引っ越すと不要な家具が出てくるんですよね。
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新しい家に引っ越したのはいいものの、前の家から持ってきた家具が古かったり、新居の雰囲気と合わなかったりして、手放す家具もありました。
こうして、引っ越しを機にいろんな家具・家電を処分していると、ある問題に遭遇します。それは、
IKEAの家具は巷の買取業者が持っていってくれない
ということです。無印良品やニトリの家具は持っていってくれるのに、IKEAだけは買取不可。品質の問題とか、一度組み立てたら解体できないからとか、諸説あるようですが。
なるほど、リーズナブルで見栄えもそれなりにいいIKEAの家具、前の家ではよく買っていたのだけれど、それは盲点だったわ……
以前から「解体できないIKEAの家具は引っ越し業者が扱ってくれない」のは聞いていたから、大きいサイズのIKEAの家具は避けていたけれど、なんと買取にも制約があったのです。
もう粗大ゴミに出すしかないのかと途方に暮れて、物置部屋に放置していました。そんなとき、なんとIKEA自身が買取サービスをやっていることを知り、早速申し込んだのでした。
IKEAの買取サービスの特徴
結論からお伝えすると、IKEAの家具買い取りサービスには以下のような特徴があります。
- 対象はIKEAの家具のうち、買取サイトに出てくる家具のみ
- 完成品の家具のみが対象(解体していたらNG)
- Webサイトから申し込み、IKEA店舗に持ち込んで査定してもらう
- 持ち込みが難しい場合は、有料で引き取りサービスを利用可能(その場合でも査定は店舗で行われます)
- 査定額はIKEAギフトカードで支払われる
(その他、買い取りできない家具については公式サイトへ)
一式になっている家具のみが対象
注意点は、〈 ② 完成品の家具のみが対象 〉について。
てっきり「一式として売られている家具のうち、その一部だけは買い取れませんよ」ということだと思っていたのですが、実はそうではありませんでした。
当初から天板と脚がそれぞれ別売りになっている机のうち、その天板だけを買い取ってもらおうとしたところ、不可だったのです。僕の場合は、GERTON(イェルトン)という机の天板だけを買い取ってもらおうとしたのですが、同シリーズの脚が4本付属していないとダメだと。
理由として説明されたのは、「買い取った家具はそのまま店舗のアウトレットコーナーで売るから」でした。アウトレットコーナーってそういう家具を売ってたんですね。
それを知らずにGERTONの天板だけを持っていってもらいました。その後連絡があって、店舗まで引き取りに来るか、店舗で処分するか選ぶことができました。もったいないけれど、持って帰るの大変だしそもそも不要なので、あえなく処分してもらうことにしました。処分自体は無料でした。
買い取ってもらった家具たち
引き取ってもらった家具は全部で4点。
- REMSTA / レームスタ —— 1人掛けソファ
- KALLAX / カラックス —— 棚
- GERTON / イェルトン —— 机の天板
- NORRÅKER / ノッルオーケル —— ダイニングテーブル
KALLAXは実家から持ってきたやつですが、他の3つは2019年に東京に出てきてから買った家具なので、比較的きれいなのです。
→ IKEAのパーソナルチェア「REMSTA」を購入しました(購入したときの記事)
新しい家の雰囲気に合わないというだけで、まだまだ十分使えます。だから粗大ゴミにするのはもったいないのです。(だからといってジモティーやメルカリに出すのは面倒なんだよな)
申し込みの手順
自宅まで引き取りに来て買い取ってもらうには、以下の3ステップで申し込みを進めます。
- 家具買い取りサービスのページから申し込む
- その後配信されるメールから配送を申し込む
- スケジュールをメールベースで調整し、配送料を支払う
案内が少なくてちょっと分かりにくかったのですが、サービスの位置づけとしては、あくまでも「店舗に自ら持ち込んで買い取ってもらう」のが基本。それに上乗せする形で、有料で引き取ってもらえるようなイメージです。
そのため、最初は買い取りサービス自体の申し込みを行う必要があります。
