Eyefi旧製品群のサポートが打ち切られ、転送機能を含めたすべての機能が使えなくなってしまうというニュースが駆け巡ってから約1か月半。
Eyefiの旧製品が9月16日から使えなくなるみたい。旧製品のユーザーは現行製品への移行が必要。 – starnote*
ここへ来てまさかの展開となるようだ。これまでEyefiとライバル関係にあると思われていた東芝の「FlashAir」がなんとEyefiと連携してしまうという事態に。EyefiからFlashAirに乗り換える人もいる中でこれは朗報だろう。
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2017年8月6日追記:
この記事は執筆から1年近くが経過し、情報が古くなってきました。これまでの経緯や新たな移行先などをこちらの記事にまとめています。もしよかったらご覧になってくださいね。
Eyefi亡き今、ワイヤレス転送難民はどうすればいいのか? 僕の写真取り込みフローがどう変わったか実例をレポート。 – starnote*
もくじ
Eyefi対応は2本柱
プレスリリースによると、今回のEyefi連携は2本柱だ。一つはカメラとFlashAirカード間の「Eyefi Connected」に対応すること。もう一つはEyefi MobiアプリのFlashAirへの解放だ。
Eyefi Connected対応のFlashAirカードが発売
…と言われてもなんのこっちゃ分からないので、ちょっと整理してみよう。
Eyefi Connectedとは
プレスリリースより引用。
Eyefi Connected機能は、カメラからSDメモリカードを制御することができるカメラ連携機能で、キヤノンやニコン、ソニーなどの10社以上300機種以上のデジタルカメラで対応しています。SDメモリカードの無線のオン・オフをカメラ側で設定することや、無線通信と連動したカメラの電源制御が可能で、データ転送中の電源停止を防ぐことができます。
つまり、Eyefi ConnectedとはカメラとSDカード間の連携機能のことだ。僕が使っているソニーのNEX-7を例に取ると、Eyefiカードを挿入すると専用のメニューが出てきたり転送中のアイコンが出てきたりする。このような機能はこれまでEyefiでしか使えなかったが、新しいFlashAirでも同じように使えるようになるということだ。
新しいカードが発売される
FlashAirへのEyefi Connectedの搭載はソフト的なアップデートでは対応できないみたいで、対応した新しいカードが2016年度中にリリースされる予定。早く発売して欲しい。
Eyefi MobiアプリがFlashAirへ解放!
Eyefiカードから各種デバイスへ写真を転送するときに使う「Eyefi Mobiアプリ」がFlashAirに解放される。これはアプリ側のアップデートだけで対応できるようで、今月中には提供されるとのことだ。
すでに発売されているFlash Airでも使える
対応するのは「Class10対応のFlashAir」とのことなので、現時点で販売中のFlashAirでも利用可能となるようだ。FlashAirがEyefiカードの上位互換みたいな感じになるのかな?
Eyefiよりも柔軟な運用が可能に?
個人的には、撮影した写真はPC / Macにすべて転送するような設定にしておきたい。しかしながら、そのうちの何枚かは撮影したその場でスマホに取り込みたいというような状況もある。
Eyefi旧製品は「転送するのは1つのデバイスに対してだけ」と決められていたので、このような運用ができないのが不満だった。FlashAirならある程度柔軟な運用もできるようになるかもしれないので、期待している。
RAW画像の転送にも対応するのか?
現時点で情報がないのでなんとも言えないが、RAW画像の転送にも対応するのかどうかが気になるところ。
まとめ
Eyefi旧製品群のXデーは9月16日。そろそろ乗り換え先を検討している人も多いだろうが、新FlashAirは第一候補と十分なり得ると思う。Xデーまでに間に合わなさそうなのがちょっと残念だけど。
僕はXデーの後はしばらく普通のSDカードでしのぐつもりだ。新FlashAirが発売されたらこちらに乗り換えたいと思っている。
2016年9月19日追記:Xデーを過ぎても延命措置が図られることになりました。詳細はこちらから。
Eyefi旧製品のサポートが終了。ただし延命措置があるのでMac/PCへの転送機能だけは継続して利用可能。 – starnote*
2017年2月5日追記:FlashAirでも自動転送はできます。詳細はこちらから。