毎日使うものだからこそ、適切なメンテナンスを。
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ドラム式洗濯乾燥機を使い始めて、まもなく2年
僕はPanasonicの「Cuble」というドラム式洗濯乾燥機を使っています。使い始めたのは2019年3月なので、まもなく2年になります。
これまでの間、幾度となく洗濯→乾燥を繰り返していますが、最近になって乾燥にかかる時間が少し長くなったような印象を持っていました。きちんと測ったわけではないですが、洗濯物が多いときは、夜寝る前にセットして、朝起きてもまだ乾燥中ということも何度か遭遇しました。洗濯物は乾いているのに、フィルターに埃が詰まることで「まだ乾いていない」と判断されているのだと思われます。
調べてみると、乾燥の排気が出る経路に埃が溜まることで、乾燥の効率が悪くなることがあるようです。これはドラム式洗濯乾燥機の構造上の問題で、ユーザーとしてはどうしようもないことのようですが、適切にメンテナンスを施せばできるだけ長く使えるようになると思っています。
以上のような経緯で、まずは排気経路に溜まった埃を掃除してみようと思い立ち、専用のブラシを購入してみました。Amazonで探してみたところ、Panasonic純正品と互換品がありました。言ってみればただのブラシなので、純正品と互換品に大きな差はないだろうと思い、互換品の方を購入しました。
純正品を購入したい方は以下から。
これまでの記事
なお、これまでCubleについては以下の記事を書きました。1年ほど使ってみた感想と、定期的に洗濯槽を洗浄するメンテナンスについてです。未チェックの方はこちらも併せてどうぞ。
→ Panasonic Cuble|ドラム式洗濯乾燥機がない生活は想像もつかない
ブラシを買いました
さて、購入したブラシは以下のものです。全体の長さは46cmで、排気経路の奥まで届くようになっています。針金でできているシンプルなものですが、洗濯機に傷がつかないように、柄とブラシの間の棒状の部分はシリコンっぽい素材で保護されています。
なお、柄の部分についているビニール紐は、洗濯機内に落としても回収できるように、自分でつけました。そのように推奨されているのです。
iPhone 12 Pro Maxと並べてみるとこのとおり。長いのがお分かりいただけると思います。
内容物は、ブラシ本体と以下の説明書です。使い方は後述しますが、基本的にこの説明書に沿って掃除すればよいと思います。
排気経路の掃除の仕方
それでは、実際にブラシを使って掃除してみましょう。といっても、フィルターを取り外し、排気の出る穴にブラシを突っ込むだけです。
埃の取り除き方は2つで、
- 埃をブラシに絡めて引っ張り上げる
- 埃を排気経路の下に落とし、次の洗濯で排水フィルターにトラップさせる
これら1と2の両方を合わせて、排気経路に溜まった埃を取り除きます。注意点としては、
- 洗濯機の中にブラシを落としても回収できるように、ビニール紐を手首(あるいは固定できる場所)に巻きつけて行うこと
- 排気の出る穴は2つ(機種により3つ?)ありますが、棒が真っ直ぐ入る穴に入れること
この2点です。以上を踏まえて掃除してみます。
埃をブラシに絡めて引っ張り上げる
まずは、ブラシを排気の出る穴に突っ込みます。
青い部分が入らないように、このあたりまで入れましょう。
そして取り出すと、ブラシ部分に埃がびっしりと付いてきます。水分で固まったような埃もありましたが、このような埃はブラシを使わないと除去できなさそうです。
以上のように、「排気の出る穴に突っ込んで引っ張り出す」ということを何回か繰り返します。必ずしも全ての埃を絡め取って引っ張り上げることができるわけではないので、「埃を下に落とす」ということも意識しながらブラシを動かすといいでしょう。
埃を排気経路の下に落とす
絡めて引っ張り上げることのできなかった埃は、排気経路の下に落とします。その後、洗濯機を少しだけ回して水を流し、排水フィルターで埃をトラップします。
ブラシの説明書によると、
- 洗乾切替で「洗濯」のみにし、
- 「おまかせ」モードで、
- 洗い7分+脱水1分
これだけ運転すればいいようです。
運転終了後、下のカバーを開けて排水フィルターを取り出してみます。
取り出してみると、埃はあまり付いていませんでした。あまり多くの埃が溜まっているわけではなかったようです。そういえば、この掃除を行う数日前に大きな埃の塊が乾燥後に出てきてたので、今回はそこまで溜まっていなかったのでしょう。
フィルターに絡まった埃を除去し、水垢も洗い落としてきれいにし、元に戻します。説明書によるとここで終了なのですが、個人的には槽乾燥までやっておきたい。
槽乾燥を少しだけ
洗濯機を濡れたままの状態で放置したくなかったので、槽乾燥モードにして少しだけ洗濯機内を乾かします。洗乾切替で「乾燥」にして、「槽洗浄/乾燥」モードを選択し、スタートします。
1時間かかるモードなのですが、30分ほどで乾いてきたので、そこで止めました。だいたい乾けばいいでしょう。
最後に
ドラム式洗濯乾燥機の構造上の問題なので、排気経路に埃が溜まるのは仕方ありません。手はかかりますが、それを放置してもいいことは全くないので、ユーザーとして可能な範囲で適切にメンテナンスするべきだと思います。
手がかかるといっても、ドラム式洗濯乾燥機と(洗濯しかできない普通の)洗濯機を天秤にかけたとき、トータルの手間はドラム式の圧倒的に少ないです。つまり、数か月に1回の定期的なメンテナンスは、洗濯物を毎回干すよりは全然ましだということです。
定期的にメンテナンスを行った結果、長く使うことができるのであれば、手間を惜しまずに行った方がいいと思っています。