2022年はこうやって書いてます。
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ブログ記事の書き方
このブログを開設したのは2015年7月、ちゃんと書き始めたのは2016年3月です。文章を書くのは素人ですが、自分なりにいろいろと試行錯誤しながら記事の書き方を考えてきました。6年ほどずっと書き続けているので、今では「記事執筆の型」ができあがっています。
これからブログを開設しようと考えている人、開設したものの書き方がわからない人、ブログを継続しているけれど他のブロガーの書き方を知りたい人——いろんなステージにいる方々がこの記事を読んでいると思いますが、他人がどのように作業をしているのか気になるものですよね。
そこで、2022年の僕の記事の書き方についてシェアしておきます。2018年4月に一度だけまとめたのですが、そのときとは作業フローがかなり変わっています。別に正解があるものではありませんが、僕なりの試行錯誤の結果を共有できれば幸いです。文字が多い記事になってしまいました…!
→ starnote*の記事ができるまで。(2018年4月の記事はこちら)
2022年の記事執筆フロー
記事執筆のフローをざっと書き出すと以下のようになります。先に全体像から掴んでいただければと。
- 書きたい内容を整理 —— 思いついたときにNotionにメモ
- 写真を先に準備しておく —— レビュー記事の場合は書く内容を予想しながら写真を準備
- アイキャッチ画像を作る —— 記事を書き始める前に作ることが多い
- 本文を執筆する —— 勢いに任せて上から順番に書くこともあるし、骨子を作ることもある
- タイトルを付ける —— 記事全体を読んでふさわしいタイトルを考える
- 全体をプレビューしてチェックする —— 最初から読み直し、ロジックが不明瞭な部分や文章がおかしい部分を修正
- 公開 —— 予約投稿はあまりせず、書き終えたタイミングでそのまま投稿することが多い
- シェア —— 更新したことをTwitterに投稿
1. 書きたい内容を整理
まずは、何はともあれ書く内容を考えないといけません。ブログを書こうとした瞬間にネタが思いつくことは稀なので、日頃から書きたいことを見つけたタイミングでメモを取るようにしています。このような思いつきは記憶の賞味期限がとても短いので、その瞬間にメモしないと消え去ってしまいます。
ただ、全ての記事であらかじめメモしておいた内容に基づいて書いているわけではなく、書きたいことが思いついたタイミングでキーボードを叩き、いきなり記事の形にすることもあります。今書いているこの記事は思いついたときに書き始めたパターンです。
メモを取る際は、最近ではNotionを使っています。書きたいこと、書いている途中、書き終わった、それぞれの段階に応じてタグを付けられて便利です。また、同じデータをカレンダーやリスト形式で参照することができるので、後から振り返るときも使いやすいです。
2. 写真を先に準備しておく
旅の記録を記事にする場合は、旅に行く→記事化するという順序で執筆するので、先に写真があるのは当然です。しかし、レビュー記事は文章が先でも写真が先でもどちらでも成立してしまいます。
2018年の記事では「先に文章を書き始めて、途中で写真を撮り、文章に戻ってきて記事全体を仕上げる」と書きましたが、慣れた今では非効率です。
この当時は記事の執筆に慣れていなかったので、文章を書き始めないとどのような写真が必要になるのか想像ができなかったんですね。でも今では、文章を書き始める前からどのような写真が必要になるかわかるし、写真を撮りながら書く内容を練るようにしました。
すると、文章の執筆を中断することなく書き上げることができるので、1記事にかかる時間が短縮されました。さらに、いくつかの商品の写真をまとめて撮影しておくことで、時間をもっと圧縮することができます。「まとめて撮影して、まとめて執筆する」というスタイルです。
3. アイキャッチ画像を作る
記事本文をがんばって書いても、その記事を開いてもらえなければ読んでもらえません。そのため、記事のタイトルとアイキャッチ画像は極めて重要です。
タイトルは本文を書き終えた後に試行錯誤するので、執筆段階では仮タイトルを付けておきます。一方、アイキャッチ画像が本文を書き始める前に作ることが多いです。なぜなら、アイキャッチ画像を作る作業が記事全体の方向性を考えることになるからです。
その記事全体を表し、かつクリックしたくなるような画像を選び、どのような文字を入れて、配置はどうするか。こうやって考えること自体が頭の整理になります。世の中には視覚優位な人、聴覚優位な人がいますが、僕は前者です。そのため、視覚に訴えかける意味合いを持つアイキャッチ画像を最初に作ることで、自分で記事全体のイメージを掴みやすくしています。
ただ、100%全ての記事においてアイキャッチ画像から作っているわけではありません。書きたいことが思いついた瞬間に書き殴ったような記事は、事前に準備していないので後から作ることになります。この記事はこのパターンですね、今この文章を綴っている段階ではアイキャッチ画像は準備できていません。
なお、アイキャッチ画像はAdobe Photoshopで作っています。ベースになるテンプレートを作っておき、そこに写真や文字を追加していく形です。ちょっと古いですが、以下の記事と作業フローは変わっていません。
昨年はこんなまとめも作りました。
記事のアイキャッチ画像ができるまでの過程を1枚にまとめました! pic.twitter.com/ShcqMiuDXx
— Yusuke Miura, PhD / starnote* (@info_starnote) June 11, 2021
4. 本文を執筆する
何もないゼロの状態から完成形まで一気に仕上げることもありますが、まとまった時間を確保できないこともあるので、少しずつ書いていくことが多いです。
