長崎ランタンフェスティバル2019|暮らしの中に溶け込むランタンたち

街中を照らすランタン。

人通りの多い場所にも、少ない場所にも、約15,000個ものランタンが夜道を朱く照らします。華やかなメイン会場もいいけれど、人がまばらな夜道を静かに照らす光にも、心が揺さぶられます。

だから、人が集まる会場だけじゃなく、暮らしの中に静かに溶け込むお祭りなのです。


中島川に架かるめがね橋から興福寺へ。

川の周りは大勢の人が集まるけど、一歩路地に入ると住宅が建ち並びます。人通りはまばらですが、誰のためでもないランタンの光が、淡々と道路を照らします。

長崎ランタンフェスティバル2019|静かな時間が流れる興福寺 – starnote*
無数のランタンが煌めき、大変な人出でごった返すメイン会場の湊公園や新地中華街とうって変わり、いちばん奥まった場所にある「興福寺」には静かな時間が流れています。 落ち着いた雰囲気がとてもいいからみんな来ればいいのに、その手前のめがね橋で帰ってしまうようです。もったいない。 長崎ランタンフェスティバル2019は下の記事にまとめています。興福寺はまとめてしまうのが勿体ないくらい素晴らしかったので、ひとつの記事にしました。 → 長崎ランタンフェスティバル2019|街全体が橙色に彩られる特別な2週間 石橋を渡り、商店街を抜け、住宅街の中へ 「市民会館」の電停で路面電車を降り、中島川方向へと向かっています。このあたりは誰も人がいないですね。 中島川を渡ります。古くからの石橋がたくさん架かっている川です。この場所から下流側に3つ行くと、有名な「めがね橋」があります。 川とは垂直に進み、商店街の中に入ってきました。 さらに住宅街の中へ。このあたりは「寺町」というエリアで、何件もお寺が連なっています。その中の1軒が、今向かっている「興福寺」なのです。 少し進むと、存在感のある門がいきなり現れます。 歴史ある「興福寺」 朱色に塗られた威厳のある「山門」が迎えてくれます。1654年に建てられたものの9年後に全焼 → 1690年に復元 → 原爆で大破 → その後復元したものだそうです。 普段は夕方で閉まってしまいますが、ランタンフェスティバルの期間中は夜9時まで開いています。拝観料は大人300円、中高生200円、小学生100円。 小道を進むと本殿がありました。 少しだけ歴史に触れておきましょう。入口でもらった説明書きには次のように書いてありました。 興福寺は、国内最初の黄檗禅宗(おうばくぜんしゅう)の唐寺で、その由来は古く、中国・明の商人が長崎と行き来を始めた頃に渡来した中国人が、1620年ごろ航海安全を祈願してこの地に小庵を造ったことに始まる。 この時代は、幕府のキリスト教禁令が厳しく、長崎在住の中国人にもキリシタンの疑いがかかったため、仏教徒であることを証明するために造られた。

長崎ランタンフェスティバル2019|静かな時間が流れる興福寺


崇福寺から浜町アーケード方面へ。

何百メートルも連なるランタンは圧巻の一言です。人通りの多いアーケード街から一直線につながるのに、この道にはあまり人がいませんでした。


浜町アーケードは平日の夜。

だけど買い物客で賑わいます。老舗のデパートや文房具店から、ドラッグストアや100円ショップが連なるこの通りには、頭上に無数のランタンが散りばめられています。

ここにも、「人々の日常」と「非日常のお祭り」が混在していました。


「唐人屋敷跡」という大層な名前が与えられているこの一角は、今ではすっかり日本人が暮らすための街になりました。ところどころ、中国人の居留地だったころの面影が残っている、そんな街です。

だから、一歩中に入れば、そこはもう住宅地。その中を、まるで毛細血管のようにランタンが張り巡らされています。


唐人屋敷跡の中を下って、新地中華街方面へ。

工事中の道路にもランタンが張り巡らされ、ごちゃごちゃした道の上を柔らかな光が包みます。きっと来年はもう工事が終わっているだろうから、こんなアンバランスを見られるのは今回だけかもしれません。


