毎年恒例の昭和記念公園に、今年も行きました。
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今年も秋の昭和記念公園へ
秋といえば紅葉、紅葉といえば昭和記念公園ということで、例年に倣って今年も行ってきました。
訪れたのは12月の頭です。住んでいる横浜ではちょうどイチョウ並木の見頃を迎えそうなタイミングだったのですが、立川にある昭和記念公園ではどういうことか、もう終わりかけのタイミングだったのです。
まあ、事前に公式サイトを確認した上での訪問だったので、そんな状況であることはもちろん把握していました。とはいえ、まだまだきれいな場所もたくさんあったので、いつものように写真をお届けします。
今回の機材
今回の機材は、FUJIFILM X-T4に中望遠の単焦点を付けて行きました。ただ、それだけでは不便なのが目に見えていたので、FUJIFILM X100VIも一緒に持って行きました。
標準域はX100VI(高画素機なのである程度クロップしてもいいし)、中望遠はX-T4で、という使い分けです。これが結構使いやすかったので、またどこかに行くときもそうしよう。
- FUJIFILM X-T4 + Tokina atx-m 56mm F1.4 X —— 換算84mm
- FUJIFILM X100VI —— 換算35mmだけどクロップして70mm相当まで実用範囲
駐車場に車を止めて、散策開始
さて、紅葉シーズンも終わりつつあるということで、見頃のど真ん中で訪れている例年と比べると車も少なめでした。入場口に割と近いところも空いてましたが、敢えて離れたところに止めました。ドアパン対策です。
犬にはカートに乗ってもらい、入場口に向かいます。いつものように前のめりでのご乗車、危ないのでやめてくださいー
立川口の広場もきれいな紅葉に
今回も立川口からの入場です。駐車場から入場口前の広場までやってきましたが、もうこの時点できれいな紅葉に包まれた、美しい景色が広がっていました。
入場料を払わずしてこの景色を堪能できるのだから、近所の人が羨ましい。と思ったけど、近所に住んでて頻繁にここまで来る人はきっと年パス持ってますね。それも羨ましいけど。
嘘にまみれた「見頃」
このあたりは散ってる木がほとんどでしたが、一部だけちゃんと見頃してました。ここは中望遠レンズの出番で、きれいなところだけ切り取れば分からない。うん、分からない。
いざ、入場
ペット持ち込みの誓約書を書いて、早速入場しましょうか。入場料は大人450円。ゲートのところでSuicaで払えるので、電車に乗るような感覚でさっと入場することができます。
ちなみにこのとき13時半を回ったところで、そろそろ太陽が傾いてきていい感じの光になります。のんびり準備してたら出発が遅くなってしまったけれど、結果オーライです。
立川口カナールのイチョウ並木…
入場口を入ってすぐのところにある「立川口カナール」のイチョウ並木。いきなり息を呑む景色が広がっているはずなのですが、こんな感じ。もうすっかり冬の景色に成り果てていました。
左を見る。こちらも散ってますね…
ここでも「切り取りマジック」
さて、ここのイチョウ並木も一部だけ見頃の(ように見える)木がありました。ここでも中望遠レンズによる切り取りマジック発動です。完璧だ。
かたらいのイチョウ並木を目指して進もう
この先にある「かたらいのイチョウ並木」はまだ全部散ってないようなので、そこまで歩いて進んでみます。ふれあい広場の横を通り、ふれあい橋を渡ります。もう幾度となく通った、いつもの道です。
人目につかないモミジを愛でる
ふれあい橋を渡ったら、いつもなら突き当たりの湖畔まで出るのですが、今回はその手前で曲がりました。というのも、目立たない通路の奥にもみじがきれいなエリアが目に入ったのです。多くの人は突き当たりまで進む中、ここで曲がる人は多くありません。
前ボケ、三段活用
ここは中望遠レンズの出番でしょう。持っててよかった84mm F1.4。まずは少しだけ前ボケを入れます。
もう少し入れてみる。
さらにエスカレート。さすがにやりすぎか?
ジェットコースター?
