今でも驚かされます。
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MAZDA CX-60が納車されて、すでに2年半が経ったところですが、まだ燃費に驚かされる日々です。
別に特別なことは何もしていないし、特別なモデルというわけでもありません。至って普通にディーラーで購入して、2023年のはじめに納車された〈MAZDA CX-60 XD-HYBRID Premium Modern〉です。
MAZDA CX-60、納車2年時点の徹底レビューはこちら。オーナとして思っていることを、隅から隅まで言語化しました。
▶ CX-60と暮らす|2年乗って分かった魅力と弱点【長期レビュー】
ハードな帰省ラッシュでも、20km/Lを記録
たとえば、2025年のゴールデンウィークは、妻の実家がある長野に帰省しました。横浜から長野への往路は夜に移動したので、特に渋滞に巻き込まれることもなく、スムーズに進みました。
長野では2泊して、途中では菜の花を見に行ったり、青木湖(白馬の近く)にあるレイクサイドカフェでのんびりしたり、車で移動することが結構ありました。
そして、帰りは帰省ラッシュにしっかり巻き込まれてしまい、青木湖から横浜の自宅まで9時間もかかってしまいました。高速に乗るまでも大渋滞、乗ったあとも中央道の鬼渋滞。1日が途方もない長さに感じてしまいました。
そんなハードな条件だったにもかかわらず、横浜の自宅に帰ったあとで燃費計を見てみると、こんな感じ。
これ、燃費走行をしたわけでもなく、もちろん数値を改ざんしているわけでもなく、普通に走って出た実燃費ですからね。このモデルは、WLTCモード燃費 20.9km/Lなので、理論値と同水準の数字。まさに驚異的です。
それも、標高ゼロの横浜と、標高800m程度の長野を往復した結果です。平坦な道をずっと走っていたわけではなく、それなりの山道を走ってこの数字。しかも帰りは途方に暮れるほどの鬼渋滞。それなりの悪条件だと思います。
思わずツイートしてしまいました。それくらい、オーナーである僕にとっても驚くほどの結果だったということです。
その長野の旅の記録はこちら。犬を連れて満開の菜の花を鑑賞し、レイクサイドカフェでのんびりする。車あってこそのライフスタイルです。
▶ わたしたちの長野旅行|帰省のついでに、絶景と湖畔カフェへ
普通に給油して、航続可能距離が1,000kmを超える
そしてさらに驚いたのは、先日給油したときに、航続可能距離が1,000kmを超えていたこと。
このときは首都圏の街中を中心に走行していたので、燃費は17.6km/Lまで落ちています。理論値はWLTCの市街地モードで17.5km/Lなので、別に悪いわけじゃありません。全く違和感のない数字です。
ここで注目したいのは、その下に出ている航続可能距離1,020kmの表示。おそらく直近の走行状況と燃料の残量から算出されているのだと思いますが、1,000km超えの数字を見ると、さすがのオーナーでも驚きます。
もちろん、実際は燃料タンクが空になる前に給油する必要があるし、走行状況によって航続可能距離は変わってくるため、まるまる1,020km走れるわけではありません。それでも、ひとつの目安にはなります。
しかも特筆すべきは、このCX-60はディーゼルハイブリッドだということです。つまり燃料は軽油。感覚的には、満タンで6,000〜7,000円くらい。1回の給油でこんなに走るし、燃料自体も安いしで、お財布にめちゃめちゃ優しいです。
具体的な数字を出しておくと、CX-60の燃料タンク容量は58L。これに対して記事執筆時点の軽油価格は、全国平均で151.1円/L。満タンにすると8,764円。実際は残量がある状態から満タンにするので、感覚値は6,000〜7,000円になります。
走りの楽しさとバランス取れていない(いい意味で)
このCX-60、燃費がいいからと言って、走りは全く犠牲になっていません。
そのワードを聞くだけでも心躍る、3.3L 直列6気筒 ディーゼルハイブリッド。こんな頭おかしい(いい意味で)ぶっ飛んでる(いい意味で)パワートレインを載せた車が、楽しくないわけがない!
アクセルを踏めば踏むだけ、どこまでも応えてくれるんですよ。そして直6ディーゼルの美しいサウンドが車内に響き渡る。ハンドリングも素直で、ワインディングでもきれいに曲がっていく。まさにスポーツカーの皮を被ったSUVです。
普通に考えたら、こういう車って燃費悪いじゃないですか。それなのに、CX-60はそうじゃない。走りの楽しさと燃費という、相反するものを両立してしまっている。おかしいです(もちろんいい意味で)。
だからこそ、燃費計でこのような数字が出たときに、いちいち驚いてしまう。走りの楽しさを知っているオーナーだからこそ、かもしれませんね。