストインプレッションをざっくりまとめました。
とてもとてもいいカメラを手に入れることができたので、いろんな場所に持ち出して写真を撮りたいです。このコンパクトさならそれも許されるし、それゆえに被写体や周囲の人に威圧感を与えないのもいいところ。
そんなカメラを待っていたから、写真を撮るモチベーションも上がるよね。