穏やかな心とともに、日々の疲れを癒やす。
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1泊2日で箱根へ
土日の連休があって、月曜日が平日で、火曜日が祝日。だったら月曜日に休暇を入れて4連休にする。そして中2日で旅行に行く。そうすれば、何の変哲もない週末を思い出深いものに変えることができるのではないか。
ひとまずそう決めたものの、さて、どこへ行こう。
普段、心も体もすり減らしながら働いているから、一気に回復できるところに行きたい。となると、温泉?——いちばん近くて有名なのは、箱根?——ついでに美術館めぐりもして、教養も高めとく?
というような経緯で、行ってきました、箱根。
箱根神社
今度箱根行くんだよね、と会社の飲み会で同期と話していると、箱根神社は行っとけと。なにやら湖の中に鳥居があって、それは見ておいた方がいいと。そこまで言うなら行きましょう。
この日は寒くて風も強くて、手が凍りそうなくらい冷たくなったけれど、おかげでいい写真がたくさん撮れました。もちろん、神様へのお参りもね。
湖中の鳥居の前には写真を撮るために列を成していたけれど、そこまでは並ばなかった。だって、みんなと同じ場所に並んだら、みんなと同じ写真しか撮れないじゃないか。
ガラスの森美術館
いつものように、この旅も全くのノープラン。とりあえず車で現地まで行って、どこ行くかはその場で考えようね〜という、相当いい加減な旅。だからとりあえず同僚に言われるがままに箱根神社に行ってみたけれど、そのあとは何も考えていなかった。
昼食は以前から食べたかった豆腐カツに行ったけど、その次は、とりあえずガラスの森美術館——とか?
名前に「美術館」は付いているけれど、そこまで重くないというか。ちゃんと美術の展示はあるけど、少し観光スポットに寄せている感じが、取っかかりとしてはよかった。いい写真もたくさん撮れたし。
大観山
日が傾きはじめ、せっかくならいい景色も目に焼き付けておきたい。箱根の近くで景色のいいところといえば、大観山かな。以前も訪れたけれども。
天気もいいし、景色もいいんだけど、気温は氷点下でした。風も強いし、薄着で来るところじゃなかったようだ。さっと写真を撮って、車の中に退避します。
箱根小涌園 天悠
いい時間になってきたので、本日の宿へ。
温泉でのんびりしたくて、せっかくなら部屋に露天風呂があるところがよくて。小涌谷にある「天悠」に泊まってみました。ちょうどこの日は満月。いい景色を眺めながら温泉に浸かるという、至福のひとときを過ごすことができた。
大涌谷
寒そうだけど、せっかくなら行っておくかと思って行ったけれど、やっぱり寒かった。
それでも沸き立つ温泉の湯気(それとも噴煙?)がたくさん出ていました。その中で地滑り防止の工事をしているのが大変そうだな〜と思いながら見てた。いつ噴火するかもわからないのに、こんな環境で工事している人には頭が上がらない。
ちなみに、天悠の朝食バイキングがとてもとても美味しくてたくさん食べたので、大涌谷では何も食べていないのです。黒玉子すら…!
彫刻の森美術館
箱根に来たら外せないでしょう、彫刻の森美術館。改修工事中な部分があったけれど、十分楽しめました。気づいたら2時間くらい見て回ってた気がする。
いちばん長居したのはピカソ館かな。
ピカソって奇抜な絵ばかり描いてた人というイメージ(というより偏見?)だったのですが、実はそれはほんの一部で、いわゆる普通の絵も描くし、版画もやるし、陶芸もできるし、マルチな才能を持った方だったんですね。恥ずかしながら初めて知りました。
ポーラ美術館
ネーミングが強烈だった「餃子センター」で腹ごしらえをして、ポーラ美術館へ。
撮影禁止だったので写真には撮れていないですが、ちょうど「シュルレアリスム展」というのをやっていて。なんだか面白くて、ひとつひとつの展示を丁寧に見ていたら、夕方になっていました。
シュルレアリスムは日本語では「超現実主義」と訳されますが、なぜか転じて転じて「現実離れしている」という意味で「シュール」の語源となっているようで。
展示も面白かったし、こういう美術館めぐりっていいな。
帰ろう
そうこうしているうちに日も暮れてきたし、帰ろう。
——と思ったけれど、少しだけ御殿場のアウトレットに寄って、さわやかでハンバーグを食べよう。明日も休日だし、夜は遅くなってもいいからね。
ここまで全くのノープランだったけれど、温泉でのんびりできたし、心ゆくまで美術を堪能することができたし、美味しいものも食べたし、すごくいい旅だった。箱根にはまた来たい。
これでまた、平日になったら仕事をがんばれる。いいリフレッシュになったし、生きてて幸せだと思った。