家具買い取りサービスの申し込み
申し込みはWebからで行います。
こちらのページにアクセスし、買い取りを希望する商品を検索して登録します。カテゴリーから辿っていくこともできますが、家具の名前で絞り込んで検索した方が圧倒的に早いです。
まずは1人掛けソファ「REMSTA」から登録していきましょう。検索すると3色出てくるので、ちゃんと買い取り対象のようです。
選択すると、家具の状態を知らせるポップアップが出てきます。「新品同様」「とてもよい」「よい」から選びますが、このソファは脚の部分にルンバが当たってできたと思われる小傷があったので、「よい」にしておきました。
その場で買い取り額の概算が表示されます。IKEA Familyメンバーだと、6,597円で買い取ってもらえるようです。
続々と登録していきます。
最終確認の画面では買い取りの総額(概算)が出てくるので、問題なさそうならメールアドレスと買い取り店舗を選択して申し込みます。
引き取りの申し込み
引き取りサービスを申し込む場合は、買い取りサービス申し込み後に配信されるメールにある「出張オプションを申し込む」というリンクをクリックし、必要事項を入力します。
申し込みフォームには、買い取りサービスの受付番号の他、名前などを入力していきます。
そして、(これがちょっと面倒だったのだけど)引き取ってもらう家具のサイズを入力する必要がありました。組み立て済の家具しか扱っていないのなら、ユーザー側でわざわざ入力しなくても分かる気がするんだけどな。
がんばって入れました。販売が終了している商品以外は、IKEAのサイトを参照してサイズを入力するといいです。
これで申し込み完了。
スケジュールをメールベースで調整し、配送料を支払う
その後、スケジュールを調整するメールが送られてきます。引き取り送料はこの段階で確定しています。
この度はイケアの家具買取りサービスにお申し込みいただきましてありがとうございます。集荷料金の確認が完了いたしましたので、以下の通りお知らせいたします。
・ 査定番号:【xxx-xxxxx】
・ 家具買取サービス受付番号:【xxxxxx】
・ 買取りさせていただく品目数:【4】品目【4】点
・ 引き取り送料:【5,350】円
【出張引き取りを利用して買取りを希望される場合】
出張引き取りオプションをご利用の場合は、引き取り送料を事前にお支払いいただいております。
査定の内容・引き取り送料に同意いただける場合は5日以内に、本メールにご返信ください。
追って、お支払いのご案内とお引きとり日時の確認をさせていただきます。
スケジュールは、メール送信日から7日目以降で第3希望まで指定することができました。時間帯は11:00-15:00 / 14:00-18:00の2種類。
IKEA側で確認してもらって問題なければスケジュールが確定します。そのメールに配送料支払用のリンクが記載されているので、クレジットカードで支払います。
引き取り〜査定
調整したスケジュールで引き取りに来てくれるので、あとはお任せして持っていってもらいます。訪問スタッフは家具を引き取るだけなので、その場で査定が行われるわけではありません。
引き取り後に店舗に到着すると、店舗スタッフにて査定が行われます。僕の場合は引き取りから4日後にメールで査定額の連絡がありました。
冒頭に書いたとおり、GERTONの天板は脚がなかったので買い取り不可となり、残りの3点で12,485円。申し込み時にWebサイトに出てきていた概算見積と同額での買い取りとなりました。
買い取り額はIKEAギフトカードでの支払いとなり、その額がチャージされたギフトカードを店舗まで取りに行く必要があります。
ギフトカードの有効期限は3年間ほど。2023年2月に買い取ってもらい、2026年3月1日まで有効のカードを貰いました。
まとめ
買い取り額は12,485円だったけれど、引き取りに5,350円払っているので、実質7,135円のプラスでした。まあ、粗大ゴミに捨てるかどうか迷っていた家具が(ギフトカードとはいえ)お金になったのでよしとしましょう。
比較的きれいに使っていることが前提になってしまいますが、処分に困っているIKEAの家具があれば、ぜひ利用してみてください。