これは文句なしに使い勝手が最高。
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クリエイターのための左手デバイスがワイヤレスに
写真や動画の編集作業を効率化したい!——そういうときに、マウスやトラックパッドでもできなくはないですが、限界があります。
これまで、マウス、トラックパッド、キーボードではない「第4のデバイス」を使って作業を効率化させることが、多くの人たちの間で試みられてきました。
その試みのひとつが、以前もご紹介した「TourBox Neo」という製品。ボタンやダイヤルがたくさんついている「左手デバイス」の2代目です。
→ TourBox Neo|写真編集を効率化する左手デバイスを使ってみた [PR]
右利きの人なら右手でマウスを使うので、空いている左手を作業の効率化のために働いてもらおう、というコンセプト。もちろん、左利きの人なら「右手デバイス」として使ってOK。
というような「TourBox」シリーズが3代目となり、最大のアップデートが施されました。
コンセプトや操作感はそのままにして、「Bluetoothによるワイヤレス化」「カラバリの追加」「操作性の向上」というアップデート内容。とてもとても大きなアップデートです。
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メーカーより商品を無償で提供いただき、記事を執筆しています。記事の内容は全く指示を受けていないので、僕が使ってみた正直な感想を記載しています。
もくじ
アップデート内容
まずは、前モデル「TourBox Neo」からのアップデート内容についてご紹介します。前述しましたが、その内容は「Bluetoothによるワイヤレス化」「カラバリの追加」「操作性の向上」の3つです。
Bluetoothによるワイヤレス化
なんといっても最大のアップデートがこれ。初代「TourBox」と2代目「TourBox Neo」は、本体に装備されたUSB-Cポートからの有線接続でした。
マウスやキーボードでは無線接続が一般的なのに、TourBoxだけ有線で接続して設置するのは可能なら避けたい。机に置いて使うとしても、ケーブルがない方がすっきりして使い勝手がいいのです。
そしてついに、3代目「TourBox Elite」ではBluetooth接続でのワイヤレス化に対応しました。ペアリングは2台まで対応。外で使うときに持ち運んでもいいし、使わないときは引き出しにしまっておけます。そうそうこういうのを待ってた!というアップデートです。
ワイヤレス専用になったわけではなく、本体のUSB-Cポートは残っているので、引き続き有線接続も可能です。ワイヤレス時は単3電池2本で駆動します。
カラバリの追加
前モデルまでは、ラバー加工されたマットな「クラシックブラック」の1色でしたが、2色が追加されて計3色に。質感そのままにホワイトになった「アイボリーホワイト」と、半透明でさらさらしたプラスチックの「オパークスモーク」です。
今回送っていただいたのは、半透明の「オパークスモーク」。ラバー加工が施されているとホコリがつきやすいのが気になっていましたが、それが改善されています。半透明な質感もとてもかっこいいです。
操作性の向上
TourBoxには、大別して「ボタン」と「ダイヤル」の2種類の操作体系があります。
ボタンはマウスのようなクリック感があるので「押したこと」に対するフィードバックが物理的に返ってきます。一方、搭載されているダイヤルは無段階のスムーズなものなので、操作時にフィードバックが少ない。これが、これまでのモデルの難点でした。
そこで、3代目「TourBox Elite」は「触覚フィードバック」を搭載しました。iPhoneのように、ダイヤルを1段階回すごとに操作に合わせて振動してフィードバックが返ってきます。設定でオフにすることもできるし、振動の強さも2段階でカスタマイズできます。
また、ダイヤルのスピードも調整することができるようになりました。「1段階回した」と判定される基準を変えることができ、これまでと同じ「スタンダード」、スタンダードに対してより多く回す「スロー1」、スロー1よりさらに多く回す「スロー2」の3段階があります。
——と、前置きはこのくらいにして、開封からご覧ください。
開封してみよう
箱から開封するところを写真でお届けしましょう。本体はナイロン製の巾着袋に入れられ、さらに化粧箱に入っています。この丁寧な梱包は前モデルと同じです。
なお、今回送っていただいたのはテスト用のプロトタイプです。クラウドファンディング版や製品版では仕様が変更される可能性があることをご了承ください。
内容物は4つ。「TourBox Elite」本体、USB-Cケーブル、単3電池、マニュアルです。
USBケーブルは、2代目ではUSB-A to Cケーブルでしたが、3代目では両端がUSB-Cのものになりました。時代を感じるアップデートです。
なお、テスト用のプロトタイプではマニュアルは英語のみでした。製品版でどうなるかは不明ですが、2代目「TourBox Neo」では日本語を含むスタートガイドが付属していたので、おそらく日本語版も準備されるのではないかと思います。
ボタンやダイヤルの配置は変わらない
