迷いはダメだ。
今住んでいる家(実家)に引っ越してきたのは2004年のこと。両親が新しいマンションを買ったので、高校に入学するタイミングで家まで新しくなりました。
大学進学のタイミングで出て行く選択もできたけど、そうしなかった。だから、この家に住み着いてもう15年が経とうとしています。
だけど、来年の3月についに出ていくことになりました。僕がもうこの家に住むことはないだろうから、もういらないモノを処分することにしました。
この記事には広告が含まれています。
もくじ [隠す]
15年分の荷物を整理してお引っ越し
15年分の荷物となると、とてつもない量になります。いらないものはその都度捨ててきた気がようなするけれど、いつの間にか溜まっているものです。
集めに集めたCD、大学の講義で配られたレジュメ、毎月送られてくる学会誌、溜め込んだ雑誌たち——。
しかし、昔の僕には必要だったけど今となっては必要のないモノもたくさんあります。それを抽出して淡々と処分していく、という作業をしないと引っ越しなんてできたものではありません。
一気に整理するのは無理!
本当は部屋をひっくり返して全部リセットしたい。
でもそれをするほど差し迫っていないということもあり、今のところはひとつずつ確認しながら捨てようと思っています。そうすれば、間違えて大事なものを捨ててしまった!という事態は回避できると思うので。
「あー捨てなきゃよかったなー」が生まれてしまうのは仕方のないこととしても、「あ!アレがない!どうしよう!!」となるのは避けなければ。
ひとつずつ確認していると昔の記憶が引き出されて手が進まなくなっちゃいますよね。でも今回は、確固たる意思のもとに手を止めないことにしています。
迷いはダメだ!
捨てたもの
というわけで、捨てたものをいくつかピックアップ。掃除中に写真なんて撮ってられないので、項目だけ書いてます。
- いらないプリント(大量)–– 大学時代の講義のハンドアウト。しかも大量。なぜこんなものを取っていたのか。
- 使い切ったメモ帳 –– 臨床実習で使っていたようなメモ。記入している情報ごと捨てるのはもったいないので、中身はスキャンしました。(後述します)
- 溜まった文房具 –– 途中まで使ったペンとか、もらったボールペンとか。Jetstream以外はどうせ使わないので処分しました。
- 古いモバイルルーター –– WiMAX 2+のモバイルルーターが2つ。ヤフオクで売っても1,000円くらいなので迷わず処分。
- クレジットカードの明細 –– オンラインに一元化される前の古いものです。すでに引き落とされた明細に用はない。
- 学会誌 –– 毎月送られてくる学会誌。オンラインで見れるものを紙で送りつけてくるんじゃねぇ!
- 雑誌 –– 毎月発行される長崎の情報誌とかは、古いものを保管していても情報鮮度が落ちるので処分。
その都度整理していれば溜め込まずに済んだものばかりですねー。反省してます。
捨てたいけどまだ捨ててないもの
処理が大変なものは後回しになりがちです。
- 古いWindows PC –– 床に置くような大きいやつです。全く使ってないから連れて行く気はないけど、捨てるのが面倒くさくて後回しになってます。
- もう着ない服 –– 1コずつメルカリに出すのも大変だし、どうすればいいのー?
- 昔の年賀状 –– 人からもらったものって捨てにくいー!いらないけど捨てにくいー!
これは年内に何とかしたい。
迷ったけど連れて行くもの
場所を取ったり重かったりするものは、できれば持って行きたくない。でも役に立つものとなると話は別です。
- 薬学部の教科書たち –– 重くてかさ張るけど連れて行くことにしました。研究職でないですが、これまでの知識も大いに活躍する職場なので、きっと参考にするはず。
- iMac –– 一時期調子が悪かったけど、自力で開けてHDDを交換したら絶好調なので連れて行くことに。でもそろそろ新しいの欲しいね。
- テレビ –– 5〜6年前に買ったソニーの40インチ。年に数回しか使わないけどとりあえず持って行こうかなー。
- 雑誌 –– 音楽、旅行、インテリアなど、情報の鮮度がすぐに落ちないものは連れて行きます。紙面のレイアウトが綺麗なものも持って行く。
こんな感じかな。もしかするとテレビは置いていくかもしれません。借りる部屋の広さ次第。
メモ帳はデータ化して処分
物理的に処分するからといって、メモ帳の情報が必要なくなるわけではありません。データ化できるものはできるだけデータにしておきたい。
こんなときの心強い味方になるのが「ドキュメントスキャナ」です。僕はScanSnap iX500というモデルを使っているのですが、これがなかったら僕の部屋はさらに紙で覆い尽くされていることでしょう。
スキャンしたPDFをクラウドに置いておけば、いつでもMacやiPadから参照することができます。これまでもこうやって保存しておいた情報に救われたことが多々あります。
なので、
- 物理的な処分
- 情報の処分
この2つは分けて考えた方がいい。
片付けている最中には勢いで全部捨てたくなることもありますが、少しだけ冷静になって考えてみましょう。
思い切りのいい捨て方
物理的な処分に関しては、とてもいい考え方があります。
monographを主宰しているモノマリスト・堀口英剛氏の著書「人生を変えるモノ選びのルール」に、こんな一節があります。
「一日一つモノを捨てる」ことは難しくありません。
大事なのは「一つ捨てるだけでいい」というハードルの低さ。コンビニのビニール袋でも、チラシ一枚でもなんでもいいので気軽な気持ちで一つゴミ箱に捨てると、それが呼び水となり、あれもこれもと自然と片付けモードに移行できるのです。
この考え方に触発されて毎日モノを捨てているからこそ、毎週末片付けモードに移行するハードルが低くなっています。「あ、あれも捨てておかないと」って記憶の片隅にずっとある感じですね。
また、この本ではこのように続きます。
そして、このルールの真骨頂は「捨てるモノがなくなってから」発揮されます。
毎日モノを捨てていくと、「もうこれ以上今日は捨てるモノがない」という状況がいずれやってくるはずです。
しかしそこはルールなので、それでも何かを捨てなければなりません。
僕はまだこのレベルには達していないけど、新居ではぜひ取り入れたいアイデアです。参考にしようと思って読みながらドッグイヤー(ページ端の折り目)をつけました。
捨てるときはセキュリティを意識して
このようにまとめて処分するときは、郵便物の住所とか、クレジットカードの明細とか、個人情報を固めてゴミ袋に入れがち。
もし悪い人に目をつけられたら、自分の個人情報が一気に流出してしまいます。このような時代だからこそ、個人でもセキュリティに対する意識を高めておくべきです。
だから僕はデスクの足下に電動のシュレッダーを置いています。近くにないと面倒くさくなって使わなくなっちゃうので、こういうものは移動しなくても手の届く範囲に置いておくべきなのです。
3,000円くらいで買えるので、ぜひご検討ください。
まとめ
部屋を片付けるのはエネルギーを消費する作業です。体を動かすのと、捨てていいかどうか考えるのと。
しかし、「毎週末やる」と決めて習慣化してしまえば、取りかかるまでのハードルはぐっと低くなります。
引っ越しをトリガーにして、自分の中にこのような習慣を根付かせることができれば、きっと転居後もきれいに片付いた家に住むことができると信じています。