今年は厳選しながら買いました。
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2023年の買ってよかったモノ・買わなくてもよかったモノ
さて、年末ということで2023年の総まとめをやっていきます。前回は旅のまとめをやったので、2回目は「買ってよかったモノ」のまとめです。
今年はお金を貯めたかったのでガジェットを買わないように心がけていました。物欲が発生したときは一歩立ち止まって「本当に必要なの?」「それを買ったら今と何が変わるの?」というようなことを考えるようにしていたのです。
その結果、MacやiPadは買わなかったし(毎年のように買うのが異常だと今さら気づく)、ミラーレス一眼もレンズも買ってない。欲しいモノはいっぱいあったけどね。
一方、必要だと判断して大きな買い物もいくつかありました。コンデジとか車とか、あとiPhoneも買い替えました。というように、2023年は買った後というより買う時点でかなり厳選していた感じです。
この記事では、その中から買ってよかったモノ、そして買わなくてもよかったかなと思えるモノをいくつかピックアップしてご紹介します。
買ってよかったモノ
まずは買ってよかったモノから。2023年に買ったモノのうち「これがない暮らしは考えられない!」と思えるようなモノをピックアップしました。
機動性も画質も犠牲にしない「Ricoh GR IIIx」
まずはコンパクトデジカメの「GR IIIx」を選びました。
記録だけだったらスマホのカメラでも十分なのに「少しでもきれいな写真を残したい」という思いでカメラを始めた身としては、そのカメラが小さくなってくれればとてもありがたいのですよ。大きいカメラを使いたくて使っているわけではないのです。
そのうえ、どこに行くときもミラーレス一眼を持ち歩けるわけではないし、ちょっといいレストランのように大きなカメラを出して写真を撮るのが失礼にあたるような場面だってあります。でも写真はきれいに撮りたい。
——というようなわがままに答えてくれるがGRシリーズで、40mm相当のレンズを搭載したGR IIIxは僕の使い方にちょうどよかったのです。
APS-Cサイズのセンサーはハードな場面でもちゃんと応えてくれるし、RAWで撮っていれば現像する余地もかなり残っています。これは普段使っているFUJIFILM X-T4と何ら変わりません。
そんな性能がジーンズのポケットにすら入ってしまいそうな小さな筐体に収まっているなんて、感動すら覚えます。
そしてさらに、電源オンから1秒ほどで写真が撮れる状態に起動できるのもすばらしいです。スマホだったら操作がモタついてしまって5秒くらいかかることもありますが、その差4秒が命取りでシャッターチャンスを逃すことになったりするんですよ。
▶ GR IIIxの旅スナップ|サブカメラとして持ち歩き、シャッターチャンスを逃さない
▶ GR IIIx shots|秋の夕暮れ、公園を散歩
▶ GR IIIx shots|成田山へ遅めの初詣
快適に遠出ができる「MAZDA CX-60」
そして2つ目は、今年になって納車された「MAZDA CX-60」を選びました。注文したのは昨年ですが納車は今年になったのでここにピックアップ。
2020年に購入したMAZDA CX-5から2年8か月ほどで乗り換えた形になりました。もともとCX-5はこのCX-60が発売されるまでの繋ぎのつもりだったので、順当にアップグレードを果たしました。
これまで9,000kmほど走りましたが、車で遠出することが多い僕らにとっては安定して高速走行できるCX-60をとても気に入っているし、その迫力のある見た目や高級感のある内装もいい。これは家族にとっても魅力的なポイントだと思います。
そのうえ、〈直列6気筒ディーゼルエンジン+ハイブリッドシステム〉という夢のあるパワートレインはとんでもないトルクを生み出し、アクセルをベタ踏みできる場面はまずありません。そんなことしたらぶっ飛んでいってしまいます。こんな素性の車だから運転手としてはとっても楽しい。
こうしてトルクがある上に、シートが座りやすくてドライビングポジションも完璧だから、遠出しても全く疲れないんですよね。横浜 ⇄ 長野を日帰りで往復するのも楽勝だし、1泊2日で東北まで行くのも余裕のグランドツアーです。
一方、上記のように全体としてはとてもいい車なのですが、だからこそ細かい部分の詰めの甘さが目立ちますね。トランスミッションとかトランスミッションとかトランスミッションとか…ちょっとずつ制御ソフトにアップデートが入っているので、もう少しで完成すると思いますが…
▶ CX-60と暮らす|1泊2日で650km、長野帰省のグランドツアー
▶ CX-60と暮らす|アップデートでトランスミッションが滑らかに
あとは維持費が大きいのが課題ですね。2023年の年間維持費はローン込みでざっと140万円(スタッドレスタイヤ代を除く)。CX-5のときは120万円だったから少しだけ家計を圧迫しています。
