ついに退去の日になりました。
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9月30日。昨日引っ越しが終わって空っぽになった部屋の中。今はここで文章を書いています。あと1時間もすれば管理会社の人が来て、退去の立ち会いをし、僕はもうこの家の中に入れなくなります。
この家に引っ越してきたのは、2019年3月末でした。大学院を修了して東京で就職するとき、一人暮らしをする家を探して、この家に決めたのです。決め手となったのは、家のすぐそばに駐車場があること、一人暮らしにとっては広い1LDK、職場まで1時間程度の立地、しかも新築、それでいてお手頃な家賃。
最初のうちは広さを持て余していましたが、だんだん家具が増え、モノが増え、住む人が増え——という具合に、少しずつ手狭になってしまったのです。
もっと広い家を探し求めたときに、分譲マンションを買ってしまうのが一番いいという判断になり、このたび引っ越すことになりました。
新居を求めて1年くらい動いていたけれど、やっと昨日引っ越しが終わり、ひとまず家探しの旅に終止符を打つことになりました。たぶん数年後にまたやると思うけれども。
結局、この家には3年半もの間住んだことになります。先日、ブログを始めて7年が経ったので、その半分の期間はこの家から記事が生み出されたことになります。そう考えると、長いこと住んだなあ。
慣れ親しんだ部屋、コンビニ、駅、近所の風景、通勤に使っていたバス。ここから離れて違う場所に行くのは寂しい。同棲を始めて結婚まで、この家とともに歩んできて、この街にたくさんの思い出があるので、余計にそう思うのかもしれません。でも、引っ越し先で待っている暮らしにわくわくしている自分もいて。
今日は朝からここに来て、お世話になった部屋の中をきれいに掃除しました。二度とこの部屋に足を踏み入れることはない。だからこそ、最後はきれいな状態で立ち去りたいと思って、余計なこととかもしれないけれど、掃除をしました。
そして、この文章を書き終えた後、窓に貼り付けていたブラインド調のシートを剥がすと完了です。3年半も住んだのに、終わりは素っ気ないものなんだなあ。
それじゃあ、最後の仕上げをしてきます。さよならアメニティハウス、3年半ありがとう。