とはいえ、執筆時間が細切れになってしまうと、執筆を再開するたびに「何を書いてたんだっけ…?」と思い出す作業が必要になります。それは手間なので可能な限り避けたい。そのため、できるだけまとまった時間を確保して一気に書いてしまいたいと思っています。
最近は、短い記事なら1,000字、ボリュームゾーンは3,000字前後、多くて5,000字くらいです。1,000字くらいなら一気に書いてしまうし、3,000字前後なら2〜3回に分けて、5,000字でも3回くらいで書くことにしています。
記憶が新しく、全体像を把握しているうちに書いてしまわないと、何を書きたいのか自分でもわからなくなってしまいます。執筆に時間を使えば使うほど思考が淀んでいくので、そうならないように、短い時間でさっと書いてしまいます。
ほとんどの場合は頭の中に文章構成を作っているので、上から順番に本文を出力します。最終的にこれが言いたいけど、それを補強するためにはこのロジックが必要で、さらにこれも言わないといけない——というように、パズルみたいな感じで頭の中に整理しています。ちょっと難しいパズルを書きたいときは、あらかじめ骨子をメモしておくこともあります。
5. タイトルを付ける
上述のとおり、本文を書き始める前には仮タイトルを付けています。「だいたいこんな内容を書こうかな〜」と最初に想定しているタイトルを仮置きしている感じです。
しかしながら、最終的にできあがった記事がそのタイトルを反映しているとは限らないこと、たとえタイトルと本文が一致していても「クリックしたいかどうか」を考慮して付けたタイトルではないことから、本文が完成した段階で最もふさわしいタイトルを考えることにしています。
僕の場合、仮タイトルがそのまま採用される可能性はほぼゼロです。当初書こうと思っていたことと実際の記事本文は微妙にずれていることが多々あるし、本文を書いているうちに思考の解像度が上がってよりよいタイトルを思いつくからです。
6. 全体をプレビューしてチェックする
本文を書いているときはあまり振り返らないので、文章の日本語が成立していなかったり、段落ごとに整合性が取れていない部分があったりなど、結構な不備があります。そのため、一通り形になった段階でプレビューし、全体を読み直してチェックします。
この段階まで来ると、記事の内容を大幅に変更したり、見出し単位で入れ替えたりすることは稀です。ただ、ロジックに飛躍があるときは、それを埋めるために見出し1つ分の文章を追加することはあります。木を見て森を見ずと言いますが、書いている最中は木を植える作業をしているので、最後に森全体を俯瞰して見て、きれいな形に整っているのか確認するのです。
また、誤字・脱字もこの段階でチェックします。たまにチェック漏れもありますが(本当にすみません…)、できるだけ誤字・脱字は潰したいと思っているんです。
7. 公開
WordPressには「予約投稿」という機能があります。書き終えたときに公開するのか、それとも予約しておいてPVが最も見込める時間帯に投稿するのか——究極の選択です。でも、僕は書き終えたときに一気に公開してしまいたいです。
予約投稿とは、せっかく記事を完成させたのに、その勢いを削ぎつつPVに全振りするやり方です。でも僕はPVにはあまり興味はないし、タスクが未完了の状態で残っているのが嫌なので、書き終えたときに記事執筆というタスクを「完了」に持っていきたいんですよ。
という感じなので、予約投稿はほとんど使わず、自らの手で公開ボタンを押しています。
8. シェア
ありがたいことに、記事を公開した後Twitterでシェアしなくても(シェアするのを忘れていても)読んでくださる方々が結構います。でも、Twitterからの流入も無視できないので、記事を公開したら必ずシェアしています。
執筆環境はMacが快適
以上のようなフローはMac(iMacとMacBook Air)を使って回しています。iPadだけでブログを書くことは過去に何度も挑戦しましたが、僕には全然定着しませんでした。
写真の準備は一覧性の高いMacの大画面で作業した方が圧倒的に速い。アイキャッチの作成もPhotoshopを使うのでMacの方が速い。本文の執筆も画面が大きい方がいいに決まっています。なので僕は圧倒的にMacで書く派です。
ただ、ちょっとカフェで作業するときなどは、本文の執筆の一部にiPad Pro + Magic Keyboardを使うことがあります。それでも記事を最終化する作業においてiPadを使うことはありません。
詳しくは昨年まとめたので、以下の記事を参照してみてください。X-T4を購入してカメラ環境が少し変わってますが…
→ 2021年のブログ環境|カメラとMacと、ときどきiPad
まとめ
以上、2022年のブログの書き方についてまとめてみました。ブログを始めた当初からいろんな方法を試した結果、今のやり方に落ち着いたんです。
お分かりいただけるように、一つの記事を仕上げるのに結構な手間がかかっているんですよね。本文の執筆ももちろんですが、写真を撮ったり、アイキャッチ画像に加工したりするのも時間がかかります。例えばレビュー記事の場合、1本あたり3時間で完成すれば速い方で、写真撮影 → 本文執筆 → 投稿まで平均4〜5時間くらいかかっていると思います。内訳としては本文執筆:それ以外=6:4くらいです。
まあ、こんなに手間がかかるので、趣味として楽しまないとやってられません。小さい頃から情報をまとめるのは好きなので、たぶんこの趣味には生涯付き合っていくのだと思います。
これからブログを開設しようと考えている人、開設したものの書き方がわからない人、ブログを継続しているけれど他のブロガーの書き方を知りたい人——いろんな段階の人がいると思います。この記事に書いてあることが分からなかったり、もっと深掘りしたい内容があれば、ぜひTwitterで質問してください。
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