僕は今年の2月末に行われた第101回薬剤師国家試験を受験したが、なんとか無事に合格したので免許を申請し交付された。来年受験する後輩たちのために、申請方法を中心に受験以降の大まかな流れをまとめておきたい。
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国家試験の受験から薬剤師免許の有効化までは約2か月
2016年の受験から申請までの大まかな流れは以下の通り。僕の場合は国試の受験から免許の有効化までちょうど2か月かかった。申請以降の日程は人によってバラバラだと思うが、だいたいの目安にはなるかもしれないので載せておく。
2月27・28日 | 第101回薬剤師国家試験受験 |
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3月28日 | 合格発表 |
3月31日くらい | 合格証書が届く |
4月8日 | 薬剤師免許申請 |
4月末 | 薬剤師名簿に登録される(この時点で薬剤師免許が有効になる) |
5月1日くらい | 登録済み証明書が届く |
6月末 | 薬剤師免許証が届く |
2月27・28日 国家試験受験
2016年の第101回薬剤師国家試験は2月27・28日の2日間。当時は合格することに必死になっていたのであまり記憶が残っていない。今思えばかなり精神的に病んでいたように感じる。ここでは詳しく書かないが、国試についてはいつか記事にしたい。
2016年11月6日追記。書きました。
→ 【薬剤師国家試験】11月突入。国立大の人も本気になるべき時期ですよ。2回受けた僕が言うから間違いない。
自己採点システムを使えば結果の予想はつく
多くの受験生がこのような自己採点システムを利用するので、自分の点数や順位などは大方予測できる。4月から薬剤師として就職する予定の人は、厚労省の合格発表まで待つとギリギリになってしまうので必ず利用しよう。
3月28日 合格発表〜通知書届く
合格発表は厚生労働省のWebサイトで見ることができるので、特にどこかに赴く必要はない。まあ、厚生労働省や各地の厚生局にも掲示されるので、雰囲気を味わいたい人は行くのもアリかもね。
ドキドキ感はあまりない
自己採点で結果はだいたい予想できているので、大学入試のようなドキドキ感はあまりなかった。「あ、やっぱり受かったんだ。ふーん」って感じ。ただし、来年以降は相対評価が本格的に導入されるかもしれないのでドキドキできるかも。
合格証書が届く
2日ほどで厚生労働省から合格証書が送られてくる。こんな感じ。
この通知書は申請書の提出の際に必要なので、絶対に捨てないようにしよう。
書類を集めよう
申請には以下の書類が必要だ。書類一式は出願時に大学から貰うようになっているが、もし捨ててしまった人は各都道府県に問い合わせよう。
- 薬剤師免許申請書
- 診断書
- 登記されていないことの証明書
それに加えて戸籍を示す書類も必要だ。
- 戸籍謄本 or 抄本
出願に必要なのはこれら4種類の書類。あとは任意だが「登録済証明書」のはがきもあった方がベター。これがあれば薬剤師名簿に登録された時点で(=薬剤師免許が有効になった時点で)お知らせが届くので、必要な人は添付しておこう。
以下で順を追って説明するが、詳しくは厚生労働省のウェブサイトを参照してほしい。
薬剤師免許申請書
大学から貰う書類一式の中の1枚だ。必要事項を記入し捺印後、登録免許税として収入印紙30,000円分を貼り付ける。貼り付けた後で記入した場合間違えたときが悲しすぎるので、記入してから貼り付けるのがオススメ。
見本は以下のウェブサイトからダウンロードできるので参考にどうぞ。上の画像もこちらからの引用です。
診断書
医師の診断書も必要だ。近所のクリニックなどで書いて貰えばOK。
大学で無料で書いてもらえることもあるので、ぜひ問い合わせてみよう。
薬剤師免許の申請に必要な「診断書」を無料で手に入れる方法 – starnote*
→ 薬剤師免許の申請に必要な「診断書」を無料で手に入れる方法
登記されていないことの証明書
大学から貰う書類の中に申請書がついているので、必要事項を記入して収入印紙300円分を貼り付けて法務局へ行こう。
証明事項のところは一番上の「成年被後見人、被保佐人とする記録がない。」にチェック。また、「証明を受ける方」欄の③住所と④本籍はどちらも記入した方がいいと免許申請のときに言われた。
法務局で申請すると「証明を受ける方」欄がコピーされたような書類が交付されるので、免許申請時にはこちらを持っていこう。
戸籍謄本 or 抄本
謄本・抄本どちらでもOK。自分の本籍地の自治体に発行を依頼しよう。発行から6か月以内のものが必要だ。
登録済み証明書(はがき)
こちらは任意だが、薬剤師名簿に登録され次第速やかに知らせてくれるので、提出しておいた方がいいと思う。また、このはがきは薬剤師免許証が届くまで暫定的に免許証として使用することができる。すぐに薬剤師として働きたい人は必ず添付しておこう。
提出先
書類の提出先は都道府県によってバラバラだ。詳細は厚生労働省のウェブサイトに掲載してあるので参考にして欲しい。
申請の際は合格証書を忘れずに持っていこう。
登録済み証明書(はがき)が届く
申請から1か月ほどで登録済み証明書が届いた。上の画像のはがきに登録番号や登録年月日が記入されて送られてくるので、この証明書を薬剤師免許証の代わりとして使うことができる。
申請から約3か月で薬剤師免許証が届く
申請から3か月弱で薬剤師免許証が都道府県経由で交付された。僕の場合は郵送されてきたが、都道府県によって対応はまちまちかも。
免許証はA3用紙を一回り小さくしたような大きさだ。これってどうやって保管するものなんだろうか。額に入れるとか?
まとめ
書類を集めて申請するのは手際よくやれば1日で終わる(本籍地と同じ or 近い自治体に住んでいれば)。本籍地が遠い人は戸籍謄本/抄本の取り寄せがボトルネックになりそうなので、合格証書が送られてくる前に取り寄せておいてもいいかもしれない。