メイン会場の湊公園まで下りてくると、今日も人々がごった返していました。

長崎ランタンフェスティバル2019|街全体が橙色に彩られる特別な2週間 – starnote*
毎年恒例の「長崎ランタンフェスティバル」。1994年から始まり、今年で26回目を迎えました。もともとは春節を祝う中華街のお祭りだったのが、街全体に規模を拡大して行われています。 この記事では2019年の模様をご紹介します。随時追記する予定なので、何度か覗いてみてください。 新地中華街〜湊公園 「新地中華街」電停で路面電車を降り、中華街〜湊公園方面に向かいました。ランタンの数もすごいし人出も凄まじい。長崎ってこんなに人いたんだ。 メイン会場は湊公園 メイン会場となるのは「湊公園(みなとこうえん)」です。普段は割と閑散としている公園ですが、このときばかりは人でごった返します。 いろんなイベントもやってます。僕がいたときは蛇踊りと中国雑技が行われていました。人が多くて見れなかったけど。 中央公園 めがね橋に近い中央公園会場。 こちらはランタンを見るというよりは、蛇踊りなどのステージに特化した会場です。メインの湊公園でも見れますが、中央公園の方が人が少なく椅子もたくさんあるのでゆったり鑑賞できるかと思います。 お店もたくさんありました。肉まんとか小籠包を頬張りながら鑑賞するのが楽しそうです。 めがね橋 めがね橋会場は黄色のランタンが中島川にずらーっと連なっています。光り輝くランタンが水面に反射してとても美しいです。 こちらは写真をたくさん撮ってきたので、別記事にしました。 → 長崎ランタンフェスティバル2019|水面に映る黄色が美しいめがね橋 興福寺 人通りの多い他の会場とは違い、奥まった場所にある興福寺会場には静かな時間が流れています。つまりとても穴場だということです。 こちらも別記事にしました。 → 長崎ランタンフェスティバル2019|静かな時間が流れる興福寺 この記事には随時追記しています。Twitterをフォローしてもらえるとお知らせに気づきやすいと思いますー! Follow @info_starnote 詳細情報は公式サイトから

長崎ランタンフェスティバル2019|街全体が橙色に彩られる特別な2週間

日常の中に非日常が溶け込む、長崎ランタンフェスティバル。音もなく、動きもない、ただ光るだけのランタンなのに、一瞬にして目が奪われます。

こんな静かなお祭りでも心が洗われるような思いをする人もいるから、これからもずっと続けてほしい。そう思いました。


次に読むなら:台北の路地裏はどうですか?

週末台湾|第5回|観光客のいない路地裏 – starnote*
物語の最終章は、人の少ない路地裏から。 実際に歩いてみないとその街の雰囲気はわからないから、できるだけ歩きたい。そう思った。 住宅街の中にあるステーショナリーショップ「TOOLS to LIVEBY」に寄ったあと、台北101を目指して歩く。Googleマップによると、道のりは1kmほどだ。 → 週末台湾|第4回|ステーショナリーショップ「TOOLS to LIVEBY」 普通に歩けば15分くらいで到着するはずなのに、被写体を探しながら右を見たり、左を見たり。全然進まないな。 台湾はバイクが多い。車が渋滞していても何のその。縦横無尽にすり抜けて、信号待ちのバイク専用レーンに吸い寄せられる。 観光客なんて誰もいないエリアだ。普通の外国人はこんなところを訪れないのだろうけど、人々の日常生活の中に「その国らしさ」が現れるはず。だから僕は歩く。 台湾の建物は少し特殊で、1階部分が奥まっている。ほとんどの建物がこんな構造なので、雨の日も傘を差さずに歩くことができる。 この先にあったスタバに寄って、軽く記事を書いた。 行き当たりばったりな旅だけど、ひとつだけ、自分に課したルールがある。それは、きちんと写真と向き合ってみよう、ということ。 → 写真と向き合う旅を、台湾にて。 スタバを出て少し歩くと大きな通りに出た。都会だ。 ここで後ろを振り返ると—— おお、台北101だ。いきなり現れてびっくりしたよ。最初は上るか迷ってたけれど、これを目前にしたら展望台に行ってみたくなるよね… → 週末台湾|第3回|光り輝く台北の街を、台北101から 小一時間、天空から写真を撮っていると、あたりはすっかり暗くなってしまった。 いったんホテルにチェックインして重い荷物を置き、士林夜市へ。 観光客よりも地元の人々で賑わってるような雰囲気。活気があっていいなぁ。 MRTに乗ってホテルに戻る。一日中歩いて疲れたから、足をゆっくり休めよう。 翌朝。ホテルを出てMRTの駅に向かう。

週末台湾|第5回|観光客のいない路地裏

カメラを片手に台北の街を練り歩いた、シリーズ「週末台湾」。第5回目は、観光客のいない路地裏にフォーカスしました。


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