ここ数年の買ってよかったモノ第1位です。
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Panasonic Cubleを使って10か月
長崎で博士課程を修了して、就職のために上京し、ひとり暮らしを始めたのが2019年3月末。Panasonicのドラム式洗濯乾燥機「Cuble」を買ったのは引っ越しのときなので、まもなく10か月経つことになります。
そんなCubleについて、この記事では——
- 僕がなぜドラム式洗濯乾燥機を選んだのか
- 10か月間使ってみた感想と、思いがけなかった恩恵
- 使ってみて少し面倒に感じた点
- 洗濯機に20万円を払う価値があるか
こんなことを書き記しました。
もくじ
なぜドラム式洗濯乾燥機を選んだの?
実家から引っ越してきたので、洗濯機や冷蔵庫などの白物家電、それからベッドやデスクなどの家具を買い揃える必要がありました。
ある程度は節約したかったけれども、お金をかけるべきところにはメリハリをつけて投資するという方針で、家具・家電をチョイスしていきました。その中で、僕が「お金をかけるべきところ」と判断したのが洗濯機です。
洗濯機は以下の3種類に分類され、下にいくほどできることが増えて手間が減ります。
- 二槽式洗濯機 —— 洗濯槽と脱水槽が分かれているので入れ替えは手動
- 全自動洗濯機 —— 洗濯から脱水まで全自動
- 全自動洗濯乾燥機 —— 洗濯から乾燥まで全自動
今の時代に二層式を使っている人は限られると思います。なので、「乾燥機能が必要がどうか」というのが選択のポイントとなる。
では、乾燥機能の有無で自分の仕事量はどのくらい変わるか?ということを考えてみると——
- 乾燥機能なし —— 洗濯物を放り込む → 洗剤などをセットして洗濯スタート → 洗濯物を広げて干す → 畳んで仕舞う
- 乾燥機能あり —— 洗濯物を放り込む → 洗剤などをセットして洗濯スタート → 畳んで仕舞う
このように、乾燥機能がないと「洗濯物を広げて干す」という作業が必要になる。これって、一連の洗濯の流れの中でいちばん面倒なところだと思うんですよ。
水分を含んで重くなった衣類を広がして、重ならないように物干し竿に掛け、乾くまで待つ。労力もかかるし時間もかかる。外に干すのなら天気も気にしないといけない。
フルタイムで仕事をしていたら、週に何度もこんなことしている時間はないです。自動化できるところは自動化して、さっさと眠りたい。
つまり、「睡眠時間を確保するための投資」。これこそが、ひとり暮らしの人がドラム式洗濯乾燥機を買うことの意義だと思うのです。だから洗濯機にはお金をかけるべきだという結論に達しました。
10か月間使ってみた感想
僕が購入したのは「NA-VG730L」という、Cubleシリーズ上中下の3ラインの中で最下位のモデルです。上位モデルは洗濯や乾燥の最大許容量が多かったり、洗剤の自動投入機能があったりします。
ひとり暮らしなので大きな容量は必要なく、洗剤の量は自分で調節したいので自動投入機能はむしろデメリットに感じ、最下位モデルを購入しました。それでも発売直後で値下がりする前だったので、24万円くらいしました。
上述したとおり、このCubleを使った洗濯のプロセスとしては「洗濯物を放り込む → 洗剤などをセットして洗濯スタート → 畳んで仕舞う」です。洗濯物の量や設定したコースにもよりますが、3時間半〜4時間くらいかかります。
こんな感じなので、平日は寝る前にセットして翌日朝に畳むような運用をしています。そうすると寝ている時間に洗濯〜乾燥が終わるので、かかる時間は実質ゼロです。
天気に左右されない
また、天気に左右されないというのもあります。
僕の自宅には浴室乾燥機が付いているので、そこまで大きなトピックではないです。が、たとえば「外に洗濯干して外出したのに雨降ってきちゃった!」という状況に遭遇する可能性は皆無です。晴れていようと雨だろうと、このマシンの中で乾燥までできちゃうので。
自然乾燥よりも早く乾く
長くても4時間くらいで洗濯〜乾燥ができるので、毎週末にシーツを洗うことができます。
僕はダブルベッド用のボックスシーツを使っていて、サイズが大きい。自然乾燥だと干すためのスペースもとるし、乾かすための時間もかかります。なので、これを洗っちゃうと他の洗濯物が進まなくなってしまうのが想像できます。
しかし、ドラム式洗濯乾燥機だと、他の洗濯物と一緒にシーツを放り込んでおけば、4時間少々できれいになります。ちょっと外出している間にシーツまで洗えると、かなりQOLが上がると思いますよ。
