朝食を頂いた後のお話。
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朝食を頂きに秋の軽井沢へ
11月中旬の休日、朝食を食べるために軽井沢を訪れました。まだ暗いうちに横浜の自宅を出て、眠たい目をこすりながら車を飛ばしてノンストップで軽井沢まで。約2時間半のドライブです。
到着したのはいつもの「沢村 旧軽井沢」。パン屋さんとレストランを併設した名店です。旧軽井沢が本店で、新宿などにもお店があるのですが、わざわざ軽井沢まで足を伸ばして頂く朝食が格別なのですよ。
——というような話を先日の記事に書きました。今日はその続きです。
前回の記事はこちら
今回のカメラ
持って行ったカメラは2台。
- FUJIFILM X100VI
- FUJIFILM X-T4 + XF35mmF1.4 R
コンパクトで持ち運びやすく、換算35mmという使い勝手のいい画角を備えたX100VIをメインにしました。そして換算53mmの神レンズを付けたX-T4をサブで。
X100VIはその美しいデザインのおかげで、肩から掛けているだけでファッションアイテムにもなりますね。この時期の服装とはとてもよく合うような気がします。
プリンスショッピングプラザに移動
さて、おいしい朝食を頂いたら時刻は朝9時半でした。動き出すのが早かったので、もうお昼過ぎの感覚だったのですが、まだまだ朝早い時間帯。なんなら平日ならいつも起きるくらいの時間ですよ(在宅勤務ばかりで生活リズムがバグってるな)。
このあとは、いつものようにプリンスショッピングプラザで買い物をしようと思っていたのですが、開店は10時なので少し時間がありました。とはいえ駐車場はもう空いていたし、図らずも徹夜する感じになってしまったので、車の中で少し仮眠を取ることにしました。
——で、起きたら10時半。1時間も寝てしまいました。まあのんびりと散策を始めていきましょうか。
秋が広がるプリンスショッピングプラザで買い物を
秋のプリンスショッピングプラザは、ちゃんと秋でした。自然に囲まれたモールだから、その中にある木々もちゃんと紅葉してるんですよ。日本でいちばん季節を感じることができるショッピングモールだと思う。
だから、買い物をしなくても歩いているだけで気持ちいいんですよね。もちろん欲しいものがあったら買いますが、試着して「なんか違うんだよな〜」を繰り返すのも楽しい時間です。結局このときは僕は何も買いませんでした。
そして、おそらく年内最後の訪問でしょうか。冬は寒すぎるから、次に来るのは暖かくなってからかな。
犬を連れて買い物
プリンスショッピングプラザを含め、アウトレットモールのいいところは「犬を連れて買い物ができる」です。基本的にお店の外は屋外だから犬も自由に歩けるし、犬と一緒に入れるお店も多くあります。
うちの犬にはカートに乗ってもらうのですが、こうやって移動するのが好きなようで、いつもテンション上がって身を乗り出しています。飛び出して落っこちそうな勢いだから、飼い主としてはもっと落ち着いてほしいんだけどな。
ただ、妻の試着中には大人しく待っていてくれました。普段もこうやって乗ってくれー
気球が来てた
訪れたときはちょうど気球のイベントが開催されていました。夕方に実際に乗ることができたようで、その予約を当日午前中から受け付けていたのですが、お昼すぎには埋まってしまったようでした。
子どもの頃に佐賀バルーンフェスタで少ししか乗ったことないな(10mくらい浮いただけ)。また乗ってみたいけど、高く上がるのはちょっと怖い気もするぞ。
心がきれいに人には見える気球がありました。見えますか?
