と、気づきました。
この記事には広告が含まれています。
これまで、新しいiPhoneが発表されたら真っ先に飛びつき、MacBook Proの形が変わったら買い替える義務があると思い込み、カメラもレンズも高みを求めて何でも購入してきました。
要するにガジェットにばかりお金をつぎ込んできました。「毎日使うものだからお金をかけるべきだ」という謎の信念のもとで、です。考え方によっては車だってカジェットのひとつなので、いい車を買いたいという気持ちも、その根底は同じでした。
しかし、最近になって自分の価値観が変わってきたのを感じています。これまで数え切れないほど多くのカジェットにお金をつぎ込んできましたが、それって本当に大事なものだったのだろうか、と。
そう思い始めたきっかけは、ガジェット以外のものに大金をつぎ込んだことです。婚約指輪とか、分譲マンションとか。特に婚約指輪を購入したことが自分にとってのある種のブレイクスルーで、ガジェットのように機能しない「ただの物体」に対して、最新のガジェットを何台も買えるようなお金を払うのは、それまでの価値観が大きく揺らいだできごとでした。
それからというもの、ガジェット一辺倒だった自分のお金の使い道を見直してみようと思い始めました。将来に向けて大きな貯金をするのもいいし、投資するのもいい。コロナが収束したらいろんな場所を旅して感性を磨くのもいい。自宅の家具をアップデートしたり、おいしい料理をたくさん食べに行ってもいい。
自分の人生にとって大事なものはガジェットではなかったのです。もちろん、日常生活をする上で(あるいはブログを書く上で)カジェットは必要だけど、必ずしも最新機種である必要はありません。目的を果たせればそれでいいのです。
これから先もカジェットを買うことはあると思いますが、購入の優先順位は下がります。それよりも自分の人生にとって大事なものにお金を使って、多様な引き出しのある人間になりたい。そう思っています。