ちなみに、CX-60に慣れた体でCX-5に乗るとどう感じるのか知りたくて、先日ディーラーで久しぶりにCX-5に乗せてもらいました。すると、所有していたときは全然思わなかったのにCX-5はなんだか軽いし安っぽいし、車格と世代の差を如実に感じてしまいました。そう考えると年間20万円以上の価値はあると思うんです。
犬を見守る「Google Nest Cam」
今年に入ってから犬を飼い始めたのですが、ケージに入れてお留守番させることもあるので見守りカメラを買うことにしました。いろいろなメーカーから発売されているけれども、我が家は照明の制御などをGoogleアシスタントに任せているから、カメラも同じくGoogleで揃えることに。
▶ Google Nest Cam|外出中も在宅勤務中も、ペットを見守る優秀カメラ
購入したのは「Google Nest Cam」という製品。「屋内・屋外対応/バッテリー式」と「屋内用/電源アダプター式」の2つのバリエーションがあります。今回の用途では、常に電源が取れる屋内に設置するので、後者を選択しました。
このような見守りカメラのうち、1万円くらいするGoogle Nest Camは高価な部類に入ります。しかし、その丸っこくてかわいいデザインや、Google Homeアプリと連動することで生まれる使い勝手を考えると、別に悪い選択肢ではないのではないかと思って購入した次第。
そのうえ、Google Homeアプリはもちろん、なんとAmazon Alexaと連携することもできるのです。僕のデスクの上にはEcho Show 5があるし、洗面台には古いFire HD 8を設置しているのですが、これらのデバイスでもアレクサにお願いすればGoogle Nest Camの映像を出してくれます。すごくね?(いつかのGoogle vs Amazonの対立を考えると夢のようだ)
そして、そろそろ設置して1年が経ちますが落ちることなく安定して稼働しています。特にメンテナンスすることも電源を落とすこともなく、ただただ置きっぱなしです。毎日使うモノだからありがたいよね。
使い道としては以下のような感じで、人間が家にいるときも常に映像を表示させています。
- 犬のトイレの様子を見る(おしっこ・うんちしたときに対応が必要なので)
- お留守番中の観察(ケージの中で変なことしてないか)
- 夜寝かせた後にちゃんと寝ているか見る
犬と一緒に出かけて家を空けるときは使わないですが、それ以外は本当に毎日使っています。これがないと犬との暮らしは無理ですね。
真っ黒でかっこいい「iPhone 14 Pro Max」
今年のはじめにはiPhoneを買い替えました。今でこそ最新のiPhone 15シリーズが出ているけれど、当時としては最新のiPhone 14 Pro Maxです。毎年発売日にiPhoneを買う生活からは卒業したので変なタイミングでの購入となりました。
それまでiPhone 12 Pro Maxを使っていたから2世代のアップです。目に見える恩恵としては、ディスプレイのリフレッシュレートが最大120Hzと滑らかになったことと、カメラが少しだけきれいになったことでしょうか。ほかにもダイナミックアイランドとか常時表示ディスプレイとかがあるけれど、恩恵を受けているかは微妙。
「日々の写真をアップデートする」ことを目的に買い替えたのですが、まあ言われてみればカメラがきれいになったかな?という程度。まあ2世代で性能向上しているのは確かなんだけど、それが実使用にどれだけ影響するかという観点からは微々たる差だと言わざるを得ません。
このiPhone 14 Pro MaxとGR IIIxはほぼ同時期に買ったのですが、「日々の写真をアップデートする」という目的を達成できたのはGR IIIxの方だったかな。
▶ 日々の写真をアップグレードすべく、iPhone 14 Pro Maxを購入
でも買ってよかったモノに取り上げているのは、この真っ黒な見た目を気に入っているから。完全に見た目が理由なのですが、スペースブラックの本体にブラックの純正レザーケース(もう無くなってしまった…)を纏ったiPhoneがめちゃめちゃかっこいい。
先日落として少しえぐれてしまったのがとても悲しかったくらい、このケースを気に入っています。もう二度と買えないケースだから大事に使わないと。
▶ これが高品質なApple純正。iPhone 14 Pro Maxレザーケース〈ミッドナイト〉
買わなくてもよかったモノ
ここまで「買ってよかったモノ」について語ってきましたが、今だから思う「買わなくてもよかったモノ」についても書いておきますね。
お約束ですが、一度買わないと「買わなくてもよかった」ことは分からないので、買ったことを後悔しているわけではありません。2023年末の時点で振り返ったときに、僕の生活に対するインパクトが大きくなかったモノをピックアップしています。
夢はあるんだけど…「Earto iPad mini 6 キーボードケース」