軽井沢・プリンスショッピングプラザ
軽井沢駅の目の前にあるアウトレットモール。自然を感じながら買い物を楽しむことができます。広すぎるので、全部回ると1日つぶれます。
▶ 軽井沢・プリンスショッピングプラザ(公式サイト)
北軽井沢・鬼押出し園へ
せっかくの紅葉シーズンに軽井沢に来たということで、どこかきれいなところを巡っておきたいなと思いまして。いつでも来れるとはいえ、朝食を食べて買い物をして帰るだけなのはあまりにももったいない。
定番の旧軽井沢周辺を散策するか(まさに前編の沢村の周りはとてもきれいでした)、タリアセンに行くか、北軽井沢の方まで行ってみるか——で悩んで、北軽井沢の鬼押出し園を選びました。我ながら渋い選択。
以前訪れたときは、シーズンオフ間近&閉園時間直前だったからか、あまり人がいなかったのですが、今回は結構賑わっていました。紅葉の時期だしねえ。
犬を連れて歩けるのが、この鬼押出し園のいいところ。カートに乗せるか迷った挙げ句、歩いてもらうことにしました。犬はウキウキだったのですが、それをハンドリングする人間が大変だったので、素直にカートに乗せればよかったです。
展望台から北軽井沢を一望
入場券(大人700円[税込]、犬は無料)を買って中に入ります。ちなみにチケット売り場はしっかりキャッシュレス対応。さすが西武グループ。
まずは展望台に上ってみることにしました。
軽井沢は長野県ですが、北軽井沢は群馬県嬬恋村にあります。もう少し北に進むと嬬恋村の中心地、その北に草津温泉、さらに北上すると志賀高原という位置関係。
▶ CX-60を走らせて、初秋の志賀高原へ〈前編〉 〈後編〉
そしてここから見えているのは、北軽井沢の別荘地帯。森の中に別荘があるので、ここから見るとただの森にしか見えません。木々の間から顔を出しているのは、軽井沢おもちゃ王国の観覧車です。
反対側を向くと、これから散策する鬼押出し園が見えます。ここから眺めてもその景色の異様さがひしひしと伝わってきますね。溶岩石の中にある建物は浅間山観音堂で、東京・上野にある東叡山寛永寺の別院になっているみたい。
溶岩石の間を歩いて回る
さて、それでは溶岩石の間を歩いて回りましょう。
遊歩道はしっかり舗装されていて歩きやすく、犬の散歩にもちょうどいいですね。ただ季節柄なのか、小さな虫がうようよ舞っていて絶対吸い込んだ気がする、散策終わったあと喉に違和感あったし。
とはいえ、周りを見渡すと現実離れした風景が広がっています。溶岩が固まったゴツゴツした岩場の間にある無数の木はしっかりと紅葉していて、岩の上には苔が生えていて。まさに自然が作り上げた芸術作品です。
岩は高くそびえ立っているし、道はぐねぐねと曲がっていて、どこまで進んでも同じ世界が待ち構えています。果てしなく長く続いている迷路に迷い込んだような気分になってきました。
浅間山観音堂へ
しばらく歩くと、展望台から見えた浅間山観音堂に辿り着きました。せっかくなのでお参りして行きましょうかね。
お参り後、観音堂から景色を眺めます。先ほどこちらを眺めた展望台がすごく小さく見えますね。結構登ってきたんだな。
そして、観音堂の隣にはお団子屋さんもあったのですが、この日は臨時休業でした。ちょっと疲れて一休みするにはめちゃいい場所なだけに、とても残念。お団子食べたかった。
1時間の散歩でした
標準的なコース(約1km)でも写真を撮りながらのんびり歩いていたら1時間程度かかりました。さらに遠回りするコースもあるのですが、時間・モチベーション・体力の全てに余裕がないと難しいかもしれません。確かに現実離れしているけれども、同じような景色がずっと続くと飽きてくるんです。
そして、こんなに歩く場所だということをすっかり忘れていて、編み上げの硬いブーツを履いてきてしまいました。スニーカーで来るべきだったと反省しつつ、疲れてしまったので帰ることに。
そろそろ帰ろう
さて、朝食を求めて夜明け前から出発した軽井沢日帰り旅、まだまだ明るいけれども帰路につくことにしましょう。鬼押出し園を出たのは14時半でした。
結論から言うと帰りは高速が激混みで、途中で睡魔の限界が来てしまって仮眠していたので、結局家に着いたのは20時半頃でした。鬼押出し園の後も遊んでいたらもっと遅くなっていただろうし、ここで帰る判断をしておいてよかったです。
ちなみに、プリンスショッピングプラザと鬼押出し園で歩きまくったからかおなかが空いてしまい、途中の横川SAでラーメンを食べ、高坂SAでたい焼きを食べました。食べてばっかの休日です(たくさん歩いたからいっか)。
最高の休日を過ごした
最高の朝食から始まった休日を最高と言わずして、何を最高と言うのか。
終わりよければすべてよしという言葉がありますが、始まりが最高でもすべてよしなんですよ。だって、最後の方は眠すぎてあまりいい思い出ではないけれど、それ以上に朝食がよすぎて、そんなこと吹き飛ばしてくれますからね。
そして、まだまだ暗いうちから車で出かけるのも、楽しい旅の要素のひとつかもしれません。1泊2日で磐梯に行ったときだって、2日目の雨予報を見越して1日目に全部詰め込むために、夜明け前に出発しました。その結果、強く思い出に残る旅になったんです。
だからまた、暗いうちに出発して軽井沢に朝食を食べに行くんだと思います。なぜなら、それが休日を最高にするための方法だということを、僕らは知っているから。