アップデートされた内容が盛りだくさんな一方で、ボタンやダイヤルの配置は前モデルと全く同じ。
研究し尽くされた配置なので、変える必要がないんです。製品のいい部分は変えず、改善すべき部分をアップデートする、という真っ当で納得感のあるアップデートです。
電池ケースや電源スイッチが追加された
ワイヤレス化に伴い、本体裏側には電池ケース、電源スイッチ、Bluetoothペアリングボタンの3つが追加されました。アルカリの単3電池2本が付属していましたが、もちろんエネループも使用可能です。今回はエネループを使うことにしました。
USB-Cポートは引き続き搭載
前述のとおり、ワイヤレスに対応したとはいえ、引き続きUSB-Cポートからの有線接続にも対応しています。2代目「TourBox Neo」と同様に、USB-Cポートは本体上部に備わっています。
半透明なガジェット、かっこいい…
使い勝手や操作性の向上はもちろん大事なのですが、やっぱりテンションが上がるのは「かっこいいガジェット」を使っているときなんだよな。半透明な黒い箱は机に置くととてもかっこいいし、だからこそ積極的に使いたくなるんです。
文章で語るよりも写真を見ていただいて方が分かりやすいと思うので、いろんな角度から撮りました。ほら、物欲が掻き立てられるでしょ……
ソフトウェアをインストール
「TourBox Elite」を使うためには、Mac/PCに「TourBoxコンソール」をインストールする必要があります。まだベータ版ですが、製品の発売までにはBluetooth接続に対応したVer. 4.0がリリースされるはずです。
僕はMac版を使いましたが、Bluetoothのペアリング時にはmacOSの設定画面に入る必要はなく、TourBoxコンソール上でペアリングすることができました。
TourBoxコンソールのインストール後、TourBox Elite本体のファームウェアの更新が入りました。この更新もBluetooth経由で行うことができ、一度も有線接続する必要はありませんでした。「ファームウェア更新は有線で」というようなガジェットも多くある中、素晴らしい仕様です。
設定は「TourBoxコンソール」から
さあ、インストールが完了し、TourBoxコンソールのメイン画面が表示されました。このコンソール上で、使用するソフトウェア(Lightroom、Photoshop、Premiere Proなど)に応じた設定を、自分の好きなようなカスタマイズできます。
新たに「触覚フィードバック」「ダイヤルのスピード」に対応したことは前述しましたが、その設定項目が増えていること以外は、以前と同じような設定で使うことができます。
キーボードの左隣に設置した
「TourBox Elite」はキーボードの左隣に設置することにしました。これまでなら配線が延びていましたが、すっきりしてていいです。ワイヤレスは偉大だ。半透明なブラックは墨色のHHKBともよく合います。
このように、さっと左手を伸ばしてボタンやツマミを操作することができます。ああ、すごくいい。体感的には、Lightroom Classicでの現像作業が2倍程度高速化できます。
使うときの流れ
使い方自体は2代目「TourBox Neo」も3代目「TourBox Elite」も同じです。2代目の記事にLightroom Classicで使うときの流れを書いたので、こちらにも転載しておきます。詳細は以下の記事へ。
→ TourBox Neo|写真編集を効率化する左手デバイスを使ってみた [PR]
例として、露光量→コントラスト→ハイライト→…と調整する場合。
LightroomにRAW画像を取り込んだあと、現像モードにします。ここまではマウス/キーボードで操作します。その後、露光量、コントラスト、ハイライト、シャドウ、白レベル、黒レベルを調整する際は、通常ならマウスでスライダーを調節しますが、TourBoxがあればマウスは使いません。
まず、露光量を調節するには、「トール」ボタンを押します。すると、露光量調整モードになるので、ノブを回して適切な値に調整します。
次に、コントラストを調整するために「ショートボタン」を押して、ノブを回します。そして、ハイライトの調整では「上」ボタンを押して、ノブを回す。この一連の作業を繰り返します。
マウスでの操作であれば、カーソルを動かしてスライダーを調節する必要があるので、結構細かい作業です。一方、TourBoxを使うと左手で〈雑に〉操作して一連の調節ができます。
ただいまクラウドファンディング中
以上のように、最大のアップデートが施され、使い勝手が大幅に向上した「TourBox Elite」。製品版が発売されるのはまだまだ先ですが、ただいまCAMPFIREにてクラウドファンディングが行われています。
繰り返しになりますが、カラバリは3色。初のホワイトもかわいい。半透明ブラックのガジェット感もかっこいい。もちろん、これまでと同じマットブラックもいい。選ぶの難しいなあ。
正式発売後の一般販売価格は32,980円(税込)の予定です。記事執筆時点でクラウドファンディングを支援すると、33%オフの22,000円でリターンがありますよ。
PR記事だからではなく、文句なしに使い勝手が向上しているので、興味のある方は一度検討する価値は十分にあります。クラウドファンディングの詳細はCAMPFIREから。