iPad mini 6を最小のブログ執筆環境に! と意気込んでキーボードケースを購入したものの、全然活用できていません。こんな小さな構成でブログを更新できることに対して夢はあるのですが、夢のままで終わってしまったね。
▶ どこにでも持ち運べる最小のブログ環境を求めて。EartoのiPad mini 6用キーボードケースを購入。
なぜ定着しなかったのか考えてみると、
- キーピッチが狭くて全然慣れない
- ポインティングデバイスがない
この2点に収束する気がします。
まず、当時のレビュー記事でも言及していますが、iPad mini 6の限られた横幅にキーボードを詰め込んでいるからキーピッチや配列にかなり無理があります。
一応両手でホームポジションを取れるような幅はあるけれども、いつものフルサイズキーボードの感覚で打ち込むと確実にタイプミスします。隣り合ったキーを2つ押してしまう、Returnキーを押すつもりが机を叩いてしまう、Deleteキーを押し間違えてしまう、といった感じ。
しばらく使えば慣れるかなと思いましたが、それより前にそもそも使わなくなってしまいました。むしろこれに慣れてしまったら普通のキーボードに違和感を抱くようになりそうだから、無理して慣れる必要もないなと。
また、ポインティングデバイスがないのも結構辛いです。キーボードで文字を打ち込んでいるときに何かをタップしたい場合、取り得る術は「手を延ばす」しかありません。それを回避するためにマウスを持ち歩いてしまったら、最小構成にするという前提が崩れてしまうので避けたいし。
こんなことに不自由を感じながら使うくらいなら、もう11インチiPad Pro + Magic Keyboardでいいじゃないかと。これだったらキーピッチにそこまで無理はないし、トラックパッドがあるからポインティングで困ることは皆無です。
iPadとあわせた重さはほとんど変わらないし、充電も不要だから、明らかにMagic Keyboardにアドバンテージがありますね。まあ手放すわけではないからもう少し使ってみますが、結論は変わらないような気がします。
前機種で十分だった…「Sony WF-1000XM5」
本体もケースも小さくなり、音質やノイキャン性能が向上した…のですが、わざわざ買い替えるほどではなかったなと。以前から前機種のWF-1000XM4を使っており、大きさ以外であまりメリットを感じないのです。
▶ 音楽は任せたよ、WF-1000XM5。10日目のファーストインプレッション。
当時のレビュー記事にも書きました。
『装着時もM4はずっしりしていて耳の穴が痛くなることもあったから、イヤホン本体の軽量化・コンパクト化も大歓迎。だけど、音質やノイキャン性能に関してはあまり大きな進歩を感じなかった。実際は進歩しているのだと思うけれど、体感として。これはもう僕の耳の問題かもしれないな。でも正直M4とあんまり変わんなくね?
強調しておきたいのは、これは決してネガティブな意味ではないということです。M4の時点で既に高すぎるレベルにあったからこそ、のびしろが少なかったのは事実。順当に進化させたらそうなるよね、というM4の延長線上にあります。M4オーナーとしても納得感があるし、製品として非常にきれいにまとまっています。』
今もまさにこの感覚のままです。
誤解してほしくないのは、M4を持っていない方にとっては全力でおすすめできるイヤホンとなっていることです。
音質やノイキャン性能はすばらしくて、それでいて本体やケースは小さくまとまっているから、とても気に入っているし、なんなら毎日のように使っている一軍のイヤホンのひとつです(もうひとつは第2世代AirPods Pro)。
でも、すでにM4を持っている人にとっては、わざわざアップグレードする必要はないと思います。そのままM4を使い続けて何も問題はないはずです。
まあ、うちの家庭の事情的には、僕がM5を購入したことで奥さんにM4が渡ったので、家族2人でこのソニーのすばらしいイヤホンを体験できるようになりました。これは買ってよかったところかな。
2024年も厳選してモノを買おう
さて、今回は2023年の買ってよかったモノ・買わなくてもよかったモノについてまとめました。
2024年も同じようなスタンスで、厳選しながら必要なモノを買っていこうと思っています。家は昨年買ったし、車やiPhoneは今年買い替えたから、次は冷蔵庫とか洗濯機とか白物家電をアップデートすることになりそうです。
そして、iPad Proはいまだに2018年モデルを使っているし、iMacも2019年モデルだから、このあたりは買い替えたくなるかもしれません。MacBook Air(2020・M1)1台に統一するのか、それとも単純に新モデルにリプレイスするのか。もう少し先のことになりそうだけど、考える必要がありそうです。
「年末まとめ」シリーズ
毎年末にはその年を振り返るまとめを書いています。「年末まとめ」のタグで整理しており、2023年も書いているところです。
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