本格的な寒さがやってくる前に。
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2019年11月15日。
ここで開催された第16回東京蚤の市を覗いてみたくて、昭和記念公園に初めて訪れた。目的は東京蚤の市だったのに、それよりも昭和記念公園の秋めく空気に心が奪われてしまい、カメラを片手に歩き回っていた。
それからというもの、すっかりお気に入りの場所になってしまい、桜が咲き誇る春も、緑が美しい夏も、何度も訪れた。
→ 春めく国営昭和記念公園と、桜と花々と。
→ 初夏の国営昭和記念公園と、新緑と紫陽花と。
そして、2020年11月15日。初めて訪れてからちょうど1年が経過したこの日、改めて昭和記念公園を訪れた。今年は新型コロナウイルスの影響で東京蚤の市はやっていないけれど、素敵な秋景色は見ることができるので、のんびり散策しよう。
到着したのは午後3時頃。西立川口の駐車場にCX-5を止める。
西立川口のゲート。駅に直結しているから、電車で来るときはこのゲートを目指した方がよさそうだ。陽はだいぶ傾いてきた。
ゲートをくぐると、目の前には湖が広がっている。いくつものボートが(普通のボートも、スワンボートも)浮かんでいた。
夜間開園エリア(日本庭園と、かたらいのイチョウ並木)以外は午後4時半に閉園するから、まずは立川口のイチョウ並木を見に行こう。ちょうど紅葉の見頃を迎えた休日だからか、人がとても多かった。昨年は平日に来たから少なかったのか。
そして、立川口のイチョウ並木に到着した。初夏に訪れたときは初々しい緑色だったのに、今では眩しいばかりの黄色を放っている。綺麗だ。
立川口をあとにして、再び公園の奥の方へ。
いつもは舗装された道に沿って進んでいるのですが、今日は少し脇道に逸れてみた。ちょうど夕暮れの時間帯になっていて、目の前には素晴らしい景色が広がっていた。僕はこういう横から光が射している写真に心が動くことが多いように感じる。
もう少し進むと、綺麗な赤色に染まっているもみじを見つけた。
そして、風に揺られているススキも。ああ、年が暮れていくんだな、という侘しさを感じる。
時刻は午後4時半。閉園時間を迎え、広場に残っている人たちには退園が促されている。
夜間開園エリアである日本庭園へ。せっかく来たからライトアップも見ていきたいので、1,000円の追加チケットを購入して入園する。
竹林ともみじのコントラストが綺麗だ。
そして、目玉である池の畔へ。東屋ともみじが、マジックアワーの空を背景に彩られていた。今日は風が弱いから池が波立たず、綺麗に写っているのだそうだ。
かたらいのイチョウ並木のライトアップを見に行きたい気持ちもあったけれど、寒くなってきたので、これで散策を終わりにしよう。風邪を引いてしまったら元も子もないからね。
これからどんどん寒くなっていくから、昭和記念公園を散歩するのは難しくなるかもしれない。暖かくなってから、また来よう。