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40,000km乗った最後の感想
Mazda CX-5に乗り始めて2年8か月が経とうとしています。トルクフルなディーゼルエンジンと、長距離移動によさそうな乗り心地に惹かれ、遠出するのにちょうどいい車と思って購入したわけですが、その目論見は全く間違えていませんでした。
走るのが楽しくて、ついつい遠くまで出かけてしまいます。2年8か月で走ったのは40,000kmあまり。気づけば地球1周分に相当する長さです。
遠出するときはほとんどこの車で、いろんな場所に行きました。長野・軽井沢には何回も行ったし、日光も鎌倉も、関西まで足を延ばすこともありました。結局1回だけだったけれど長崎への帰省も。
そして、2週間後には新しい車の納車が迫っています。だから「CX-5と暮らす」シリーズは今回が最後。地球1周分、約40,000km乗った感想をお届けします。これまでのシリーズでほぼ書き切った感はあるけれども、最後の総まとめですね。
これまでのCX-5に関する記事はこちら。タグでまとめています。
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「東京でも車があった方がいい」を強く実感する、心強い相棒
以前、「僕が東京でも車を所有する理由」について記事を書きました。この記事では、東京で車を所有することのメリットとデメリットを比較し、メリットの方が上回るから車を所有しているという内容で論を進めました。
そのメリット・デメリットは以下のとおり。
メリット | デメリット |
---|---|
・東京都心への移動も、実は利便性が高い ・遠出では圧倒的に車の方が楽 ・日々の買い物が楽 ・車は心地よい空間 | ・購入費や維持費がかかる |
なぜこの話を持ち出したのかというと、ここで挙げたメリットのうち、
・遠出では圧倒的に車の方が楽
・車は心地よい空間
この2つは「CX-5を所有しているから」こそ、感じていることだからです。
CX-5だと楽に遠出できる
実際のところ、僕はキューブからCX-5に乗り替えました。車格を上げたことによるものなのかもしれないけれども、少なくとも遠出はとても楽になったんですよ。
「本当に買ってよかったもの|MAZDA CX-5」という記事では、CX-5を買ってよかった理由を5つ挙げたのだけれど、そのうち2つが遠出を快適にする装備についてでした。
- 雲の上を走るかのような滑らかな乗り心地
- 充実した運転支援装備
CX-5の魅力は、低速域から高速域まで一貫してブレのないスムーズな走りを実現しているところです。さらに、ディーゼルモデルだと力強いトルクで引っ張られるような感覚があり、「地面との摩擦、ありますか?」と聞きたくなるくらい。
このような上品な乗り心地に加えて、運転支援装備も充実しています。全車速対応のレーダークルーズコントロール、高速域(60 km/h以上)でのステアリングアシストがあるので、高速道路の運転が尋常じゃないくらい楽です。
どのくらい楽かというと、東京から長崎まで(途中休憩を挟みつつ)夜通しで14時間走っても、翌日はケロッとしています。以前キューブで同じ行程を走ったときは瀕死でしたが、CX-5だと全く苦じゃないです。
2年8か月間、運転支援装備に甘やかされまくったので、もう高速道路の運転を全部自分でやるのは考えられない。
もちろん、自分で運転したい場面では支援をオフにすればいいだけだから、自由に運転できる楽しさはしっかりと残っています。でも、長距離を運転していると疲れてくる場面が必ずあります。そんなときに運転支援装備があるのとないのとでは、想像以上に全然違いました。
こんなに楽に遠出できると、思いつきで遠出したくなってくるものなんですよね。だからこそ、朝食を食べにわざわざ軽井沢まで行くこともあるし、ハンバーガーを食べるだけのために箱根まで行くこともある。
そんな経験を積み重ねることで、気づいたら感性が豊かになっているものなのです。CX-5を所有しておらず、今もキューブに乗っていたら、あるいは公共交通機関しか利用できなかったら、こんなにカジュアルな遠出はしなかったはずです。
CX-5は心地よい車内空間が演出されている
「僕が東京でも車を所有する理由」では、以下のように述べました。
自分の車は「移動手段」でありつつも、「自宅の一部」でもあるんです。だから、例えば日光や京都に行くときも、心地よい自宅がそのまま移動して、外に出たら目の前に世界遺産があるような感覚。ストレスフリーです。
移動中は、サラウンドスピーカーで音楽を浴びることができるし、大声で歌っても誰にも迷惑がかかりません。人目を気にせずに延々と話し続けても全く問題ないし、常に映り変わりゆく景色をぼーっと眺めるのもいい。車は心地よい空間なんです。
CX-5は内装のクオリティも高く、シートも座りやすく、振動も抑えられており、BOSEのサラウンドスピーカーも搭載しています。というように、ただでさえ心地よい車内空間なのに、さらに心地よい空間が演出されているのです。下手したら自宅の中よりも快適な場合もあるかもしれません。
車だから当然だけど、このような快適な空間にいながらにして、遠くまで移動することができるのです。公共交通機関だったら、このように「快適」かつ「プライバシーが守られた」空間であることは極めて稀です。
だからこそ、快適な空間という側面からも、車で移動すること、ひいてはCX-5で移動することの価値が生まれてくると感じています。
ありがとうCX-5
というように、納車からの2年8か月間、CX-5のおかげでいろんな経験をさせてもらいました。まずそれは感謝しないといけない。
CX-5を所有していなかったら行けなかった場所、見れなかった景色、食べられなかった料理、挙げ始めるときりがないはずです。その土地を訪れないとできない経験がたくさんあるのに、CX-5じゃなかったら訪れようという気にさえならなかったはずだから。
そして、2年8か月で40,000kmと、割と過走行気味だったけれど、ノートラブルで走りきってくれたクオリティにも感謝です。結構ハードな運転をする場面が多かったのに、いつもその期待に応えてくれました。
2週間後に納車されるCX-60にも、同じようなことを期待しています。いや、CX-5より高かったんだから、もっといい経験をさせてもらわないと困るな。CX-5を手放すのは寂しいけれど、それ以上に楽しみなイベントを心待ちにしている。そんな毎日です。