外は、3月中旬とは思えないほどの雪。
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「昨日よりも15度も低くなりました」
何気なくつけていたテレビのニュースからそんな話が聞こえてきて。あ、やっぱり今日は寒かったんだね、だって雪降ってたもんね、と笑い合う。そんな食卓。
家で作る餃子もおいしいね、また作りたいね、と、和やかで幸福な時間が流れていた。
数時間前。
行ってみたいねーと言っていた新横浜のラーメン博物館で昼食をとった後、車を走らせていると、雨がみぞれに変わり、次第に雪になっていった。ふわふわした柔らかい雪ではなく、半分溶けた氷のような重い雪。
晴れている日であれば公園に行ったり、ドライブをしたり、いろいろとやりようがあるけれど、こんな天気ではどうしようもない。
今日は一緒に餃子をやろうと前もって決めていたけど、そのタスクを実行することを天気が後押ししてくれた感じ。さっさと材料の買い出しだけ済ませて家に閉じこもり、せっせと餃子を作ろう。
そうこうしている間に種が出来上がった。僕は写真を撮りながら見守っていたけど、皮に包む作業はふたりで楽しく作業できるから、申し訳ない気持ちにならなくていい。
しかし、包んでも包んでも種が全然減らない。作りすぎたかな、何個できるんだろう、食べきれないかもね。
最初は20個くらい作って全部食べきるつもりだったけれど、最終的に完成したのは40個。2倍だよ、50枚入りの皮を買っておいて本当によかった。
結局半分は焼かずに冷凍しておくことにして、今日ふたりで食べるのは20個。
フライパンにテキパキと並べ、強火で軽く焼け目をつけ、水を加えて蓋をして蒸し焼きにする。しばらくしてから蓋を取り、水分を完全に飛ばし、コマ油を入れてもう少し焼く。
完成したのがこんな感じ。焼き目が少し薄いかなと思っていたけれど、全然そんなことなく、むしろちょうどいいくらいだった。少し硬めに炊いたご飯と、一種に作っていたタマゴスープと一緒に。おいしかった。
雪の降る週末の寒い夜は、家に引き籠もって黙々と餃子を作り、それを焼いて一緒に食べると幸福度が高かった。