ドラム式洗濯乾燥機がない生活は想像もつかない
このように、精神的にも時間的にも、洗濯にかかる負担を最小限に抑えることができていて、ドラム式洗濯乾燥機がない生活は想像もつきません。
「時間と手間をお金で買う」という意味で、ドラム式洗濯乾燥機に20万円前後を出す価値は十分にあると思います。洗濯物を干すのが好きな人には必要ないかもしれないけれど、面倒に感じている人には十分にその価値を見いだすことができるかと。
ただ、まだ10か月なのでまったく問題なく動いていますが、ドラムの耐久性が少し心配です。
ひとり暮らしで洗濯物の量は多くなく、2〜3日に1度だけ回すような頻度で使っているので、酷使しているわけではありません。なので、今のところは大きな心配ではないかなと思っています。
思いがけない恩恵
ただ単に、「洗濯にかかる手間を省きたい」という目的で購入したのですが、買う前には思ってもいなかった恩恵がありました。それは——
- 洗濯物がふわふわになる
- 「においすっきりモード」と「つけおきモード」が優秀
これら2点です。
洗濯物がふわふわになる
まず1点目は「洗濯物がふわふわになる」というところです。
いつも使っている無印良品のふわふわのバスタオル。先日、これを自然乾燥してみました。年末の帰省のタイミングで乾燥までかける時間がなく、脱水までやって風呂場に干しておいたんです。
年が明けて帰ってみると、いつもとうって変わってガビガビになってるバスタオルの姿がありました。これじゃ使えないなと思ってもう一度洗濯→乾燥をやってみると、いつものふわふわの状態に。
このバスタオルがふわふわだったのは、タオルのクオリティの問題ではなくて、Cubleが優秀だったのか!——そんなことに気づかされたエピソードです。
「においすっきりモード」と「つけおきモード」が優秀
Cubleには40度のお湯で洗うモードがあるんです。僕がよく使うのは「においすっきりモード」と「つけおきモード」の2つ。
前者は40度のお湯で比較的短時間に洗うモードで、かかる時間は普段の洗濯→乾燥よりも少し長いくらい。普通の洗濯では落ちない(落ちたと思ってもしばらく置いておくと復活する)皮脂由来のにおいがきれいさっぱりなくなります。
一方、後者は8時間くらいかけて40度のお湯につけおきし、じっくりと汚れを落とすモードです。こちらは、においはもちろんですが、黄ばんだ白シャツの襟の部分とかが真っ白になります。
このような「お湯で洗うモード」がかなり優秀で、よく使っています。
少し面倒に感じた点
構造上仕方のないことですが、フィルターの掃除が少し面倒です。
「定期的に掃除する」とかではなくて、「乾燥をかける度」に毎回フィルターを掃除する必要があります。この点が少し面倒に感じています。(もしこのフィルターがなかったら空気中にホコリが放出されてしまうので、大変なことになるけれど)
しかし、僕はダイソンのハンディクリーナーでさっと吸うだけので、時間的には1分くらいでできるし、洗濯物を干す手間と比較するとこれくらいどうってことないと思っています。
洗濯機に20万円を払う価値があるか
まぁ、価値があると思ったから買いました。それで、10か月間実際に使ってみて、やっぱりその価値はあると思います。
仮に、1回の洗濯物を干すのにかかる時間が30分として、(僕のペースだと)月に15回洗濯するとする。このように仮定すると、洗濯物を干すのにかかる時間は7.5 hr/monthです。つまり、90 hr/yearということ。
Panasonicの洗濯機の耐用年数は7年らしいので、7年間で630時間=26.25日です。ほぼ1か月に相当するし、毎日洗濯するする人ならその2倍になります。
人生のうちの1〜2か月間を20万円で買うことができると思うと、激安だと思いませんか? そこで空いた時間をスキルアップに使ってもいいし、彼女といろんな思い出を作りに行ってもいい。
さらに、ドラム式洗濯乾燥機のメリットは時短だけではなくて、前述した「思いがけない恩恵」もあります。そういうのも全部引っくるめて20万円だと思うと、実はこれ無料なんじゃないか?と思うんです。
だから、迷っている人がいたら今すぐ買っていいと思います。「今使っている洗濯機がまだ使えるから…」とか関係なくて、むしろ買わないと損するレベルのモノだと言っても過言ではない。
僕がひとつの商品に対してここまで強く言うのは珍しいですけど、その価値は十分すぎるほどにあると思っています。ここ2〜3年のうちに買ったモノで「いちばん買ってよかったモノ」だと、胸を張って言うことができます。それだけは間違いありません。