引き続き犬はカートに乗ってもらっているのですが、ちょうど下り坂だったのでジェットコースターのように走って下りてみると、とても楽しそうにしてくれました。カートに乗るの好きだねえ。
湖畔を歩く
しばらく湖畔の道が続きます。ボート乗り場を横目に、園内の奥の方へ。
このあたりは大きな葉っぱがたくさん落ちているはずなのですが、もう片付けられてしまったのでしょうか。ちょっとだけしか落ちていませんでした。いつか持って帰って家に飾ってたなあ、ここの葉っぱ。
メタセコイアに圧倒される
もう少し進むと、大きなメタセコイアの木がいくつもあるエリアに辿り着きました。ちょうど西立川口のところです。ここのメタセコイアはどの木も見頃で、思わず顔を上げながら横を通ります。
立入禁止エリアでも美しいイチョウ並木
かたらいのイチョウ並木の方向に向かっていると、途中に閉鎖されたエリアがあります。現在休止中のレインボープールなのですが、そのエリアの中にも人知れず美しいイチョウ並木が佇んでいました。誰にも見られずに最大限の美しさを表現しているその木を、遠くから写真に撮りました。
ついに「かたらいのイチョウ並木」へ
やっと「かたらいのイチョウ並木」に到着です。のんびりと約1時間も歩いてきましたが、そんなに歩いた気はしないですね。どこを見てもきれいな景色が広がっているし、それを写真に撮ることに夢中になっているからでしょうか。
そして、立川口カナールとは異なり、こちらの「かたらいのイチョウ並木」はまだまだ黄色い葉っぱがたくさん残っていました。ところどころ散ってしまっている木ももちろんありますが、中望遠レンズで偽りの見頃を作り出す必要はなさそうです。
意外と人は少ない
もう見頃が終わりかけているからか、例年訪れるときと比べて人は少ない印象でした。見頃ど真ん中だったら、もっと人がごった返していて、犬のカートで入っていくのが憚られるくらいなんですよ。だから、まだまだきれいな見頃後半に訪れるの、いいかもしれないな。
さらに進もう
さらに進みましょう。もっと遠くの日本庭園の方まで行ってしまうと帰るのが大変なので、立川口の方向に戻りながら、きれいな場所を探します。
人間だけだったら「パークトレイン」という諸刃の剣を使って立川口まで戻ることができます。けれども、パークトレインに犬は乗せられないので、僕らには「自力で歩く」以外の選択肢がないのですよ。だからあまり無理はしない。
おなかがすいた
とはいえ、お昼ご飯もまともに食べてないし、ここまで1時間以上歩いてきたわけで、おなかが空きました。ちょうど渓流広場レストランがあり、秋のおすすめ「きのことさつまいものハヤシライス」がおいしそうだったんです。
うろうろしているとちょうど席が空いたので、ここで休憩も兼ねてお昼を頂くことにしました。
「きのことさつまいものハヤシライス」を
よくあるフードコート形式で、先に注文・会計してから、料理が出てくるのを待ちます。僕はハヤシライス(950円)、妻はたこ焼き(500円)にしました。電子マネー可。
セルフサービスで席まで運びます。ハヤシライスにはたっぷりきのことさつまいもが入っていて、めちゃおいしかった。家で再現しようと思いながら食べてました。
ちょうど光がきれいな時間帯になってきました。
食べていると、僕らが乗れないパークトレインが通り過ぎていきます。前乗ったことがあるけど、結構楽しいんですよ。
あ、そうそう。せっかくなので、別のお店でチュロスも買っておきました。普通においしかった。
夕方の光になってきた
ゆっくり食べ終わった頃には15時を回っていました。最近は日が短いから、この時間帯にはもう夕方の光があたりを照らしています。
メタセコイアの横を通り、帰路につく
さて、先ほども通ったメタセコイアの木のところまで来ました。また高いところに視線を奪われながら、そろそろ立川口の方に向かって歩みを進めます。
夕方の公園を堪能して、帰ろう
湖畔を歩き、ふれあい橋を渡り、ふれあい広場を経て、立川口カナールまで戻ります。湖畔からは、ドラマチックな夕日に照らされるススキ、優雅に泳ぐように水面を進んでいくボート、そして対岸にある美しい紅葉を見ることができました。
水鳥が優雅に泳ぐ
ススキを撮っていると、その奥に水鳥(鴨なんですかね?)たちが優雅に泳いでいました。咄嗟にマニュアルフォーカスに切り替えて、ススキの向こうの鳥さんにピントを合わせます。
大きな葉っぱを観察する
いつも拾っている大きな葉っぱ、もう片付けられていると思っていましたが、端っこの方にまだありました。犬と一緒に、じっくりと観察します。
ふれあい広場でひとっ走り
さて、立川口カナール近くのふれあい広場まで戻ってきました。せっかくなので、犬にも芝生の上をたくさん走っておいてもらいましょう。
昭和記念公園にはドッグランもあるのですが、そこは地面が砂なので、かなり汚れてしまうんですよ。だからここで走ってもらいます。もちろんリードを持った人間も一緒に走ります。
また来年、美しい景色を見れることを願う
立川口まで戻ってきました。そろそろ日が暮れそうなので、帰ることにしましょう。
当たり前のように毎年秋に訪れているけれども、こうやって昭和記念公園が存在し続け、きれいな紅葉を見ることができるのも、維持管理している人がいるからだと思うのです。来年もまたこの美しい景色を見れることを願いながら、帰路につくことにしました。
横浜まで2時間弱のドライブ
立川から横浜は高速道路がないので、ひたすら一般道を進むしかありません。途中は結構渋滞しているので、35km程度を進むのに2時間もかかります。時速17.5km、自転車と一緒ですよ。
遠回りすれば高速もあるけれど、時間的なメリットは皆無。外環と圏央道の間にもう一本環状高速があればいいと思うのですが、外環すら完成していない現状を踏まえると難しいのかな。
国営昭和記念公園
広々とした国営公園。いくつもの遊歩道、自転車道、さまざまな庭園や森もあります。1日いても回りきれないくらい広いです。冬場は閉園時間が早まりますので、ご注意ください。